投稿者「koshohoro」のアーカイブ

koshohoro について

東京都台東区池之端の古書ほうろうです。毎日試行錯誤してます。

大阪と松阪の旅「3日目」松阪 みいと織工場見学

谷根千工房のやまさきさんから、どこか行きたいところがあったらリクエストください、とメールをいただきいろいろ調べているうちに、松阪木綿の工場「御絲織物株式会社(みいとおりもの)」さんのサイトに辿り着きました。

https://miitoori.com

木造の建屋にコンピューター制御ではない昔ながらの織機が並ぶ写真に魅せられ、やまさきさんにリクエストしたところ、さっそく連絡を取ってくださったのですが、あいにく希望した週は見学不可とのこと。もう一つリクエストしていた松浦武四郎記念館もその週は展示替えで見学不可なことが判り、急遽休みの予定を一週間前倒しして、無事見学の予約をとることができました。

当日は、やまさきさんのお友だちHさんと、地域誌『NAGI』の発行元で『谷根千の編集後記』も発行した月兎舎の吉川和之さんも工場は初めてとのことで同行してくださることになりました。

吉川さんとは現地で待ち合わせ。9時半のお約束で工場に到着すると、事務所のサッシの上には藍染の笑門飾りがありました。お客様が作ってくださったそうです。

西口裕也社長にご挨拶して、さっそく工場へご案内いただきます。
長く使ってこられていると感じる通路を抜けると、天井の大きな窓から光がさす明るい空間に。見上げるとのこぎり屋根を支える木造のトラスがありました。やっぱりのこぎり屋根の工場でした!その下で使い込まれた機械たちが規則正しく仕事をしている光景に、一同から、おおお!と感嘆の声が漏れます。

御絲織物さんは明治7年(1847年)に紺屋さんとして創業、100年後の昭和22年(1947年)に織物工場を建てられたそうです。

   

空間の一番手前には緯糸用の木製ボビンに糸をまく機械、その奥は経糸を縞柄の通りに巻き取る機械。糸のグラデーションにうっとり。
そしてずらりと並ぶ織機たちが、ガシャッガシャッと無心に織り続けています。

   

 

見上げると、無限ループ状にセットされた長く幅のあるベルトがまた他のベルトを動かしていて、片方は部屋の隅から伸びる何メートルもあるようなベルトにつながっていて、どうやらそこが動力源とわかりました。昔のミシンは足踏みも電動もベルトが見えていましたが、それの巨大な親分のようです。もう一度天井に目を向けると、動力側ではない方は、さらに個々の機械に繋がっているのがわかります。お訊ねしたところ、動力源は3箇所にあるそうで、それらが連動しながら、ずらりと並ぶ機械を一斉に動かしているのです。機械のパーツはすべてが金属でなく、木の部分があるせいか、規則的な音には柔らかさがあって、なんだか巨大な生き物の心臓が脈打つ体のなかに入ったような、でも人がいなくてもシャッシャッと真面目に機械自身が緯糸のシャトルを通している様は現代美術のようでもあり、なんとも言えない迫力がありました。

人がいなくても、とか書きましたが、実際は工場の方たちが巡回し、緯糸が終わって止まった機械のシャトルを交換したり、織り目を確認したりなさって反物が織られていきます。織られていたのは、縞柄も格子柄もあり機械ごとにすべて違う柄だったと思います。格子柄を織る機械には、金属製のパンチカードのようなパーツも機械の横で動いており、これが緯糸の配色の制御しているのだそうです。これはすごい発明です、と社長が仰っていました。

  

しばし思い思いに写真を撮らせていただいたり、質問したりして過ごさせていただき、なんとなく後ろ髪を引かれるような気持ちで外に出ました。三方を建物に囲まれた芝生の広場があり、晴れた日にはそこに染めた糸を干すのだそうです。この日は降ったり止んだりのあいにくの天候で、糸は屋根の下に避難中でした。干し場の先には藍染めの建屋がありました。作業はお休みの日でしたが、ちらりと覗かせてくださいました。

あとで教えていただいたのですが、機械織りの松阪木綿は、現在みいとさんが一手に引き受けていらっしゃるとのことです。

車に乗る前に、道路側にまわってのこぎり屋根の外観を撮影。みなで記念撮影もしました。

 

 

 

翌日に行った松阪市歴史民俗資料館で見た松阪木綿の説明によると、大陸から渡来した機織りの技術集団が櫛田川下流の右岸地域に定住し、その後、伊勢神宮の神御衣祭に神麻続機殿神社が麻布を、神服織機殿神社が絹布を奉織していたこともあり古くから紡織の技術があったこと、温暖で肥沃な土地があり肥料となる干鰯に獲れたことから木棉栽培が盛んになったこと、また南部の法田村に高度な染め技術を持った紺屋集団が存在したことなどから、木綿織物の商品化が進み、木綿を取り扱う商人が競って江戸に進出、その品質の良さと、松阪縞(嶋)と呼ばれた縞柄が粋好みの江戸の人々の心を掴み大流行したのだそうです。なるほど〜

松阪商人の大店の御屋敷では、お伊勢参りの人たちにおにぎりを振る舞い、休憩処を提供することで各地の情報を得て、それをまた商売のヒントにしたりもしたのだそうです。

松阪もめん手織りセンターにも寄り、悩みに悩んで格子柄の生地を購入しました。

大阪と松阪の旅 「2日目」大阪→松阪

大阪から松阪に移動する日。

◾️◾️◾️ 11月19日(火)◾️◾️◾️

天王寺
↓(大阪メトロ御堂筋線)
なんば *コインロッカー

なんば
↓(大阪メトロ千日前線)
日本橋
↓(大阪メトロ堺筋線)
北浜

📍東洋陶磁美術館

レトロビル探索

📍中之島美術館

肥後橋
↓(大阪メトロ四つ橋線)
なんば/大阪難波 *コインロッカー
↓(近鉄特急)
松阪

◾️◾️◾️

2日目は、北浜あたりの近代建築めぐりをしながら大阪市立東洋陶磁美術館と中之島美術館へ。

スライドショーには JavaScript が必要です。

大阪市立東洋陶磁美術館では、
特別展「中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」
https://moco.or.jp/exhibition/current/?e=607
「至宝」とか「競艶」という謳い文句に好奇心が減退してしまう捻くれ者なので宮地さんの希望がなければきっと行かなかった展示。
華美なものばかりでなく、素朴な筆致の絵付け、可愛らしい絵付けもあり心躍りました。

 

中之島美術館では、塩田千春「つながる私」
https://nakka-art.jp/exhibition-post/chiharu-shiota-2024/
塩田千春さんは初めてだったのですが、こんなにも自らの身体を使って、といより体を張って表現される方だとは知らなくてびっくり。現実はたいてい想像を超えています。塩田さんの赤は、血であり、生であり死なのだな。「繋がり」「繋がる」ということに費やされる止めどないエネルギーに圧倒されました。

北浜あたりの近代建築めぐりも、コジマユイさんの画集ZINE『絵で見る大大阪の近代建築の魅力』Ⅰ、Ⅱやコジマさんも寄稿なさっている雑誌『SAVVY』の北浜特集をガイドに歩きました。北浜レトロ、大阪市中央公会堂、船場ビルディング、日本基督教団浪花教会、大阪倶楽部、山内ビル、大阪ガスビルなどなど。渋川ビルでは地下の「Mole & Hosoi Coffees」でランチを。

テナントの入るビルは、過剰に悪目立ちするようなこともなくお店が入居し通常営業してるようすが好印象でした。それぞれに入居者としての誇りをもち建物を大切にしている空気が伝わってきました。
歩いたのは小さなエリアだけなので、たまたまそうだったのかもしれないですが、近代建築の多さに比べると、その存在感に影が薄くなってしまっているのか、渋ビル年代のビルは少ないような気も。。

くれなずむ大阪をあとにして、松阪へ。
山﨑さんが駅まで迎えにきてくださって、アーケードの商店街を抜けて、山﨑さんのお宅へ。
準備してくださっていたおいしい晩ごはんに感動。話は尽きませんが、翌日のメインエベントのために夜更かし前に就寝。

大阪と松阪の旅 「初日」大阪

コロナ罹患でこんなにお休みをいただくことになってしまい、思い切って決断したはずの3泊4日の休暇は日数的にはささやかなものになってしまった感がありますが、自分たちにしては過去にないアクティブな日々を過ごしてきましたのであとでおもいだせるように。

谷根千工房のやまさきさんが松阪にお引越ししたときからいつ遊びに行こうかと、タイミングを図っていたのですが、国立民族学博物館で「客家と日本」展が開催されるのを知り、松阪行きに20年ぶりくらいの大阪をくっつけることにしました。

◾️◾️◾️ 11月18日(月)◾️◾️◾️

東京
 ↓(東海道新幹線)
新大阪
 ↓(大阪メトロ御堂筋線/北大阪急行)
千里中央
 ↓(大阪モノレール)
万博記念公園

📍国立民族学博物館

万博記念公園
↓(大阪モノレール)
大日
↓(大阪メトロ谷町線)
中崎町

📍gallery yolcha

中崎町
↓(大阪メトロ谷町線)
天王寺

📍葆光荘 チェックイン

天王寺
↓(大阪メトロ谷町線)
谷町九丁目
↓(大阪メトロ千日前線)
日本橋

📍味園ビル
(帰路同じ)
📍葆光荘泊

◾️◾️◾️

国立民族学博物館は水曜日が定休のため大阪からスタートとなりました。
幼い頃、万博へ行った叔父か叔母が買ってきた3D印刷のポストカードを飽きずに眺めていた記憶がありますが、あれから54年。リアル太陽の塔は、たぶん初めて見ました。民博に行くというのに太陽の塔の存在がすっかり抜け落ちていたので、突然目の前に現れてびっくりしました。大きい!
あぁでも日本人は結局あの50年以上前のキラキラ景気の記憶、いやひょっとすると明治にはじまった博覧会の記憶を代々追い求めているのかもな、と道中やや複雑な心境に。

 

国立民族学博物館は黒川紀章設計。

ともあれ民博に着き「森の洋食 グリルみんぱく」でまず腹ごしらえ。自家製の生パスタがモチモチしていておいしかったうえに腹持ちもよかったです。

まずは「客家と日本」展から。
https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/51493
客家建築に以前から興味があったのと、2020年の台湾旅行で、屏東の客家一族の方たちが作る美濃茶がとても美味しく、お互いに言葉も通じず翻訳アプリもうまく使えないながら、身振り手振りで意思疎通をはかった時間が忘れられなく、また、その旅で台湾南部の客家の方たちが日本軍と激しい戦闘を繰り広げたことを知り、客家に関する展示を見たいと思ったのでした。

客家は漢族の支系に属しますが、少数民族ではないそうです。また世界各地に移民している華僑・華人のなかでも客家はその重要な一派閥をつくり各地各分野で活躍していて、李登輝、蔡英文、侯孝賢、日本では、范文雀、余貴美子(敬称略)が客家なのだそう。なんとあのタイガーバームも客家の方の発明品なのだそうです。思っていたよりもずっと身近に、というか生活圏内にも客家の方たちがいらっしゃるかもしれないですね。

  

大陸から台湾に渡られた客家は、屏東あたりだけでなく、新竹、苗栗、台中、花蓮などにも住んでいるそうなのですが、客家といってもそれぞれに言葉の違いがあるそうです。
日本が統治した際にはほかの地名と同じく客家の村の名前も改名させていて、いま自分たちが呼んでいる屏東、佳冬、美濃なども日本軍の都合で変えさせた地名と知りどんより。
今年5月に出版された、不忍ブックストリート仲間の中村加代子さんが翻訳した朱和之 著『南光』( 春秋社)で描かれた写真家・鄧南光も客家の出ですが、会場には南光によるみかん収穫後の台湾客家一族の集合写真が展示されていました。なかなか取りかかれずにいましたが、旅に携帯していて宮地は旅のあいだに読了。わたしも帰ってきてさっそく読みはじめました。

そしてメイン会場で開催中の「吟遊詩人の世界」展。
https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/51494
会場に入った途端になんともいえない開放感に満たされました。さまざまな言葉、さまざまな楽器による吟遊。資本主義、植民地主義の先のなさを知りながら尚、弱肉強食的な取り返しのつかない犠牲を強いている「先進国」にずっと膿んでいたので、まだまだ地球の大部分を占めるであろう多様さを目の前にして少し希望が湧いてきたのかもしれません。(とはいっても、まぁ大方が資本主義にはとり込まれているのですけれど。)
エチオピア、タール砂漠、ベンガル、ネパール、瞽女さん、モンゴル、マリ。それぞれの小部屋ができていて、音の出る展示なのに影響しあわないで上手に展示されていることにも感心しました。ボリューム的にも見やすかったです。

  

ベンガルの絵語り師集団ポトゥアは、イスラーム教徒でありながらヒンドゥー教の村をまわるためにヒンドゥー神話や社会問題を巻物に描き、歌で語るそう。パンデミック下に描かれたコロナの脅威の絵巻物が展示されていて、ウィルスはとてもリアルに描写されていて、政府でもなく医療機関でもない民間的な情報伝達が新鮮でした。

2階の「研究者のまなざし」のコーナーでは、アボリジニの村で苦心なさった保苅実さんの研究ももしここにあったらどのように展示されていたかなぁなど思いを馳せたり。

時間の許す限り常設展も。ベドウィンの展示を見て、小坂忠さんがうちでライブをしてくださった時に、ベドウィンのテントでコーヒーのもてなしを受けた話をしてくださったことを思い出しました。

 

外を見ると虹が。そういえば朝も家のベランダからだから一瞬だけ虹が見えたのでした。

帰り道、太陽の塔は逢魔が時に本領を発揮すると確信。

 

民博のあとは、たまたま数週間前にタイムラインで知った片桐水面さんの個展「装画」 を開催中のgallery yolchaさんへ。
https://yolcha.jimdofree.com/exhibition/
大きな通りから一歩入ったら、アスファルト舗装が切れて低い建物が続く砂利の路地。まるで夢の世界がはじまるようでした。片桐さんが描く架空の「装画」にお客さんが物語をつけていく、双方参加型の展示でした。自分たちは民博で頭がいっぱいになってしまっていて物語を考える隙間が残っていなかったのでひたすら眺めていただけですが、屋根裏のような小部屋で物語を待つ絵に囲まれながら珈琲。至福でした。

 

天王寺区に移動し、旅の宿葆光荘へ投宿。近代建築画家・コジマユイさん、藤沢うるうさんのユニットわくわく建築発行の『天王寺区の近代建築』にも載っている建物は、女将さんによるともとは武家屋敷だったそうで、玄関の引き戸に仕掛けがあるなど、建築的たのしみも満たされる宿でした。(朝ごはんは揚げたての天ぷらつき!)
おたのしみ大阪の晩ごはんは、宿から目と鼻の先にあった、すしセンター裏天王寺へ。
近所にあったら入り浸るお店でした。

さらに欲張って味園ビル詣へ。宿の門限ギリギリでお店には入れなかったけれど、最後に見らたことに感謝。

衆院選 2024 いよいよ明日投開票日です。

まず自分は、もはや政治ともいえない壊れきったいまの国政に怒りまくる無党派です。無党派なのは、特定の党を応援し入れ込んでしまうと自分自身の修正が効かなくなってしまいそうなのが怖いからです。

さてこの衆議院選挙ですが。
自分の住まいは東京10区で、立憲、自民、維新、参政から候補者が出ていて、立憲・鈴木ようすけ候補と自民・鈴木隼人候補が拮抗しています。
自民の議席を減らしたいという大前提はありますが、自民の候補は憲法改正に賛成していますので自分とは絶対に相容れません。立憲の鈴木ようすけ候補に投じます

そして比例。
「失われた30年」と言われますが、統一教会が日本に入り込んで60年以上。
自民党議員とは反共主義という点ではじめから協力関係にあったようですし、成長に沸いた時代も庶民の気づかぬところで、着々と素地固めされていたのだと思うと、ほんとうに気が遠くなります。

戦後しばらくは、戦争を体験した長老議員の方たちに「戦争だけはしたらあかん」という信念が共通していたと思うのですが、代替わりしボンクラ2世、3世たちの保身最優先時代となり完全にタガが外れてしまった。。

先日「資本主義は頭打ち」という表現を見て大きく頷きました。

国際法完全無視のガザでの虐殺を止めないどころか、武器を供与し続け、外交関係で制裁を加えることもせず、親パレスチナの国民がいれば力づくでねじ伏せている西側諸国、イスラエルからの兵器関連の輸入をやめずに西側に追随する日本政府という信じがたい在り方を目の当たりにして、資本主義はひょっとしたら常に誰かに犠牲を強いて成り立っているのではないかしらと、大変遅まきながら気がついたことが間違っていなかったと思いました。資本主義は植民地支配のうえになりたっていたのだと。

生活必需品といわれた電化製品などが各家庭に行き渡ってない頃や、人口が増加しているうちは、需要も供給も伸び続け、生活も豊かになってゆく(ように感じる)ので資本主義万万歳でそういう構造の国がつくられてきたわけですが、ひとたび人口が減少傾向に転じると、単に需要も減少しますので、資本主義は立ち行かなくなって当たり前です。
まして今の日本は、急激に人口が減少しているのを、被災地の復興に人手が足らない、バスの運転手が不足している、タクシーが少ない、宅配業の配達員不足などなど身の回りのあちこちで肌で感じるほどです。

そういう状況なので、資本主義のやり方で成長してきた大企業はきっと生き残りに必死で、軍事産業に手を出したり、商品開発のために国民の個人データがそれこそノドから手が出るほど欲しくてマイナ保険証に納期までつけて実施を迫ったりするのでしょう。

インボイスだ、増税だと、こんなに雁字搦めにされて働いても働いても生活が楽にならず(まさに搾取!)、おまけに地球沸騰化の元凶でもある資本主義。

出来上がった構造にメスを入れるのは怖いかもしれない。
でもいつまでも古い構造にしがみつかず、時代に合わせて緩やかに変化させていったほうがいいんじゃないかなと思います。

資本主義の「資本側」の人たちにとっては、自分たちの地位を奪いかねない民主的な共産主義は潰しておかなければいけない。だから反共思想の組織とも手を組むし、資本主義がいかにも正義かのような洗脳をしてきたのではないかと思いました。
若い世代にもなんとなく共産党アレルギーが浸透しているのだとすれば、彼らの洗脳は大成功しているのでしょう。

こちらのスレッドにある共産党の田村智子さんの動画を見て、「資本主義を経て」、これまでのいいところは受け継いでいく、悪いところはなくす、誰もがゆとりをもって生きやすい社会に変えてゆく、その当事者になてみるのもおもしろいんじゃないかなと、なんだか前向きな気持ちになりました。
https://x.com/hiko_ARMY1230/status/1849289353220260253

60年かけて国の中枢が壊されてきたので、もしも政権交代が起きたとしても、2、3年で急に好転することはないでしょう。資本主義の次の形をつくってゆくのに、共産党の意見がもっと通りやすくなるように議席が増えればいいと思いました。

比例は共産党に託します。

そうしてなんだか思った感じじゃないなぁと思ったら、また違う政党に投票しようと思います。

(宮地美華子 記)

内田 莉莎子さんの翻訳絵本の古本セット販売をします。

内田莉莎子さんが翻訳さなった児童書がまとまって入荷し、店頭には並べていますが、1タイトルで複数冊ある本もあるため、セットにして販売いたします。

52タイトル 35,000円+税(送料込み)

  • 通信販売ご希望のお客様は、日本の古本屋のサイトからご注文いただけます。サイトの仕様で、文字数や画像枚数に制限がありすべてを掲載できないため、今ご覧いただいているページが一番詳しいページとなります。

https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=540292673

  • 店頭でお求めくださる場合は、一週間程度でしたらお取り置きいたします。お取り置き希望の場合は、フォームよりご注文ください。(お客様が自力でお持ち帰りくださる場合は、お値引きいたします。)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdU3Dk9l7LC8nd9cQJhT2Em8ZjgLJv5-QzGek9P24lkGNuAKA/viewform

今後も内田莉莎子さんの翻訳本セットを品出しするつもりですが、今回初めてお作りしたこちらは52タイトルセットで、おそらく一番盛り込めているセットになると思います。
(今後セットをお出しする場合は、数冊少なくなるとか、国別セットなどになります。)

気になるボリュームですが、お届けは、80サイズ箱2つ+箱に入らない規格の大判2冊を別梱包=80サイズ×3つになります。(一番下に写真をつけました。)

以下、タイトル一覧になります。コンディションの良好なものを選んでおりますが、表紙に販促シールのあるもの、経年なりのものもございますのでその点はご理解ください。

 

たいようの木のえだ ジプシーの昔話
フィツォフスキ 再話/堀内誠一 画/福音館

きりの国の王女 ジプシーのむかしばなし2
フィツォフスキ 再話/堀内誠一 画/福音館/窓つき函

なんでも見える鏡 ジプシーの昔話
フィツォフスキ 再話/スズキコージ 画/福音館

すばらしいフェルナンド
ルドウィク・J.ケルン 作/カジミェシュ・ミクルスキ 絵/岩波/函

おきなさいフェルディナンド
ルドウィク・J.ケルン作/カジミェシュ・ミクルスキ 絵/岩波/函傷み

ふしぎなくつ
ポラジンスカ 作/堀内誠一 絵/岩波/函

しずくのぼうけん
マリア・テルリコフスカ さく/ボフダン・ブテンコ え/堀内誠一 レタリング/福音館

くったのんだわらった ポーランド民話
内田莉莎子 再話/佐々木マキ 画/福音館

おおきなかぶ ロシア民謡
A・トルストイ 再話/佐藤忠良 画/福音館

ババヤガーのしろいとり ロシア民謡
内田莉莎子 再話/佐藤忠良 画/福音館

ゆきむすめ
内田莉莎子 再話/佐藤忠良 画/福音館(こどものとも)

きつねとねずみ
ビアンキ/山田三郎 画/福音館(こどものとも)

きつねとねずみ
ビアンキ さく/山田三郎 え/福音館
同じ内容ですが、山田三郎さんの絵が違います。

ごてんにすむのはだれ?
ビアンキ作/片山健 絵/福音館

かもときつね
ビアンキ 作/山田三郎 画/福音館(こどものとも)

まほうのたいこ シベリアの昔話
シェイマ・ソイダン え/福音館

うさぎのいえ ロシア民話
内田莉莎子 再話/丸木俊 画/福音館

カンジカおばさんのおきゃくになったうさぎたち
エヴェンキ民話
アンナ ガルフ 再話/小野かおる 絵/福音館(こどものとも)

しずかなおはなし
サムイル・マルシャーク ぶん/ウラジミル・レーベデフ え/福音館

ぼくはだれでしょう
イ・ベルィシェフ さく/太田直美 え/福音館(こどものとも)

こねこのおひげちゃん
マルシャーク 文/レーベデフ 絵/岩波

うさぎとおんどりときつね
レーベデフ 文・絵/岩波

アイスクリーム かんながかんなをつくったはなし
マルシャーク 文/レーベデフ 絵/岩波

くまのしっぽ ベラルーシの昔話
小野かおる 絵/福音館(こどものとも)/表紙褪色

初恋の物語
R.フラエルマン 著/小泉澄夫 さしえ/理論社

ひつじかいとうさぎ ラトビア民話
内田莉莎子 再話/スズキコージ 画/福音館

どろにんぎょう 北欧民話
内田莉莎子 文/井上洋介 画/福音館

パンのかけらとちいさなあくま リトワニア民話
内田莉莎子 再話/堀内誠一 画/福音館

セルコ ウクライナの昔話
内田 莉莎子 文/ワレンチン・ゴルディチューク/福音館

わらのうし ウクライナの昔話
内田 莉莎子 文/ワレンチン・ゴルディチューク/福音館

てぶくろ ウクライナ民話
エウゲーニー・M・ラチョフ え/福音館

マーシャとくま ロシア民話
M・ブラートフ さいわ/E・ラチョフ え/福音館

びんぼうこびと ウクライナ民話
内田莉莎子 再話/太田大八 画/福音館

金のりんご
A.ブルノフスキー 文・画/福音館

12のつきのおくりもの スロバキア民話
内田莉莎子 再話/丸木俊 画/福音館

もぐらとずぼん
エドアルド・ペチシカ ぶん/ズデネック・ミレル え/福音館

りんごのき
エドアルド・ペチシカ ぶん/ヘレナ・ズマトリーコバー え/福音館

マルチンとナイフ
エドアルド・ペチシカ ぶん/ヘレナ・ズマトリーコバー え/福音館

おおきくなったら チェコのわらべうた
ヨセフ・ラダ え/福音館

きつねものがたり
ヨセフ・ラダ さく・え/福音館

でてこいミルク!
ジェニファー・A・エリクソン さく/オラ・アイタン え/福音館

カーニバルのおくりもの
レミイ・シャーリップ&バートン・サプリー さく/レミイ・シャーリップ え/福音館

かぞえてみよう、1、2、3
ローレンス・アンホルト&キャサリン・アンホルト 作/徳間書店

わたしのおふねマギーB
アイリーン・ハース さく・え/福音館

みかづきいちざのものがたり
アイリーン・ハース さく・え/福音館

ちいさなヒッポ
マーシャ・ブラウン さく/偕成社

どこへいってた?
マーガレット・ワイズ・ブラウン さく/バーバラ・クーニー え/童話館

ピーターラビットのてがみの本 2冊セット
ビアトリクス・ポター さく・え/福音館/函

しらゆきひめと七人の小人たち
ワンダ・ガアグ 再話・え/福音館

ベーロチカとタマーロチカのおはなし
L・パンテレーエフ 作/浜田洋子 絵/福音館

スライドショーには JavaScript が必要です。

子供に聞かせる世界の民話
内田莉莎子 君島久子 山内清子/矢崎源九郎 編
装画、カット藤城清治/実業之日本社

こども世界の民話 上下
内田莉莎子 君島久子 山内清子
鈴木悠子 画(上) 鈴木裕子 画(下)/実業之日本社

『子どもに聞かせる世界の民話』収録の81編の民話から、子どもが自分でも読めるように再編。上下巻に21話ずつ収録。

 

全体のボリュームの参考に。右側の高さが30センチ弱です。

下の箱2箱+上に置かれている2冊を別梱包し、3梱包にして発送予定です。

『キネマ旬報』の宮崎祐治さんの連載「映画は顔だ!」について

『キネマ旬報』2024年8月号(No.1946)の宮崎祐治さんの連載「映画は顔だ!」にて、当店をご紹介いただきました。そのイラストレーターとしてのお仕事にずっと敬愛の念を抱いてきたので(もっとも感激したのは15年前の『東京人』、大瀧詠一と川本三郎の対談に添えられた、成瀬巳喜男の銀座の地図でした)、お声がけいただいたときは本当にうれしく、取材を受けた後は「どんな絵を描いてくださるのだろう!」と、7月20日の発売日を楽しみにしていました。

ところが。7月18日に掲載誌を受け取り確認したところ、ゲラの段階でお願いした修正の大部分が、反映されないまま活字になっていました。とくに、店の成り立ちが正しく伝わらなかったこと、並びに、自分の意図しない発言が自分のものとしてカギ括弧に入れられてしまったことに、大変ショックを受けました。店をやっていくうえで大切にしてきたことが、逆のかたちで伝わってしまいかねない発言になっていました。あの独特のタッチで描いてもらった喜びも、一瞬で吹っ飛びました。

なぜこういうことが起きたのか、ともかく原因を確認しなければと、すぐに宮崎さんに連絡し、夜になって電話でお話しました。その結果、事務処理上のミスではなく、修正の依頼を、宮崎さんが意図的に黙殺したことがわかりました。
「ゲラは確認してもらいますが、固有名詞の間違い以外は、修正依頼を反映させるかどうかこちらで決めます。反映させたかどうかの連絡もしません。これまでもずっとそうしてきました。」とのことでした。

でも、取材にみえた際、宮崎さんはこうも仰っていたのです。
「録音はしません。そうすることで安心して、大切なことを聞き逃したり、感じ取れなかったりすることがあるので。記事はメモと記憶を頼りに書きます。その代わりゲラは必ず取材相手に確認してもらい、間違いは直してもらうことにしています。」
なので当然、修正依頼は受けていただけると考えていました。まさか「反映しないことを連絡もしない」などとは思ってもいませんでした。

以下、宮崎さんから届いたゲラと、それに対する修正依頼のメールを公開します。今回の経緯を公表すること、並びに、発売中の雑誌のテキストをアップすることについては、宮崎さんと『キネマ旬報』編集部の了解を得ています。編集部にはこちらから直接ご連絡するつもりでしたが、宮崎さんの意向で、宮崎さん経由で了解を得ました。その際、編集部から「次号に訂正を載せる」という提案があったそうで、そうしていただくことにもなりました。ただ、店頭に並んでいる1か月間、誤解される可能性に悶々とするのはあまりにつらいので、この文章も予定通り7月20日付けで公表します(そのことも了解を得ています)。

 

【6月20日 宮崎さんからのメール】

キネマ旬報 ゲラ お世話になります。来週、頭に修正あれば戻してください

映画は顔だ!連載13
17字×26行=442字

+タイトル1行

・は行替え

➀古書ほうろう

・上野の不忍通り、道一本を入った静かな東大池之端門前にある。映画本が並ぶ「古書ほうろう」の店名は小坂忠の1975年のアルバム「ほうろう」からとっている。宮地健太郎さんと美香子さんご夫婦は千駄木で1998年古本屋を開店、2019年5月からこの地に移転したそうだ。

・『ヒッチコックマガジン』のバックナンバー、小沢昭一写真集、洋書のジャック・リベット研究書など興味深い映画本が並ぶ。「千駄木の頃からの顔見知りのお客さまが来てくれる。「波長の合う顔見知りのお客さんはありがたい。古本屋は人と人を橋渡しする中継地点になれる。幸せな仕事だなあと思います」と宮地さんは話されていた。

・川本三郎さんの『シネマ裏通り』や小林信彦さんのエッセイの映画世界に憧れたそうだ。好きな映画を聞くとジャック・ドゥニ監督の「ローラ」(60)、ジョニー・トー監督の「スリ」(08)ときた。でも女優は桑野通子、高峰秀子というので私はすこし安心した。

・奥さんが焙煎されている「窓辺喫茶」のコーヒーは最高。是非お試しを。

 

【6月20日 ほうろうからの返信】

先日はありがとうございました。
原稿、確認いたしました。
限られたスペースのなか、丁寧にご紹介くださり、とてもうれしいです。

若干修正が出ます(ケアレスミスと、ニュアンスがやや違う箇所が、それぞれあります)。
来週頭までに、なるべく早く戻します。いましばらくお待ちください。

 

【6月20日 宮崎さんからお電話】

「戻しは来週頭で結構です。絵を描きはじめたのですが、ミカコさんの漢字を、ちゃんと伺っていなかったことに気づきました。教えてください」

 

【6月23日 ほうろうからの返信】

お時間いただいてしまい、申し訳ありません。
以下修正したものを送ります。

固有名詞の間違いは、以下2点です。

× 美香子
○ 美華子

× ジャック・ドゥニ
○ ジャック・ドゥミ

それ以外にも、微妙なニュアンスを直したり、
どうしても付け加えたいことを足したりしたうえで、
各段落、字数が変わらないよう調整しました。

上段が宮崎さんの元の文章、下段が修正したものです。

ーーーーーー

上野の不忍通り、道一本を入った静かな東大池之端門前にある。映画本が並ぶ「古書ほうろう」の店名は小坂忠の1975年のアルバム「ほうろう」からとっている。宮地健太郎さんと美香子さんご夫婦は千駄木で1998年古本屋を開店、2019年5月からこの地に移転したそうだ。

上野の不忍通り、道一本を入った静かな東大池之端門前にある。「古書ほうろう」の店名は小坂忠の1975年の曲「ほうろう」から。宮地健太郎さんと美華子さんご夫婦は1998年、千駄木で仲間たちと古本屋を開店、その後二人になり、2019年5月この地に移転したそうだ。

 

『ヒッチコックマガジン』のバックナンバー、小沢昭一写真集、洋書のジャック・リベット研究書など興味深い映画本が並ぶ。「千駄木の頃からの顔見知りのお客さまが来てくれる。「波長の合う顔見知りのお客さんはありがたい。古本屋は人と人を橋渡しする中継地点になれる。幸せな仕事だなあと思います」と宮地さんは話されていた。

『ヒッチコックマガジン』のバックナンバー、小沢昭一写真集、洋書のジャック・リベット研究書など興味深い映画本が並ぶ。「移転後5年が経ち、ご近所の方や、東大の先生、学生さんたちなど新たな関係も広がってきました。古本屋は人と人を橋渡しする中継地点になれる。幸せな仕事だなあと思います」と健太郎さんは話されていた。

 

川本三郎さんの『シネマ裏通り』や小林信彦さんのエッセイの映画世界に憧れたそうだ。好きな映画を聞くとジャック・ドゥニ監督の「ローラ」(60)、ジョニー・トー監督の「スリ」(08)ときた。でも女優は桑野通子、高峰秀子というので私はすこし安心した。

川本三郎さんの『シネマ裏通り』に憧れ、小林信彦さんのコラムを読み耽ったそうだ。好きな映画を聞くとジャック・ドゥミ監督の「ローラ」(60)、ジョニー・トー監督の「スリ」(08)ときた。でも女優は桑野通子、高峰秀子というので私はすこし安心した。

 

奥さんが焙煎されている「窓辺喫茶」のコーヒーは最高。是非お試しを。

美華子さんが焙煎されている「窓辺喫茶」の珈琲は最高。是非お試しを。

 

最初の段落と2番目の段落への修正依頼が(固有名詞以外)すべて却下されました。その理由を宮崎さんに訊ねると「読者が面白いと感じる方を採った。それを判断するのは書き手である自分だ」とのことでした。「どうしても付け加えたいことを足したとメールでお伝えしたのですが、それは考慮されないのですか?」とも訊きましたが、「宮地さんの付け足したい気持ちよりも、読者が面白いと感じるかどうかを優先した。そんなに重要なことだとはわからなかった」と。「地の文ならまだしも、カギ括弧の中はぼくの発言だと読み手は判断します。そのぼくが修正をお願いしているのに、宮崎さんの判断が優先されるのですか?」に対しては「でも、こちらのメモにはちゃんとそう書いてある」。ここから先は堂々巡りで…。最終的には謝罪いただきましたが、ちょっと信じられない思いでした。(なお、3番目と4番目の段落は修正が反映されました。但し3番目の段落の「小林信彦さんの」は、意図的ではないミスで落ちました。この件については最初に謝罪もあり、今回問題にはしていません。)

元の文章と修正依頼したものを読み比べて「そんなに目くじら立てること?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でもこの店は、そんな人によっては些細に感じるかもしれないものの積み重ねでできているのです。これまで続けてきたなかでさまざまな方と出会い、そうした出会いの一つ一つがあって、いまこの店はあります。千駄木の頃はもちろん、池之端に移転してからもたくさんの新たな出会いがあり、それによって自分たちは励まされ、突き動かされ、思いもかけないところに連れて行ってもらっています。宮崎さんのメモに「波長の合う顔見知りのお客さまはありがたい」とあるのなら、きっとそういう発言はあったのでしょう。でもそれは買い取りについての話だったはずです。長年、お客さんからの買い取りだけで棚をつくってきたこと。そんななか、自分たちのことをわかって本を売りにきてくださる方々にとても助けられたこと。そういう文脈のなかでのことです。でも、2番目の段落のようにそこだけ切り取り強調されてしまうと、全然違う意味を帯びてしまいます。できあがった関係のなかに閉じこもっているように受け取られてしまうのは、たとえ僅かな可能性だとしても、とても耐えられません。

あらためてメールを読み返すと、「微妙なニュアンスの直し」などと遠回しに言わず、「ここだけ抜き取ると、意図と正反対の発言になってしまう」とはっきりお伝えすべきだったとわかります。「修正は反映されますよね」と念押ししておけば、という後悔もあります。でもやっぱり遠慮がありました。そうしていれば、こんな文章、書かずに済んだのかもしれません。ここまで書いた今も、公開することへの迷いはあります。

自分は古本屋なので、100年前のキネ旬が現在も読まれていることを、事実として知っています。それは同時に、今回のキネ旬が100年後に読まれることもある、ということでもあります。紙媒体を巡る状況はどんどん変わっていますし、そんなことは夢物語なのかもしれません。でも自分はそう思ってこの仕事をしています。活字になるとはそういうことです。

文京区議会宛て2月の請願不採択の議事録とその後につきまして

2月の文京区議会の総務区民委員会に提出された、パレスチナ、ガザに関する請願は、うちのほかにもう1件提出されましたが2件とも不採択となりました。

  • パレスチナ全域での即時停戦と早期に平和の実現を求める請願
  • イスラエルに国際司法裁判所(ICJ)暫定保全措置遵守を求めること及び日本政府によるUNRWA拠出金停止を撤回することに関する請願

いずれも採択4、不採択4、同数により委員長裁量により不採択となりました。

議事録は下記からお読みいただけます。
https://www.city.bunkyo.tokyo.dbsr.jp/323680?Template=document&Id=1479#all:1
(日付けが3月1日となっているのは、2月29日の議会が長引き翌日に持ち越されたためです。)
議事録を読むと、イスラエルの問題(パレスチナ問題とはあえて書きません)を理解していない、わかろうとしない、あるいはわかっていてとぼけているのだろうかと思ってしまう区議さんに悲しくなります。

これらの不採択を受けて、菅谷幸子さんが署名を立ち上げてくださっています。

「文京区からもガザ地区の即時停戦を訴えたい」

そして6月の議会に向け菅谷さんが請願を出してくださることになり、各会派に趣旨説明にまわられるなど準備してくださっています。
署名は5月31日(金)正午をもって締め切り、請願とともに区議会に提出してくださるそうです。

菅谷さんはご自身でチラシを4千枚以上刷りポスティングもしてくださっているとのこと。オンラインでも呼びかけてくださる方もいらっしゃったおかげで、ここへきてまた署名が増えてきています。
手書き署名のほうは、お客様、マルコムXチームの方がご協力くださり、ほうろうだけではとても不可能な数の署名が集められました。今日までの分はすべて菅谷さんにお渡ししました。明日(5/26)も閉店まで署名はお預かりします。

・・
5/26に急遽一日だけ店頭でお預かりすることにした「イスラエルのジェノサイドを止めるための請願署名」に6名の方がお運びくださり、みなさま文京区のほうにも署名してくださいました。
最終的に紙の署名は 152筆お預かりし、すべて菅谷さんにお渡ししました。
署名してくださったみなさま、用紙を持ち帰りご協力くださったみなさま、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
・・(2024.6.2追記)

昨日は、新宿区議会に請願提出を挑んでいらっしゃる方(1回目は不採択)がご来店くださり、菅谷さんも急遽駆けつけてくださって、情報交換しました。誰もがひとりひとり必死です。
こんなにも理不尽な殺戮が続き子どもたちが無惨に殺されていて、区民がなんとかしたいと行動しているのに、国政の問題だから、党の方針だからと受け流す区議がいるため採択に至りません。
なんとか虐殺を止めたい、停戦を願っている方は、区民でなくても、いち地方自治体からの発信を促すためぜひお力添えください。よろしくお願い申し上げます。

2月の請願提出の際は、6名の方から議会事務局宛に採択を求める意見が届けられました。
今回も声を届けましょう!

【文京区議会宛意見フォーム】
https://logoform.jp/form/6KSu/554412
返信を希望しなければ、個人情報の記入不要です。

【文京区議会 議員名簿】
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kugikai/p007041.html

そして急遽!
国会向けの「イスラエルのジェノサイドを止めるための請願署名」もよびかけられていますので、古書ほうろうは明日(5/26)のみですが、用紙を用意しました。お声がけください!