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◆ 手しごとバザール ◆ クルドのおかあさんによる伝統レース編み「オヤ」◆
2020/12/12 - 2021/02/28
日本在住のクルド難民のご家族のおかあさんが、お子さんの学費を工面するため、代々受け継がれている伝統編み「オヤ」の技法で一点一点制作されている作品を展示販売します。
追記:オンラインからもご注文戴けるようになりました(おかげさまでスカーフは完売となっております)。⇒ https://koshohoro.stores.jp/
写真家でパレスチナの人々の素顔を伝える『パレスチナの ちいさな いとなみ』『パレスチナ・そこにある日常』などの著者・高橋美香さんが、ご家族と親しくお付き合いするなかで少しでも助けになればとのお気持ちから販売サポートをなさっていて、以前からご著書をお取り扱いしているご縁で当店でも販売させていただくことになったものです。⇒ 高橋美香さんの写真展「パレスチナの人びと」(2/28まで)もスタートしました。
春先に「店に置いてもらえるかしら」と高橋さんの本の編集をしている友人の包みから現れたオヤを初めて見た瞬間、繊細なレース編みに心を奪われました。しかし、展示の方法を考えているうちにコロナの臨時休業に入ってしまいました。 先行きの見えない不安のなかで、手しごとで一目一目編まれた色とりどりのネックレスを改めて手にしたときに、繊細でありながら、さまざまな困難におかれながらも針を動かし生き抜いているクルドの女性たちの屈しない力強さが伝わってきて、その時にお預かりしていた10点のネックレスを、つき動かされるように夢中でツイッターにアップしました。友人知人をはじめ、高橋美香さんと旧知の方や、遠方の方まで思いがけずたくさんのご覧いただきお買い上げいただくことができました。ツイッター上やメールで言葉を交わすことができおかげで寄る辺ない日々を過ごすことができました。手しごとの底力だと思っています。
しばらく新作はないかもと聞いていたのですが、おかあさんは手を動かし続けていらっしゃったようで、先日高橋美香さんが新作をドドンと届けてくださいました。しかも今回はネックレスのほか、ブレスレット、ストラップ、オヤの縁飾りをほどこしたスカーフもあってにぎやかです!
またまた感染が心配な状況になってしまいふたたび臨時休業に入ってしまうかもしれませんが、その時はその時として、直接手にとってご覧いただけるよう店頭にディスプレイしてみました。
ご来店くださることがありましたら、トルコ、クルドに伝わる繊細な手編みをご覧になってみてください。
前回のお客さまの中には、お子さんと相談して選んでくださったお母さんもいらっしゃいました。
会期は決めずできるだけたくさん販売できるようオンラインでもご紹介できればと思っていますしていく予定です。
春の分はお預かりした寄付と合わせ、26,500円をおかあさんにお渡しすることができました。今回も売り上げから、販売手数料をお引きした全額がおかあさんに渡ります。
春のオンライン展示の様子はこちらからご覧いただけます。
(ご紹介している作品はすべて売り切れています。)