日々録」カテゴリーアーカイブ

3月第4週

3/20
2週間ぶりの実家。介護認定1年目の更新につき、区役所担当の方が調査に見えた。どうか現状維持になるよう祈るのみ。父も母も元気そう。旅行の話をしてみる。

3/21
ひるねこBOOKSさんでカイズケンさんの展示とMAP校正。
神保町で「ことばのポトラック」。4年ぶりの開催でようやく、歓藍社の野内彦太郎さん、林剛平さん、佐藤研吾さん。
林さんも佐藤さんも「解像度」という単語をよく使われた。そして農作物がどのようにして放射能を取り込むかのサイエンスの部分の話、成長過程での根の張り方で、地表では影響を受けやすいが、根が張り地中深くなると影響が少なくなる、稲だと地上部の下の方が放射線量が高めで、穂先の方は影響が少ないなど、体験から得た数値、傾向からの考察はとても具体的で、知りたかった部分をやっと話してくれる人が現れたと思ったら涙が出そうになった。
野内さんがご高齢であることから、わたしはTwitterで古老と紹介してしまったが、なんのなんの背筋はピンと伸びて姿勢よく、声にもお話にも張りがあり、とても開けたフレッシュな感性の方であった。オーストラリア帰りのおじさんの影響か、中学生の頃からクラシックに傾倒し、以来ずっと体の中を血液のように音楽が流れているのだなぁ。こだわるのは「美」、すべて音楽からつながっている。

そのあとは水天宮・日本橋公会堂で宮地さんと待ち合わせ「大東京 映像と音楽と朗読の一九三一年型モダン昭和」を鑑賞。
1932年生まれの若い彦太郎さんが78回転のシューベルト「未完成」をすり減るまで愛聴していた話から、1931年型イベントにと流れるなんて、思いもしない展開だった。受け取るものが大きい一日。

3/22
なんだかこのところずっとざわざわしているなぁ。なにかなぁ。
久しぶりにお濠のスワンちゃんに会えた。夜は胡桃黒糖羊羹仕込み。