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高橋美香写真展「パレスチナの人びと」1/13〜2/28
2021/01/13 - 2021/02/28
店内で昨年末からスタートした〈クルドのおかあさんによる伝統レース編み「オヤ」〉展示販売に合わせ、おかあさんの作品販売をサポートしている写真家の高橋美香さんの写真展「パレスチナの人びと」を開催します。
2021年1月13日(水)〜2月28日(日)
12:00〜20:00/月火定休(祝日の場合も定休)
日曜日の15〜16時あたりのほんの一瞬にお客様が集中してしまうことがございます。ご来店の際の参考になさってください。
会期中でも新型コロナ感染の拡大に伴い、休業になる可能性もございます。その際は、HP、ツイッターで事前に告知いたします。
ご著書『パレスチナのちいさないとなみ』(かもがわ出版/共著者 皆川万葉)、『パレスチナ・そこにある日常』(未來社)は、当店でも扱わせていただいてますが、「オヤ」をお預かりした時から、パレスチナをテーマになさっている美香さんがどうしてクルドのおかあさんの作品を?という素朴な疑問がありました。(この文章の下に美香さんに寄せていただいた「クルド難民の友人一家との出会い」を掲載しました。)
秋になって高橋美香さんと初めてお目にかかる機会に恵まれ、美香さんの細やかな目配りや、懐の深いお人柄に惹かれ、美香さんの本に登場するパレスチナの人びとに一層親しみを感じるようになりました。自分にとって途方もなく複雑な「パレスチナ問題」が多少なりとも理解できるようになったのは美香さんの本のおかげでしたので、そうだ、美香さんからお預かりしたオヤが店内に飾られているときに、美香さんのこと、これまで美香さんのお仕事を知らなかった方に知っていただく機会がつくれたらできたらいいな、と思うようになりました。
美香さんにお声がけをしたのは、秋深く新型コロナが再拡大しはじめていたころ。逡巡しながらのお誘いでしたが、すぐに前向きなお返事をくださり展示内容を検討してくださいました。
最終的に、“こんなご時世なので、分
クルドとパレスチナ、美香さんが関わっていることがだけが共通点の展示ですが、複雑で困難な問題としてニュースで耳にすることが多いクルドやパレスチナを、伝統技法の手芸や、子どもの瞳の深さ、大人たちの日常の一コマを入口に、想いを馳せたり、美香さんの本を開くきっかけになればうれしいです。(古書ほうろう 宮地美華子)
残念ながらコロナの状況が好転しそうにないため、リスク回避のため、会期中の高橋美香さんの在店日は設けないことにしました。またご来店の呼びかけもなるべくしない表向きは静的な展示となりますが、美香さんが今回のために書いてくださったキャプションもまたすばらしく、ひとりでも多くの方に読んでいただくため、ツイッターのタイムラインを使ってご紹介していければと思っています。☞ タイムライン展スタートしました!
ご来店いただいた方は、無料配布のキャプション冊子を読みながらご覧いただけます。(美香さんから届いたパレスチナ料理のレシピ付きです!)
今回の展示に際し、美香さんの著書全点と、ポストカード、パレスチナ手刺繍のコインケース(美香さんのお手元分すべて)を販売しています。美香さんからお預かりした分(一部はほうろう在庫になります)の売上げは全額美香さんにお渡しします。少しでも興味をお持ちくださったらこの機会にぜひお求めください!(本をお買い上げの方には先着で、美香さんのポストカードを進呈いたします!)
オンラインストアを開きました。まずはパレスチナ手刺繍のコインケースのみですが、書籍も順次アップいたします。☞ https://koshohoro.stores.jp/
高橋美香さんの著作
『パレスチナのちいさないとなみ』(皆川万葉さんとの共著/かもがわ出版)
『それでもパレスチナに木を植える』『パレスチナ・そこにある日常』(未來社)
写真集『ボクラ 明日、パレスチナで』(ビーナイス)
高橋美香プロフィール
パレスチナを初めて「知った」のは第一次インティファーダをテレビで観た中学生のころ。同年代の子どもたちが戦車に向かって石を投げている姿に衝撃を受けた。以来「パレスチナ」「難民」というキーワードがなんとなく気になるように。
高校時代はバイトとミニコミ誌発行と旅に明け暮れ、初めて「文章でひとになにかを伝える」ことの面白さを知る。高校卒業後、某校の「ルポライター専攻科」で学ぶために上京。そこで「食えても、食えなくても一生追えるテーマを持て。持てないようならこの道はあきらめろ」と言われ、パレスチナを「一生のテーマ」として再び意識する。同じころ、写真の授業で暗室作業に夢中になるとともに、写真家・長倉洋海さんの著作や写真展に出会い、強く影響を受ける。その後、アラビア語や中東政治を学ぶために大学の国際関係学部へ進学。大学時代はチェ・ゲバラ、マルコス副司令官(サパティスタ民族解放軍)、ロバート・キャパに憧れ、カメラを片手にアジア、中東、中米諸国を旅する。
大学卒業後の二〇〇〇~二〇〇一年エジプトでアラビア語を学び、伝統芸能スーフィダンスの撮影を始める。パレスチナを初訪問。以来、継続的に現地の人びとと生活をともにしながら、生活のなかから見える「パレスチナ問題」を撮影、取材している。
『パレスチナのちいさないとなみ』(かもがわ出版)より
アフガニスタン山の学校支援の会運営委員
ブログ「世界の笑顔に出会いたい」
Twitter @mikairvmest