日々録」カテゴリーアーカイブ

しのばずくんの本の縁日まであと10日を切りました!

 むは〜ドキドキしてます。aki_web_poster_h800
 しかし、年配のお客様に〈しのばずくんの本の縁日〉のチラシをお渡しすると「あ、神田古本まつりとかぶってるね。ぷぷ。」と言われることしばしば。まさか狙ったわけじゃなく、ただの抜け作。うぅ。。 神保町からだと都営三田線で白山までたった3駅です♡ ぜひぜひこちらにもお運びください。

 まずは古本の出店からご紹介しますと、不忍ブックストリートMAP内の古本を扱う店が集まって古本市をするのは初めてのことです!(以降敬称略で失礼します)喜多の園、古書信天翁、古書OLD SCHOOL、STORE FRONT、星微堂書店、ツバメブックス、バンゴブックス、ブックス&カフェ・ブーザンゴ、弥生坂 緑の本棚、ひるねこBOOKS、古書&ギャラリー タナカホンヤ、そしてネット専門店、書肆田高、つい最近までご近所だった古書ソオダ水。そしてさらに、一箱古本市仲間のたけうま書房、JUNGLE BOOKS(最近は漫画の監修も手がけられている田波有希さの占いコーナーもあり〼)のご出店が叶いました。古本ブースは、得意なジャンルが面白い感じにバラけていると思います。自分たちが一番わくわくしてるかもしれません。本堂に向かって左手奥のほうで賑々しくお待ちしておりますよ〜!

 この縁日は、会場となってくださる養源寺さんのご住職が本が好きで、「境内が本で埋まるところを見てみたいです」と声をかけてくださったのがそもそものはじまりでした。それを聞きつけたしのばずくんが、古本、新刊いろいろな本をいっぺんに見てみたいものじゃ、と言ったとか言わないとか。しかも往来堂書店がこの11月で20周年とくれば、縁日でお祝いだ! これはやるしかないね、しのばずくん、ということで、しのばずくんの術にかかってしまったのかわかりませんがともかく動きはじめたのでした。

 出版社のご出店は、超ご近所の羽鳥書店をはじめ、亜紀書房、朝日出版社、京阪神エルマガジン社、産業編集センター、晶文社、タバブックス、小さい書房、DU BOOKS、童心社、ナナロク社、西日本新聞社、農文協、パイ インターナショナル、ビーナイス、ビレッジプレス、本の雑誌社、山と溪谷社、立東舎、リトルモアの20社が集ってくださいます。

 そして、映画酒場編集室が今回の運営に携わってくれたことも、イベントの実現に向けて大きな力となりました。おかげでタコシェや映画酒場とミニコミの仲間たちの参加が決まり、しのばずくんの野望がよりリアルになってきたのです。

 さらにさらに、往来堂書店でも販売しているブックカバーの旅するミシン店、不忍ブックストリートMAPや、縁日のチラシを作ってくださった絵描きのはとちゃんのハト商店。おいしい食べもの、飲みものもだってちゃんとありますよ。地元カヤバ珈琲のキッチンカー・カヤバスタンド、絵本から飛び出してきたのではなないかと思えるようなまほうのすうぷ屋さん。

 やっぱり、しのばずくんの術なのかな。本堂でトークをしてくださることになった桑原茂一さんは、まさに企画が盛り上がりはじめたある日、「東京の東の方は、これまで縁がなかったんだけど面白いところですね。」と『dictionay』を携え往来堂や当店にご来店くださり南陀楼綾繁さんが大興奮。トントン拍子でトークイベントが決まりました。桑原茂一さんは、縁日にもご出店くださいます。

 フィナーレを飾るのは、はるばる京都から駆けつけてくださるデュオ、ふちがみとふなと!
 うちの店では10年前に南陀楼さん企画で初めてライブをしてくださり、その2年後、南陀楼綾繁のトーク十番勝負で、トーク&ライブをしてくださいました。以降も何度か声をかけてくださっていたのですが、どうしてもタイミングが合わず、この界隈で聴けるのはほんとうに久々。うれしいなぁ。
養源寺の本堂に響きわたるであろう渕上純子さんの野太く、かつ繊細な襞のあるボーカルと、人を幸せにしてくれる笑顔の船戸博史さんが爪弾くアバンギャルドなコントラバスを想像しただけで、そわそわしてきます。

 出店のみなさまには事前説明会にお運びいただいたり、何度もメールでやり取りさせていただいていますが、この日を待ち構えてくださってるのがビシバシ伝わってきています。

 一箱古本市の助っ人さんは全国的にチラシを配布してくださり、前日、当日も大勢の助っ人さんが名乗りをあげてくださっています。チラシ設置にご協力くださっているお店やスペースの皆さまありがとうございます。
 深秋の一日、お寺の境内でたくさんの本とのんびりお過ごしいただけるよう、ただいま準備は佳境です。みなさまお誘い合わせのうえ、お出かけください。しのばずくん共々、心よりお待ちしております!

 なお、その日の古書ほうろうは、先日のリボン展でも数時間帳場を預かってくださった、谷中のこ屋根会発起人でもある谷根千工房の山﨑範子さんが店番をしてくださいます。山﨑さんの笑顔ファンの皆さま、山﨑さんに会いに来てくださいね。

 養源寺の最寄り駅は初めにご紹介した白山駅のほかにもいくつかありますが、一番近いのは、東京メトロ南北線「本駒込」駅です。エレベーターで地上に出たら、右手、すぐの角をまた右折(横断歩道も歩道橋も渡りません)、道なりに進むと、前方マンションの手前に三角の小さな空き地が見えてきます。そのままマンションを通り過ぎると、ブルーグレー色の可愛いお店喫茶ギャリコさんがありますので、手前を右に曲がれば、すぐ養源寺です。
千代田線千駄木駅からお越しの場合は、団子坂を登ってさらに進んで、左手パン屋のパリットフワットさんの前に来たら、対岸の駒込学園と駒込大観音の間の道に入ってまっすぐの右手です。 (駐車場はありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。)
ようこそ、しのばずくんの本の縁日へ!