千駄木山道灌山ハテ狩りウォーク+音のサイハテトークの報告

サイハテ学会を主宰されている写真家・中里和人さんと、文筆家・中野純さんをお招きしての生活圏内サイハテ狩り
私は時間の都合で千駄木山だけになってしまいましたが、サイハテ狩りウォークに同行しました。
古書ほうろう脇の狸坂からスタート。まもなく日の入りという時間帯に20名以上の大人がゾロゾロと登ります。頂上で振り返ると、十三夜のお月さまが西の上空に浮かんでいました。
中野さんから、月の入り時刻や月齢、そして狸坂にあやかっての狸囃子の説明をうかがってから、公園の遊具を使ってトントンカンカン狸囃子。
住宅街の路地に入ると、いきなり、中里中野コンビが何かの蓋を開けてしまったとしか思えない、コンクリや、鉄製のピッチが微妙に規格外な印象の外階段が膝を突き合わせている三叉路が出現。新築中の一画は、玄関に向かうアプローチが基礎の盛り土階段という、この週末しか遭遇できなかったであろう物件でした。
しかもこの近辺の路地はたいてい制覇しているつもりでしたが、一筋違いでそこだけ未踏だったという…。もう初っぱなから、狐(狸?)につままれたみたいで、とても近所を歩いているとは思えない状態に突入してしまいました。
そのあとの千駄木山の足どりだけ簡単に。半床庵の路地を入り、大給坂から保険所通り、中條家の門柱跡を入って、高村光雲・豊周遺宅を通り過ぎ、路地づたいに建物にも生活にも密着したゴムの木物件や満足稲荷。ふたたび保健所通りへ戻り、須藤公園の上から千駄木の山を下りました。
このお二人のナビゲートなので期待に打ち震えていたわけですが、角を曲がるたび、いつもの町がこんなにもバックリ口を開けて違う風景を見せてくれるとは、いやはや驚きでした。

そのあとご一行は谷中ぎんざを抜けて道灌山登り。諏訪神社などを歩いた模様。
店に戻ってからは、スクリーンに写真を投影したり、サイハテ音源、例えば古い蛍光灯のスイッチを入れてから点灯するまでのパチパチ音や、強風で五重塔の風鐸が鳴る音、読経や、参加者の方からの世界堂の立体駐車場の音など、意外なところに潜む聴覚で感じるサイハテ感(キキハテ)を堪能しました。(ミカコ)