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蕗谷虹児の震災絵葉書展 11月2⽇〜12⽉8⽇

11/02 - 12/08

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地域雑誌『谷中根津千駄木』(通称谷根千)のことで、お客さまの吉川仁さまとのメールのなかで、蕗谷虹児の震災画集を額装し、解説を書くために資料を探していると教えていただき、その流れから古書ほうろうでも展示をさせていただけることになりました。

〝このたび、関東大震災直後に発行された蕗谷虹児(1898-1979、大正ロマン&昭和モダンの代表的画家)氏作の震災画(絵葉書16枚)を展示できるようにしました。彼は当時25歳、駒込坂下(現・千駄木三丁目)にいて被災直後から焼け跡を巡り、第一集の被災直後〜第四集復興まで時間経過に即した情景やイメージを、被災者の心情に寄り添って詩情溢れる画で表現しました。(吉川仁さまFaceBookより)〟

 ◾️展 ⽰:蕗⾕虹児「震災画集」第⼀〜四輯及び関連資料
 ◾️期 間:2024年11⽉2⽇(⼟)〜12⽉8⽇(⽇)12〜20時(⽉⽕休+11/20,21休み)
 ◾️所在地:台東区池之端2-1-45-104(東京⼤学池之端⾨前)→アクセス

1898年新潟に生まれた蕗谷虹児は、上京後24歳で結婚した当初、駒込坂下町(千駄木三丁目)に住み、そこで関東大震災に遭い、絨毯やゴザなどを持って家族や近所の人たちと上野公園へ避難したようです。

結婚前は「根津権現脇→一時樺太→白山に間借り→芝金杉に間借り→下根岸→谷中。そして駒込坂下町、震災後『金の船』の編集所となっていた本郷区(現・文京区)根津宮永町29の斎藤佐次郎宅に妻子とともに数日間避難していたと吉川さんから教えていただき、いまの自分たちと同じような圏内で生活していたことを知り、俄然親近感が湧いてきました。

震災画ですが、3集4集と世の中が復興に向かいはじめると、ひょっとするとエールの気持ちも込められていたのか、とても美しい絵になっていて瞠目しました。
パネルにしてくださっている「轉げある記」は、とてもユーモラスな視点で震災の臨場感が書かれています。

蕗谷虹児の才能を見出し、雑誌『少女画報』などを紹介した竹久夢二の『東京災難画信』も在庫してましたので一緒に並べています。

⽵久夢⼆美術館(弥生美術館)では「竹久夢二⽣誕140年×読売新聞創刊150年」展も開催中ですので、ハシゴをお薦めします!

また、平塚市美術館では「大正・昭和のモダニスト蕗谷虹児展」が開かれています。
弥生美術館からも蕗谷虹児の作品、資料が41点出品されているそうです。
https://www.artpr.jp/hiratsuka-art/fukiyakoji2024

詳細

開始:
11/02
終了:
12/08
費用:
Free
イベントカテゴリー:

会場

古書ほうろう
池之端2-1-45 東京大学池之端門前
台東区, 東京都 110-0008 日本
+ Google マップ
Phone
03-3824-3388
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