まず自分は、もはや政治ともいえない壊れきったいまの国政に怒りまくる無党派です。無党派なのは、特定の党を応援し入れ込んでしまうと自分自身の修正が効かなくなってしまいそうなのが怖いからです。
さてこの衆議院選挙ですが。
自分の住まいは東京10区で、立憲、自民、維新、参政から候補者が出ていて、立憲・鈴木ようすけ候補と自民・鈴木隼人候補が拮抗しています。
自民の議席を減らしたいという大前提はありますが、自民の候補は憲法改正に賛成していますので自分とは絶対に相容れません。立憲の鈴木ようすけ候補に投じます。
そして比例。
「失われた30年」と言われますが、統一教会が日本に入り込んで60年以上。
自民党議員とは反共主義という点ではじめから協力関係にあったようですし、成長に沸いた時代も庶民の気づかぬところで、着々と素地固めされていたのだと思うと、ほんとうに気が遠くなります。
戦後しばらくは、戦争を体験した長老議員の方たちに「戦争だけはしたらあかん」という信念が共通していたと思うのですが、代替わりしボンクラ2世、3世たちの保身最優先時代となり完全にタガが外れてしまった。。
先日「資本主義は頭打ち」という表現を見て大きく頷きました。
国際法完全無視のガザでの虐殺を止めないどころか、武器を供与し続け、外交関係で制裁を加えることもせず、親パレスチナの国民がいれば力づくでねじ伏せている西側諸国、イスラエルからの兵器関連の輸入をやめずに西側に追随する日本政府という信じがたい在り方を目の当たりにして、資本主義はひょっとしたら常に誰かに犠牲を強いて成り立っているのではないかしらと、大変遅まきながら気がついたことが間違っていなかったと思いました。資本主義は植民地支配のうえになりたっていたのだと。
生活必需品といわれた電化製品などが各家庭に行き渡ってない頃や、人口が増加しているうちは、需要も供給も伸び続け、生活も豊かになってゆく(ように感じる)ので資本主義万万歳でそういう構造の国がつくられてきたわけですが、ひとたび人口が減少傾向に転じると、単に需要も減少しますので、資本主義は立ち行かなくなって当たり前です。
まして今の日本は、急激に人口が減少しているのを、被災地の復興に人手が足らない、バスの運転手が不足している、タクシーが少ない、宅配業の配達員不足などなど身の回りのあちこちで肌で感じるほどです。
そういう状況なので、資本主義のやり方で成長してきた大企業はきっと生き残りに必死で、軍事産業に手を出したり、商品開発のために国民の個人データがそれこそノドから手が出るほど欲しくてマイナ保険証に納期までつけて実施を迫ったりするのでしょう。
インボイスだ、増税だと、こんなに雁字搦めにされて働いても働いても生活が楽にならず(まさに搾取!)、おまけに地球沸騰化の元凶でもある資本主義。
出来上がった構造にメスを入れるのは怖いかもしれない。
でもいつまでも古い構造にしがみつかず、時代に合わせて緩やかに変化させていったほうがいいんじゃないかなと思います。
資本主義の「資本側」の人たちにとっては、自分たちの地位を奪いかねない民主的な共産主義は潰しておかなければいけない。だから反共思想の組織とも手を組むし、資本主義がいかにも正義かのような洗脳をしてきたのではないかと思いました。
若い世代にもなんとなく共産党アレルギーが浸透しているのだとすれば、彼らの洗脳は大成功しているのでしょう。
こちらのスレッドにある共産党の田村智子さんの動画を見て、「資本主義を経て」、これまでのいいところは受け継いでいく、悪いところはなくす、誰もがゆとりをもって生きやすい社会に変えてゆく、その当事者になてみるのもおもしろいんじゃないかなと、なんだか前向きな気持ちになりました。
https://x.com/hiko_ARMY1230/status/1849289353220260253
60年かけて国の中枢が壊されてきたので、もしも政権交代が起きたとしても、2、3年で急に好転することはないでしょう。資本主義の次の形をつくってゆくのに、共産党の意見がもっと通りやすくなるように議席が増えればいいと思いました。
比例は共産党に託します。
そうしてなんだか思った感じじゃないなぁと思ったら、また違う政党に投票しようと思います。
(宮地美華子 記)