日々録」カテゴリーアーカイブ

2月第2週

2/6
これを書いているのは2/9。だんだん日記が追いつかなくなっている。
この日は、2週間くらい前にごはんを温めようとしたら突然異臭を漂わせながら永遠の眠りにつかれたオーブンレンジを買いにヨドバシさんへ。レンジを使わない生活に憧れ、これがいい機会かとも思ったが、この2週間で自分たちの生活が想像以上に温めに依存しているか思い知ることに。いまは便利脱出に時間をかけられないので、引き続き依存をよしとする。
ヨドバシでは、中国系の店員さんが、「調理、焼くのどちらがメイン?」「上位機種だと〜〜」「そこまで機能いらなければ、こちらが一番」と的確に導いてくださった。といっても安い買い物ではないので、宮地さんとメッセージでやりとりし決断。使う機会を逸し続けてきた商品券で買えたらなぁと思い持参したが、百貨店系はダメで、使えるのはクレジットカード系のものだけとのことで1万円分だけ商品券を使う。
空気清浄機売り場にも寄る。自分たちでも手に届くものなのか調査。空気を浄化するためのものと、浄化+オゾンや次亜塩素酸の殺菌?効果のある空気を吐き出すものの2種類あるとのことで、店での有効性を考えると後者か。低濃度だとしても次亜塩素酸??と思うが、オゾンは大丈夫なのか。調べないと。価格は10万円代、20万はしなさそうだが、年一度のフィルター考案が必要。国はマスク外せというなら、全額助成すべきと思う。
ヨドバシ後は店で別注オヤのSTORESへの登録をコツコツと。ノンホールピアスの写真を残し完了。やっと。

2/7
大竹昭子さんのカタリココ文庫『絵にしかできない』を読み俄然興味が湧いた、諏訪敦個展『眼窩裏の火事』を観に宮地さんと府中市美術館へ。
美術館建物内の「府中乃森珈琲店」では、諏訪敦『眼窩裏の火事』に合わせて「内から燃える火事」を表現した「紅鍋」ランチプレートが限定メニューになっており、滑り込みで1人分ありつけた。もう一つはキッシュプレート。テラス席もあり、暖かい日だったので、ご機嫌な休日気分。久しぶりの外食。
本命の展示、観たかったのは棄民シリーズ。死を悟った父が残した手記から、旧満州の日本人難民収容所で母親と弟を亡くす壮絶な体験を知ることとなり手がけた作品。諏訪自身も中国へ渡り膨大な時間をかけて実地調査を重ねたうえで描かれたそうだ。
死にゆく祖母の姿が一枚の絵に幾層にも重ねて描かれている。
カタリココ文庫でそのくだりを読み、見たいと思ったのだった。実際、展示も工夫されていて、書き重ねられた絵もモニターに映し出されていたけれど、カタリココ文庫を読まなければ、あの場だけでは自分にはあまり理解できなかった気もする。
静物画の一群は、諏訪地自身が抱える閃輝暗点という血流異常からくる眼の症状に起因した視界で揺らぐ光のようなものが描かれており、実際には見えないものだけれど、描かれたことでよりリアルになるような不思議な感覚を得た。
展覧会自体は大きくなかったけど、やはり疲労。府中駅の喫茶店で休憩。
ふたりとも復活したので、三軒茶屋に出て「続セタガヤママ」展へはしご。平野公子さんが週一で自宅を開放した文庫「子どもザウルス」から、あめの会、セタガヤママ、あめの会通信、あめつうしんと、それぞれに実践が重ねられ続いてきた〝生活の実験〟。(考えることも大事だけど)気がついたら動いていた、というライブ感が伝わってきて楽しい展示だった。柳生弦一郎「ゲンイチロウのぬりえ」コーナーもあり、宮地さんと没頭してしまう。
三軒茶屋で夕御飯を食べようとしてお店を探したけれど、平日なのにどこも満員的に繁盛してて退散。途中永田町のエキナカでお蕎麦を食べて帰る。

2/8
テイクアウトカップを買いに合羽橋。シモジマの売り場が縮小してしまったのは、前回も行って知っているが選択肢が減るのは、時世的にも一層寂しく感じる。
合羽橋は、刃物屋さん(包丁)がまた増えたような。海外からの観光客に人気なのだ。
テレビの撮影でクルーがたくさん。通行規制などしていて、すみません、と言ってるクルーがちょっと邪魔だったりする。テレビ業界の我が物顔な雰囲気、変わらないなぁと思う。
合羽橋のあとは店に戻り、羊羹2種とも仕込み。

2/9
25周年ニコニコ大感謝祭後半スタート。
今週は、「ニコニコ現金払いで25%オフになります」ときちんと口に出すのが目標。
まかないは、豚バラとセロリ長芋ニラのあんかけごはん。
池之端への移転を手伝ってくれた友人たちが、3人たまたま同じタイミングで来てくれた。二人だけではほんと続けられなかったと思う。
明日は雪予報なので、宮地さんは明日の出張買取を延期してもらう。
ニコニコで買い物してくれた友人が、新潟の燕市(旧分水町)にいちじく餡を寒天で固めたいちじく羊羹があると教えてくれた。検索したら、透明な羊羹がたくさん出てきた。いちじくが特産なのだなぁ。贅沢だ。今度取り寄せてみよう。
外の500均レコードから『ベスト・オブ・ブレッド』をお買い上げのお客さまが、お会計後に突如、ジャケットのメンバーの一人ドラマーのマイク・ボッツ指差し「ぼくの友人なのです」と。以前アメリカでレストランをしていた時に常連さんだったのだそう。弥生美術館に行く途中、たまたま通りかかり目があったのだそう。プレーヤー持ってないけど大切にします、と。そんな再会もあるのだなぁ。

2/10
予報通り朝から雪でふたりともバス出勤。
わたしはやや遅刻し、店に着いたら喫茶のお客さまがお待ちで慌てて準備。その後もお客さまが続き雪の日の開店直後まさかの忙しさだった。
雪は早めに雨に転じたものの、開店直後が一番賑わっていた不思議な一日だった。
不忍ブックストリートMAP今年版の広告案が、昨晩やっと降臨したので、頭のなかの形が崩れないうちに作りはじめる。Photoshopは、毎度適当に操作してるのでいつまで経っても思い通りの作業ができず、ただ黒く塗りつぶしたいだけで、時間を食ってしまったけどなんとかなりそう。
昨晩捏ねて寝かせたピザ生地を下焼き。

2/11
父から掃除機の替えパックのことで電話。マキタの掃除機なので、スーパーなどでは入手しづらいので、行った時に時々チェックしていたが、タイミング合わず。ヘルパーさんが生協で買えますと仰ってくださったので、今回はお願いすることに。

ニコニコ大感謝祭は残り二日。
寺嶋さんが早い時間にケーキサンドを納品くださった。昨晩はピザで、羊羹を仕込めなかったのでケーキサンドを切らさずに済みとても助かった。

岸野雄一さんのご実家の喫茶店メニューのホットドッグがタイムラインに流れてきて、思わず拡大して凝視してしまう。おいしそう。
そうしたらなんと数時間後に、友人夫妻が「おみやげ〜」と差し入れてくれてとてもびっくり。甘めのふかふかパンにジューシーなソーセージ。ひと手間かけられたキャベツも相まってうまうま。
夕方は近所の友人一家が来てくれて、会うたびに身長が伸びている生まれる前から知っているお子が、京浜東北線快速の田端から上野駅までの車内アナウンスを披露してくれる。英語のアナウンスも再現し、共通の友人と思わず声を上げてしまう。
入れ替わり友人、知人たちたくさん来てくださる。

2/12
ニコニコ大感謝祭最終日。
今日は、この本ずっと探してたんです!とうれしそうに声をかけてくださるお客さまが多かった。
どのくらいの方が来てくださるのか想像もつかなかったが、たくさんのお客さまにお運びいただいた。
しみじみありがたかった。たのしかったなぁ。