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東京都台東区池之端の古書ほうろうです。毎日試行錯誤してます。

新顔あんこのおやつが登場しました。〜桜の浮島〜

珈琲と相性がよいと思うおやつで個人的に外せないのがあんこ系。
片岡義男さんの『豆大福と珈琲』を読んだときには、そうです!そうなのです!とうれしくなりました。
さすがに毎日豆大福をつくり(売れなければ食べ)続けるのは、そのうち豆大福の夢を見るようになるだろうと、浮島にたどり着きました。

大手亡豆の白あんと小豆の小倉あん(ともに北海道産)に、卵と米粉を混ぜて蒸し上げます。卵白はメレンゲにしますのでふんわりしっとり、油分は隠し味程度の生クリームだけなので軽やかです。
桜に合わせてデビューさせようと準備していたところ、今年は開花が早くて慌てましたが、なんとかスタートできました。300円+消費税でのご提供となります。

珈琲は、今日からブラジル・カトゥーアイ・アマレロの中深煎りと、珍しいコンゴのお豆の深煎りにかわりました。だいたい2、3週間ごとに焙煎しています。

換気扇と網戸を取り付けていただきました。

コーヒーは今日から、エチオピア・イルガチェフェの中深煎りと、コロンビア・スプレモの深煎りになりました。
イルガチェフェは酸味がとがっていない落ち着いた味わいです。冷めるに従って旨みのある酸味が増してきます。
スプレモは前回中深煎りでしたが、今回はぐっと深く焙煎してます。スモーキーさと甘さが出ています。日が経つごとに味の変化が楽しめそうです。

喫茶コーナーの新型コロナ感染防止対策として、これまで全開+すだれ+サーキュレーターでやってきましたが、冬は寒い、ということに気が付きまして、内装をお願いしている山村咲子さんに相談し、寺井工務店さんに急遽、換気扇と網戸を設置していただきました。すだれを外すことができて、冬の午後の陽射しが届いてぽかぽかコーナーになりました。

何をしても初めてのウイルスを相手に完璧はないですが、お客様に少しでも快適な時間を過ごしてほしいですし、自分たちも怖さを減らしたいので、できる策は講じたい所存です。
店内奥にも換気扇を増設しました。

 

店内では手しごとバザールと題して、日本在住のクルド難民のご家族のお母さんが作っている伝統レース編み「オヤ」の展示販売をはじめました。お嬢さまがこの春大学に進学なさり、売り上げは授業料に充てられます。日本人でも安心の得られない今の日本において、少しでもお役に立つことができればと思っています。
ご来店を呼びかけられる状況ではなくなりましたが、もしもお立ち寄りの際はぜひお母さんの細やかな手しごをご覧ください。報道の中でしか知らないクルド民族に思いを馳せていただくだけでも、何かが変わると信じてます。

パナマの森とケニアAA

ここ最近、珈琲豆はだいたい2週間くらいのペースで焙煎しています。なかなかサイトのメニュー更新まで手がまわらずすみません。。

今回は初めてのパナマのお豆「パナマの森」を中深煎りにしました。パナマ、、コスタリカと南米はコロンビアに接した、中央アメリカの最南端、改めて地図を見るとちょっと心細くなるような細長い形で国土の中央のパナマ運河が大西洋と太平洋を結んでいます。その西部の深い山あいの火山性の有機質に恵まれたボケテ地区で生産されているお豆です。

果実的酸味、スモーキーさもあり、焙煎後の味変化が興味深いお豆です。

ヒマラヤケーキサンドと萬福亭チャイ

パリットフワットさんと、以前は千駄木に店を構えていらした結構人ミルクホールさんとのコラボおやつ「ヒマラヤケーキサンド」は、谷中のランドマーク、ヒマラヤ杉へのオマージュをこめて考案されたそうです。

パリットさんでも販売なさってるので、すでにファンの方もいらっしゃるかと思いますが、古書ほうろうもお声がけいただき、販売させていただくことになりました。(パリットフワットさんのほか、ヒマラヤ杉のミカドパンさん、藝大アートプラザ前に出店なさっているNoMcafeさんでも扱われてます。)

結構人さんの人気No.1のモカチーズケーキが、パリットフワットさんのココアクッキーでサンドされています。モカの風味、チーズケーキのコク、ココアのビター感が絶妙なバランスで、さすが!と唸ってしまいました。コーヒーにもぴったりです。
冷凍されていますので、アイスケーキ感覚でもたのしめます。個人的には、少し置いて少しひんやりな感じでいただくのがおすすめ。
お席でお召し上がりいただけるほか、お持ち帰りも可能です。お持ち帰りいただく場合は、保冷バッグなどご持参ください。

チャイは久しぶり(すみません、写真は珈琲です)。スパイスセットを販売したり、イベントで出させていただいてました。
有機スパイスと茶葉が入手できましたので、冬に向けてスタートしました。ホールスパイスを砕いて作ります。

コロンビアとブラジルを焙煎しました。

久しぶりの半熱風釜を使わせてもらい、コロンビア ラ・バージニア(左)とブラジル キャラメラード(右)を。どちらも中深煎りで、コロンビアがやや深めです。

コロンビアの方は、旨味、香味がギュッと詰まったしっかりボディ。押し返してくるような弾力すら感じます。冷めてくると酸味が現れます。
ブラジルは、いまのところあっさりめな印象です。優しい甘さと香ばしさがあります。

やさびしいかるた

今週は思いがけないことがありました。

「あの、以前千駄木のお店のときに、お店の前のスペースでかるたのイベントをしたいとお声がけさせていただいて、そのときに貸はらっぱ音地さんをご紹介いただいた者です。」

帳場の前に立たれたのは、読み札と絵札を正解で合わせるのではなく、言葉と写真をその時の直感で合わせるオリジナルかるた「やさびしいかるた」を作っているかわぐちさやさんでした。

千駄木の店のときに、前のスペースを使わせてもらうには、、というご相談だったと思うのですが、ちょっと条件的な難しさもあって貸はらっぱ音地さんをご紹介したのでした。
音地さんで初めて人前でイベントなさったのをきっかけにHAGISOさんで展示ができることになったり、大道芸 ヘブンアーティスト ライセンス認定を得たり、鬼子母神の手創り市に出店したり、といろいろ活動の場が広がっていったのだそう。
「すべてのはじまりはほうろうさんに音地さんをご紹介いただいたことから始まったのです。今年やっと流通できるかたちのかるたを作ることができたのですが、その矢先のコロナで、、でも今日、やっとこちらに来られました!」と、カバンから『やさびしいかるた』を出して、プレゼントしてくださいました。(せっかくなので販売用も1セットお預かりしました。)

うちが何かした、というより、かわぐちさんが一歩を踏み出したことで広がった、のですが、でも、そんなふうに何年もおもってくださってたのはうれしいです。
ここ最近はコロナにも政治もどんよりしがちでしたので、急に雲間から陽が射したみたいな明るい気持ちになりました。

かわぐちさやさんの「やさびしいかるた」(2,800円+税)
 1. 写真の札を場に広げます
 2. 言葉の札を読みます
 3. 言葉からイメージした写真の札を選びます
 4. なぜその札が合うと思ったのか、心の中でまたは言葉にして話をしてみましょう
https://yasabishii-carta.amebaownd.com/

ひとりでも多くの方に見ていただきたくて、店の入口すぐのレンガの壁に、絵札(写真)の一部を貼りました。
左下に読札(言葉)が置いてありますので、こっそり合わせて遊んでみてください。

 

エチオピア・シダモ シャキッソナチュラル 陰干し

久しぶりにエチオピアのお豆を焙煎しました。
シダモ地方グジ地区シャキッソ村、タデGG単一農園から届いた、ナチュラルの陰干しです。
時間をかけて陰干しすることにより甘みが引き出せるのだそうです。
やや深めの焙煎。すばらしきモカフレーバー♪
明日からホットでお出しします。