文京区議のみなさまに、安保法案の国会審議についてお訊ねしました。

安保法案が可決された(違う違う、まだ認めてません!)2015年9月17日、私たちはどうにも不安になり、文京区議会議員 34名の皆様へ下記のメールをお送りしました。

文京区在住、千駄木で古書ほうろうという古書店を営んでおります宮地と申します。

身近な存在である文京区議の方々のご意見をうかがいたく、お便りさせていただきました。
当店のFacebookなどへの公開を前提にお訊ねいたします。

◎ 本日行われた安保法制の採決(されたかどうかは疑問ですが)、および、そこに至る審
  議のすすめ方、経緯について、ご意見をお聞かせください。

短くてもかまいませんので、ご返信をお待ちしております。

2015年9月17日
宮地健太郎・美華子

2015年10月10日現在、宮崎文雄、西村修、金子てるよし、品田ひでこ、山本一仁、浅田保雄、田中かすみ、8名の皆様から、メールへのご返信、あるいは何らかの方法で直接リアクションいただいています。(読みやすさを考慮し敬称を省略させていただきます。)
お忙しいなか誠にありがとうございました。

このアクションは、身近な議員の方々がどのようにお考えなのかをお訊ねしたかったのと、私たちの不安を伝えるためのささやかながら勇気を奮い立たせた行為で、それぞれのご返答を批評するためのものではありません。お読みいただける場合は、みなさまそれぞれが感じ、何かに繋げ、また、この行為が正しいかどうかはわかりませんが、何らかのかたちで政治家に声を届けるための事例として受け取ってくださればと思います。
ご返答いただいた順に掲載します。

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区議会の宮崎です、昨日も今日(9月17日)も国会議事堂のデモに参加しています。facebook見てください。
(宮崎文雄さんから、facebookの記事へ直接コメントいただきました。)

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核を持つことでもなく、互いに威嚇する事でもなく、真の外交とは、仲良くする事

あれだけの犠牲者がでて、いまそれを忘れ、まるで戦争をあおるような国の行方

アメリカを最大限に利用し、戦争が起きない平和な世の中

日本は東洋思想の原点に戻り、今一度真の平和について考え直すべきであり、さらなる国家予算を軍事費に費やしてはなりまん

わたしは、軍事費もそうですが、地方議員の中で、医療費の削減無くして日本の健全化は、無しと訴え続ける唯一の議員。

明治維新以降、二千年を越す古代から伝わる東洋思想を忘れ、西洋の文化を優先させた

さらには、マッカーサーが牛耳り、さらには小泉純一郎がアメリカに日本をすべて渡してしまった

いまこそアメリカと良い意味で対等に付き合い、時にはノーと言える政治をやらねばなりません

よってわたしは、断固として安保法案改正には反対をいたします
文京区議会
西村修

(強行採決についてご意見をお聞かせください。)

わたしは、文京区生まれ育ちですが、縁があり広島六区選出、亀井静香代議士の直系の子分であります。
ですので、小泉、竹中改革から間違いだらけの日本に反対意見を持つものであります。
いま、安倍さんのされていることは、まさに第二の小泉路線であります。電通という、いうなれば、アメリカに支配されたCIAのエージェントによって、日本は完全に踊らされています。
いまこそ目を覚まさねばなりません

西村修

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 今日の採決強行には怒り心頭です。今、区議会の準備で区役所にいますが国会前に
今すぐ行きたいです。
わたしを含む共産党7人の区議からの返信として受け取ってください。

日本共産党 区議会議員 金子てるよし

国民の6割以上が、今の国会での成立に反対する中で、憲法違反であることが明瞭な法案を、地方公聴会の翌日に、強行採決したことは、言語道断で前代未聞の暴挙です。
参議院特別委員会では公聴会での発言を踏まえた審議や国会を無視した自衛隊の暴走の徹底究明を確認していたといいます。それなのに、野党の審議継続の要求を一方的に与党が断ち切きった運営にはひとかけらの道理もありません。
安倍政権とその暴走に加担する勢力に未来はありません。
私たち、日本共産党文京区議団は法案が国会に提出された直後から、独自に街頭宣伝を行うとともに、各種集会などにも参加してきました。また国会審議が進む中で、「安保法案どう思う?シール投票」街頭宣伝に初めて取り組みママグループから協力を呼びかけられ参加し、他会派との共同での「安保法案廃案求める宣伝」に取り組んできました。また、文京区議会は7月10日に「安保法案の廃案求める要望書」を区議会議長名で政府へ送りました。
立憲主義と国民多数の声に基づく民主主義の政治を実現する戦いはこれからが本番です。そのための共同を引き続き広げ、全力でがんばる決意です。

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メール拝受しました。
簡単に書かせて頂きます。
宜しくお願いします。

安保法案には反対です。

昨日の委員会の採決は、「日本の国会は三流以下」を全世界に示したもの。
何を委員長が言っているのかも聞こえない中で
暴力的な採決で「可決」には相当ないと考えます。

私自身も各委員会の委員長を務めた経験がありますが
委員会運営は、委員長の見識を問われる大事な委員会を仕切るわけです。
今回の委員会は、全く運営そのものが間違っています。

永田町の議論は、国会議員の数の上で可決は可能でしょうが
国民の意識や疑問に大きく格差が生じている以上
この法案を今国会で可決するのは、いかがなものかと考えます。

勿論、自衛隊の方たちの災害時の活躍等、大いに評価して期待しています。
それだけに戦争には行ってほしくないと考えます。

文京区議会議員 品田ひでこ

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やはり、数の力には敵いません!
このことを次の選挙で国民の皆様に判断をしてもらうしかありません。
(山本一仁さん)

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古書ほうろう さま

平和憲法を否定し、集団的自衛権の行使、戦争への加担は絶対に許しません。

文京区は、全ての施策遂行において立憲主義に基づいています。そして、平和憲法の
基「真の恒久平和を実現することは、人類共通の願いであるとともに文京区民の悲
願」とする非核平和都市宣言をうたっています。ところが、戦争法案の制定におい
て、政府は、憲法を蹂躙し、立憲主義を否定するという事態に陥っています。区は、
全ての区行政運営において、平和憲法を擁護し立憲主義守る立場にあります。
私は、地方自治体の議員として、立憲主義を貫き国に追随しない行政運営を目指しま
す。

文京区議会議員
浅田 保雄

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田中かすみさんは、直接の対話を大切にしたいとのことで、ご来店くださいました。店は営業中でしたが、自民、公明の議員の方からは唯一のリアクションでしたので、2時間ほどお時間をいただき、帳場の前で意見、質問させていただきました。
ただし、あくまで対話を大切にし、質問には直接ご返答したいとのことでしたので、他の方とは違う対応になってしまいますが、こちらでの公開は控えることにしました。

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以上です。

金子てるよしさんのご返信には、“わたしを含む共産党7人の区議からの返信として受け取ってください。”とありましたので、福手裕子、萬立幹夫、関川けさ子、国府田久美子、板倉美千代、島元雅夫の6名のみなさまからも、間接的にご意見をうかがったことになるでしょうか。
個人のご意見もうかがいたかったのですが、公開を前提にお訊ねしてしまったことと、お忙しい中、お時間割いてくださっているので質問は繰り返していません。

ご返信いただいていないのは、佐藤ごういち、山田ひろこ、市村やすとし、海津敦子、藤原美佐子、森守、田中としかね、海老澤敬子、渡辺智子、松下純子、上田ゆきこ、高山泰三、山本一仁、名取顕一、白石英行、松丸昌史、若井宣一、前田くにひろ、渡辺雅史、田中和子の20名の皆様です。

以下の名簿を参照しました。
文京区議会議員名簿
http://www.city.bunkyo.lg.jp/kugikai/meibo.html