関東大震災から100年目の今年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』（通称：谷根千）でこの町の歴史を掘り起こしてこられた森まゆみさんによる『聞き書き・関東大震災』が亜紀書房より刊行されました。

『 聞き書き・関東大震災』亜紀書房サイトへ

『谷根千』では、24号の特集「関東大震災に学ぶ」を始め、様々なかたちでその記憶を記録してきましたが、この本では、未掲載の証言や、『古老がつづる 下谷・浅草の明治、大正、昭和』（台東区下町風俗資料館）、『文京の震災戦災体験記　私の体験談』（文京区教育委員会）、駒込曙町に住んでいた寺田寅彦の文章なども交え再構成し、より多角的にこの地域で何が起きていたのかを追体験できる一冊となりました。

刊行にあたり、森まゆみさんからお話を聞く機会を設けます。
こんなにずっとご近所なのに、古書ほうろうでの森さん単独のトークははじめて。
どうぞみなさま、ご参加ください。

［日時］2023年10月23日（月）19時〜（開場は18時半／21時頃終了予定）
［会場］古書ほうろう　台東区池之端2−1−45　東京大学池之端門前
アクセス→＊
［入場料］1500円（当日帳場にてお支払いください。）

［お申込み方法］
下記のいずれかの方法で、お名前、メールアドレス、人数、当日ご連絡できるお電話番号をお知らせください。

・古書ほうろう店頭（水〜日の12〜20時）
・お電話（03 3824 3388／水〜日の13〜20時）
・お申込みフォーム→＊（Googleのフォームが開きます）

すべてにお応えできないかもしれませんが、トークに向けて、森さんに訊きたいことなどございましたらお書き添えください。

定員に達しましたので受付は終了しました。

—
森 まゆみ（もり・まゆみ）
1954年生まれ。中学生の時に大杉栄や伊藤野枝、林芙美子を知り、アナキズムに関心を持つ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。
その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』（ちくま文庫）が生まれ、その後『鷗外の坂』（芸術選奨文部大臣新人賞）、『彰義隊遺聞』（集英社文庫）、『「青鞜」の冒険』（集英社文庫、紫式部文学賞受賞）、『暗い時代の人々』『谷根千のイロハ』『聖子』（亜紀書房）、『子規の音』（新潮文庫）などを送り出している。
近著に『路上のポルトレ』（羽鳥書店）、『しごと放浪記』（集英社インターナショナル）、『京都府案内』（世界思想社）がある。数々の震災復興建築の保存にもかかわってきた。