風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから
国立国際美術館 2011 図録
編集とデザイン 立花文穂
出品作家
プレイ/アラャー・ラートチャンルーンスック/ディン・Q・レー/立花文穂/島袋道浩/邱志傑/木村友紀/ヤン・ヘギュ/contact Gonzo
経年変化をもたのしめる展覧会カタログです。
7折分の紙束がバサッとそのまま重ねられていて、綴じがないどころか、周囲には印刷されたトンボがあり、裁ち落としもされていない、製作の途中段階を見ているような造りです。それでいて、不揃いのまま飛び出したページの端は擦れて傷んだり、折り目は紙が弱くなり破れはじめたりしています。古本屋の平坦な目で見れば、ヤケ、傷み多というところですが、一冊一冊の置かれた環境が色付ける個性が、時がたつほどにそれぞれ際立っていく。どこまでも完成形のない、デザイナーの手を離れて育ち続ける作品なのかもしれません。
![201308025914](https://i0.wp.com/horo.bz/wp/wp-content/uploads/2013/08/201308025914.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![201308025916](https://i0.wp.com/horo.bz/wp/wp-content/uploads/2013/08/201308025916.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![201308035919](https://i0.wp.com/horo.bz/wp/wp-content/uploads/2013/08/201308035919.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![201308035920](https://i0.wp.com/horo.bz/wp/wp-content/uploads/2013/08/201308035920.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![201308025918](https://i0.wp.com/horo.bz/wp/wp-content/uploads/2013/08/201308025918.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![201308025915](https://i0.wp.com/horo.bz/wp/wp-content/uploads/2013/08/201308025915.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)