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ズビズバー インストア ライブ 2017年1月14日(土)19時
2017/01/14▶︎7:00 PM - 9:00 PM
投げ銭
日時 2017年1月14日(土)19時より
出演 ズビズバー
西尾 賢(ピアノ・ウクレレ・三味線・歌)
西本 さゆり(歌)
会場 古書ほうろう
入場料 無料(投げ銭大歓迎) (飲み物持込み可/三軒隣に酒屋あり)
*空き缶などのお持ち帰りにご協力ください。
通常営業中のライブになりますので、ご予約なしでもご覧いただけますが、
事前にご予約いただけましたらお席をご用意いたします。30席くらいご用意できると思います。
ご予約が30名に達したため、受付を終了しました。
ご予約なしでもご覧いただけますが、若干見づらい席、あるいは立ち見になる場合もあります。
昨夜早仕舞いしてうかがった龜樂四代目・西尾賢さんによる「年忘れ龜樂寄席」は、非常にインパクトのある、というかあり過ぎで、会場となった古い長屋のカフェ・モモガルテンの雰囲気といい、天井を抜いた梁にに吊るされている切り紙飾りや、亀有捏造伝統芸にまつわる文献や資料に囲まれ、四代目の吹き上げるホラ貝で幕を開けたライブは、謡い継がれてきた、かのような、民謡的な世界に酔い、手拍子を打ち、夢か現か幻か、旅先で見知らぬ村の秘伝の神事に迷い込んでしまったかのような体験でした。
いやはや、すべては、夢で現で、ということなのですが、とても不思議なのは、今朝の目覚めといったら、人生に於いて一、二を競うくらいの爽やかなもので、このところ酒を絶ってもダメだった連日の頭痛がすっかり治り、ストレッチも何も効かなかった怠さも、まるで憑きものが落ちたかように数ヶ月ぶりに身体が軽くなったのです。
ありがたい玉子巾着「通称たまきん」料理をいただき、豆奴さん、柳家小春さん、坂巻紗代さんのお囃子に身体がリズムを取り戻し、福禄寿に見えなくもないおじゃるず一号さんのふつうならぜったいに手の届かぬはずのお髷で触れていただき、チャンキー松本さんがお迎えくだすった「親方様」の恩恵ではないかと、想いを巡らしています。
また思いがけず、坂巻紗代さんの薄花葉っぱの歌が何年ぶりかで聴けたり、聴きたかった柳家小春さんの唄をかぶりつきでたのしめたのも、きっとなにかの思し召しでしょう。
昨晩のライブを見ていて、数週間前に、西尾賢さんと豆奴さん、坂巻紗代さん、そして年明けにうちで西尾さんとライブをしてくださる西本さゆりさんの四人でうちの店に来てくださったときに、その日はもちろん装束ではなくてノーマルな出で立ちでしたが、ご一行から福々しいきらきらした粉が降り撒かれているような、後ろ姿を拝みたいような気持ちになったことを思い出しました。
そんなこんなで(と言っても、読んでる方には何のことやらさっぱりだと思いますが)、新年の古書ほうろうへ、西尾賢さんと西本さゆりさんが、〈ズビズバー〉というユニットで、ライブをしにきてくださいます!
西尾さんと西本さんを知ったのは、宮地とわたしが好きなGUIROという名古屋のバンドのピアノとコーラスとしてだったのですが、4月の東京ライブでは、西尾さんが鍵盤を叩くと、なにやらたのしい気持ちがむくむくと湧きあがってきて、西本さんが歌えば、そのふくよかな声は多幸感に溢れ、ふわふわと守られているような心地よさでした。
はて何が飛び出すかな? ズビズバー。久しぶりに店のピアノも歌いますよ♪
(2016.12.05 ミカコ記)