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「宮里千里と大竹昭子のアッチャーアッチャーじゃらんじゃらん」耳で旅するトークショー 6月14日(木)19時半
2018/06/14▶︎7:30 PM - 9:00 PM
¥1,500宮里千里さん録音の秘蔵音源を聴きながら、大竹昭子さんを水先案内人に「耳で」旅するトークショー
昨年末に『琉球弧の祭祀 久高島 イザイホー』を初めて耳にしてからトントンとことが運び、年明けには録音したご本人・宮里千里さんがはるばる那覇からご来店くださり、イベントのタイトルも決まりました。
千里さんの本や、宮里綾羽さんの『本日の栄町市場と、旅する小書店』を読んでいると、しばしば「アッチャーアッチャー」という表現が出てきて、なんだか自分もそわそわしてきて、アッチャーアッチャーしたくなってきます。
アッチャーアッチャーとは、沖縄のことばで、歩き回るとか、散策という意味なのだそう。バリに通ってガムランの演奏も録音している千里さん曰く、インドネシア語では、じゃらんじゃらんが似ているかなということで、それなら両方繋げてしまいましょう、と相なりました。
そうなのです。千里さんはデンスケと呼ばれるソニーの録音機を持ち歩き、イザイホーだけではなくて、ありとあらゆる?音を録音、ストックなさっているそう。
ご著書の『アコークロー』には、ある日平和通りを歩いていると、どこからか甘く切ない音色が聴こえてきて、気になって音源に近づくと果たしてそれは、知る人ぞ知る、あの、奄美の盲目の唄者で竪琴弾きの里国隆ご本人が路上演奏していて(!)、大慌てで家に録音機を取りに走るなんてエピソードも出てきて、思わずこちらも手に汗を握ってしまいます。
イザイホーは映像にも残されていますが、あえて「音」だけを聴くことに面白さを感じました。スピーカーから聴こえてくる音だけの世界は、どこからともなく潮の香りがしてきて、祭りを見守る島民のすぐ隣に自分も身を置いているような臨場感があります。そして、そこから巡らせる想像のなかの風景は、現実からもきっと少し浮遊して、聴く人それぞれのお伽噺が創られるような自由さがあるように思います。
宮里さんをほうろうに引き合わせてくださり、トークのお相手をしてくださる大竹昭子さんも“歩く表現者”と形容されるほど、都内の地形歩きから、沖縄、バリ、ニューヨーク、イタリアと様々な旅の経験者。
そんなお二人と、様々な音源に耳を傾けながら、モニターに疲れた目をちょっととじて、アッチャーアッチャー、じゃらんじゃらん。
何が飛び出すかは当日のおたのしみ。この日だけのスペシャルな旅ができること間違いなしです!
ぜひともご一緒いたしましょう!
日時:2018年6月14日(木)19:00開場/19:30開演
出演:宮里千里 (録音する人、宮里小書店店長、文筆家)
大竹昭子 (文筆家)
会場:古書ほうろう(東京都文京区千駄木3-25-5/03-3824-3388)→アクセス
料金:1,500円(飲み物持込み可/三軒隣に酒屋あり)
*空き缶などのお持ち帰りにご協力ください。
定員に達したため、ご予約の受付を締め切りました
予約・お問合せ:古書ほうろうにて承ります。
▪ 電話:03-3824-3388
▪ メール:horo●yanesen.net (●→@)
ご予約の際の件名は「6/14 宮里千里・大竹昭子」で、お名前・人数・当日ご連絡可能なお電話番号をお書き添えください。