ジャン=ピエール・メルヴィルと植草甚一

ジャン=ピエール・メルヴィルと植草甚一

記憶の蔵 ポスター市 帳場背面

「記憶の蔵 映画ポスター市」が、本日いよいよ幕を開けました。オープン直後の喧騒も落ち着き、帳場でのんびりしているのですが、その背後にはこんなパンフレットを飾ってみました。左が、ジャン=ピエール・メルヴィル監督『ギャング』のパンフレット、そして右は『ヘラルド・シネフレンド』第10号の中綴じ付録、同じ映画のフランス本国版ポスター?のリプリント。買い取りの仕分けをして以来、ずっとこんなふうに並べてみたかったので、達成感はかなりのものです(笑)

『ヘラルド・シネフレンド』という冊子のことは今回初めて知ったのですが、巻頭には植草甚一が「なぜメルヴィル映画は面白いのか?」を寄稿してますし、表2にはサントラ盤の広告まで載っていて、メルヴィル・ファンにとっては、ある意味パンフレット以上に貴重かも。

「彼の作品は9本のうち、たった2本しか見ていない。それなのにどうして、メルヴィルらしいな、と思って感心してしまうのだろうか?」

と語る、1967年の植草さん。もし『マンハッタンの二人の男』がリアルタイムで日本公開されていたら、どのような文章を書かれただろう、とあれこれ妄想をふくらませました。

あとこの記事でどうにも可笑しいのは「ジャン・ピエール・メルヴィルと筆者」と題された写真。キャプションのつけ方も含め、素晴らしいセンスだと思います(笑)

植草甚一「なぜメルヴィル映画は面白いのか?」(『ヘラルド・シネフレンド』第10号)

『ギャング』サントラ盤広告