本日の品出し 2014年04月29日(火)
タイトル | 著者 | 出版社 | 税抜き価格 | 状態、他 |
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パントン・ソリッドチップス 旧版 コート紙・上質紙 2冊組 ![]() ![]() |
PANTONE | 8,000 | 2006 コート紙チップ4枚使用済 ![]() |
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Design By Numbers デジタル・メディアのデザイン技法 |
前田ジョン | ソフトバンク パブリッシング | 2,500 | 2001 初版B |
タイトル | 著者 | 出版社 | 税抜き価格 | 状態、他 |
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パントン・ソリッドチップス 旧版 コート紙・上質紙 2冊組 ![]() ![]() |
PANTONE | 8,000 | 2006 コート紙チップ4枚使用済 ![]() |
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前田ジョン | ソフトバンク パブリッシング | 2,500 | 2001 初版B |
完売の表示がないものも、すでに売れてしまっている場合もございますので、お気軽にお訊ねください。
「記憶の蔵 映画ポスター市」も、残すところあと2日間。
最終日(4/29)は「上馬場健弘監督作品上映会」のみの開催なので、じっくりご覧いただけるのは、明日(4/26)が最後です。パンフレットや紙モノも少しずつ追加してますので、ぜひご来場ください。
さて、今日ご紹介するのは、そんな追加補充の中の一冊。現在はゴダール本の訳者としてその名を知られる奥村昭夫が、前衛的な自主映画作家だった頃の記録です。全体の半分ほどは奥村と宮井睦郎との対談で、東大劇研で芝居をしていた奥村が映画を撮りはじめる経緯や、なぜ映画をつくるのかということについて、かなり突っ込んだ会話がなされています。たとえばこのような発言など。
映画にもう一つの機能を持ち込みたいってことなんだ。作る側は作る側で自分の立場を明らかにし、見る者に問いかけるというようなね。
奥村昭夫関係ではもう1枚、1976年に新宿のアドホックビルで開催された自主映画祭「フィルム・タイムライブラリー」のチラシもあります。奥村の『猶予もしくは影を撫でる男』は、足立正生の『銀河系』との2本立て。ほかにも、萩原朔美&粟津潔、大林宣彦&ドナルド・リチイ、松本俊夫&寺山修司、田名網敬一&かわなかのぶひろ、など、魅力的な組合せが並んでいます。裏面には全員のプロフィールも載っていますが、そのなかから奥村のものを引用しておきます。
奥村昭夫 67年に制作グループ “シネマ・ヴォワイアン” を結成。その第一作『猶予もしくは影を撫でる男』は、第一回〈草月実験映画祭〉にてグランプリを受賞。以後『三人でする接吻』『狂気が彷徨う』と問題作を相次いで発表。先日上梓された『気狂いゴダール』の訳者でもある。
最後に。
奥村昭夫については、高崎俊夫さんの「映画アットランダム」にて、多くのことを教わりました。
未読の方は、ぜひ。
http://www.seiryupub.co.jp/cinema/2012/03/post-41.html
「記憶の蔵 映画ポスター市」が、本日いよいよ幕を開けました。オープン直後の喧騒も落ち着き、帳場でのんびりしているのですが、その背後にはこんなパンフレットを飾ってみました。左が、ジャン=ピエール・メルヴィル監督『ギャング』のパンフレット、そして右は『ヘラルド・シネフレンド』第10号の中綴じ付録、同じ映画のフランス本国版ポスター?のリプリント。買い取りの仕分けをして以来、ずっとこんなふうに並べてみたかったので、達成感はかなりのものです(笑)
『ヘラルド・シネフレンド』という冊子のことは今回初めて知ったのですが、巻頭には植草甚一が「なぜメルヴィル映画は面白いのか?」を寄稿してますし、表2にはサントラ盤の広告まで載っていて、メルヴィル・ファンにとっては、ある意味パンフレット以上に貴重かも。
「彼の作品は9本のうち、たった2本しか見ていない。それなのにどうして、メルヴィルらしいな、と思って感心してしまうのだろうか?」
と語る、1967年の植草さん。もし『マンハッタンの二人の男』がリアルタイムで日本公開されていたら、どのような文章を書かれただろう、とあれこれ妄想をふくらませました。
あとこの記事でどうにも可笑しいのは「ジャン・ピエール・メルヴィルと筆者」と題された写真。キャプションのつけ方も含め、素晴らしいセンスだと思います(笑)