今回ツイッターのスレッドでご紹介させていただいた作品は、当店でも『パレスチナのちいさないとなみ』、『パレスチナ・そこにある日常』を扱わせていただいたことのある写真家の高橋美香さんさんのクルド人ご家族支援活動のサポートとして、高橋さんの書籍編集をしている友人が持ってきてくださったものです。
「お店で扱えるかしら」と、友人の手提げから取り出された繊細なレースのネックレスに、一瞬で心を奪われてしまいました。
糸の配色やモチーフがどうしようもなく乙女心くすぐるレース編みは、トルコ・クルドの母から娘へ代々伝えられてきた「オヤ」と呼ばれる技法で、〝嫁入り道具として家のなかのものを自分自身や母親が仕立ててオヤで飾り付けて用意する〟のだと高橋さんに教えていただきました。
「クルド」というと、トルコ、イラン、イラク、シリアの4カ国にまたがる山岳に住む国を持たない民、バフマン・ゴバディの映画のほかは、どうしても入管への長期収容などを連想をしてしまいがちでしたが、これらの華やかな作品からは、手を動かしながら世間話に花を咲かせる女性たちの声が聴こえてくるようで、親近感がこみあげてきました。
4月に入ったら店頭でミニ展覧会をしようと構想を膨らませていましたが、新型コロナの感染抑制のため急遽店の営業を見合わせることにしたため、4月16日からツイッターのタイムライン展覧会へと切り替えました。
美しいオヤを毎日手にしてご紹介することで、また、思いがけずたくさんの方にご覧いただき、よろこびの声を届けてくださったことで、わたしもずいぶん救われました。ご覧くださったみなさまと、まだお会いしたことのない製作者のお母さん、高橋さん、友人に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
お預かりした作品はすべてこちらのページからご注文いただけます。
売り上げから、消費税と経費を差し引いた全額をお母さんにお渡しします。
下方のサムネイルをクリックしていただくと、詳細ページが開きますので、開いたページの下方にあるフォームよりお申込みください。誠に勝手ながら、今回のご購入は、お一人1点とさせてください。
またサムネイル一覧のさらに下にスクロールしていただくと、高橋美香さんのブログや、展示中に見つけたクルドに関する記事をご案内しています。
(4.26 11:40追記)
おかげさまで10点すべてにお申し込みをいただきましたので受付を終了いたしました。
たくさんのお申し込みを誠にありがとうございます。
お申込みいただいたにもかかわらず、お断りしてしまった方、申し訳ありません。
参考URL
★ 高橋美香さんのブログ「世界の笑顔に出会いたい」からご家族との交流や、以前の作品がご覧いただけます。
ナショナルグラフィックの要登録記事(無料です)
★ クルド人はどんな人たち? 4カ国に暮らす理由
★ 知ってほしいクルドの味(オヤのことも少し出てきます)