急遽出品『映画評論』60冊!(芹明香のことも少しだけ)
明日4月19日(土)に初日を迎える「記憶の蔵 映画ポスター市」。一昨日の搬入・展示作業の結果、販売スペースに少し余裕ができたので、急遽『映画評論』も60冊ほど販売することにしました。
この雑誌はともかく表紙がカッコイイので、ちょっとだけですがご紹介。これをやらないと惜しくて売れないので、少しの間お付き合いください(笑)
1950年代に長らく表紙を担当した中原史人のデザインもしゃれてますし、60年代なかば頃の小林泰彦も大好きですが、こうしてまとめて目にして圧倒されるのは、篠原有司男から林家木久蔵まで、さまざまな人が入れ代わり立ち代わり手がける1968年以降の華やかさ。当時のこの雑誌の勢いを感じます。ご来場のうえ、手に取っていただけるとうれしいです。
本当は表紙だけでなく内容についてもじっくり紹介すべきなのですが、今はちょっと時間がないので、ひとつだけ。1974年6月号の50周年記念放談会「男と女はアレしかないんよ!」には芹明香も参加しているのですが、神代辰巳、中島葵、斉藤正治、佐藤重臣という面々を相手に、あっけらかんと寛ぐ彼女は、じつに魅力的。4月19日は「わたしたちの芹明香」の開幕日でもあるので、ぜひお買い求めのうえ、阿佐ヶ谷へお出かけください(笑)
あとそう、個人的には、司会の斉藤に「絵沢萠子をいつも使うというのは、どういうことなんですか」と訊かれ、「あのキャラクターっていうのは、非情に少ないんですよ」よ答える神代、そして「ゴールデン街では絵沢萠子リサイタルをやろうというプランナーもいる」と続ける佐藤、という会話も印象に残りました。ぼくも高校生の頃、「このおばさんはどうしていつも出てるのだろう」と思っていたので(笑)