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koshohoro について

東京都台東区池之端の古書ほうろうです。毎日試行錯誤してます。

本日の品出し 2017年04月17日(月)

タイトル 著者 出版社 税抜き価格 状態、他
光速エスパー 全3巻 松本零士 朝日ソノラマ 4,500 昭和58〜59年 初版 帯
映画パンフ
内なる傷痕
LA CICATRICE INTERIEURE

監督
フィリップ・ガレル

1970-71 仏
ビターズ・エンド 1,000 1998年 一部黄変
B2変形折りたたみ式
裏面ポスター
寄稿 柳下毅一郎ほか
新装・柳宗悦選集
全10巻揃い
柳宗悦 春秋社 9,000 1972〜73 重版
1巻 シミ多
2巻 函剥離
3巻 函傷み
技法入門シリーズ 10
木工入門 樹の器

秋岡芳夫

講談社 4,000 昭和61年 初版

本日の品出し 2017年04月07日(金)

タイトル 著者 出版社 税抜き価格 状態、他
裏山 安東次男 卯辰山文庫
限定私家版
5,000 昭和46年 初版
第34番/限定220部
夫婦函ヤケ汚れ
和装本 袋付き
毛筆自筆句献呈署名落款
黒い郵便船 別役実 三一書房 2,000 1975年 初版
装幀
イラストレーション
:小島武
イーター 第6号
ノイズ・ジャパン
編集・発行人
地引雄一
テレグラフ
ファクトリー
1,000 1999年
秋田昌美 日野繭子
美川俊治 JOJO広重
バクシーシ山下

野外活動の4月。

桜もちらほらほころび始めました。

 さて、4月。
 30日に不忍ブックストリートの一箱古本市を控え、店内のイベントはないのですが、店の外では、春な、新たな、新年度な、イベントが目白押しです。古書ほうろうに深くご縁のある催しを3つご紹介いたします!

 まずはご近所から。


 4月2日(日)〜8日(土)、本郷図書館の4軒隣、国の登録有形文化財に指定されている島薗家住宅にて、「花、菜、色。―佐藤寿子 作品展―」が開かれます。

 往来堂書店さんや古書ほうろうの店頭でご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。佐藤寿子さんは〈花工房〉という屋号で、植物、野菜など主に植物画のポストカードを作っておられ、毎年7月には大観音のほおずき千成り市にも出店されています。
われわれが佐藤さんを知ったのは、たぶん14年前、谷根千工房の山崎さんからいただいたヤモリのカードでした。

 さて、この展覧会のご案内には、企画として古書ほうろうの名前を並べさせていただいていますが、要は、ただ言い出しっぺ、なのでした。
 昨年9月に当店で谷中ののこぎり屋根工場から見つかった資料のお披露目として「谷中と、リボンと、ある男」展を開催させていただきましたが、その後のこ屋根リボン会議などで島薗家住宅に何度か足を運ぶ機会があり、そのたびにうっとりする日々が続いていたのですが、ちょうどその頃、花工房さんのポストカードの納品がありました。
クリスマスローズ、ニホンズイセン、デンドロビウム、カトレアなどなど、カードを眺めているうちに、それらの絵が、島薗邸の広間に飾られている風景が、ポン、と頭に浮かんでしまいました。しばし自分の妄想にうっとり、気づいたら妄想は暴走へ姿を変え、佐藤さんに熱い熱いメールをお送りしていたのでした。
 そうして「花、菜、色。―佐藤寿子 作品展― in 島薗家住宅」が実現するとお聞きしてからは、ひたすらわくわく。

 島薗家住宅とは、いまから85年前、昭和7年に、東大医学部教授島薗順次郎さんがご子息島薗順雄さんのご結婚を機に建てられた瀟洒な洋館で、造りつけのベンチのある大きな玄関を入ると、右手に書斎、お庭に面してサンルームのある洋間があります。廊下をはさんで、北側には使いやすそうな広いお台所などなど。ぜひともディテールは、実際にご覧になってください。設計は川崎銀行を手がけた矢部又吉だそうです。2階のステンドグラスもお忘れなく。
 お客さまへご案内のDMをお渡しすると、え、これ写真じゃないの?という驚きの反応のしばしば。佐藤寿子さんの手による繊細な筆致の植物たちで彩られた島薗家住宅へ、ぜひぜひお運びください。展示期間中は入館無料です。初日は18時より仰木亮彦さんのライブもありますよ。(1,000円)

 さて、次は電車に乗って新宿、花園神社へ!

 
 4月14日(金)〜23日(日)、水族館劇場が今年は、花園神社に小屋を建てます!
 ご近所の方ならお馴染みの方も多いはず。水族館劇場は、数年前まで光源寺で毎年演っていた小屋掛け芝居の一座です。大漁旗や帆布を継ぎ合わせまるで天に挑むかのように聳えるテントは、その継ぎ目からおいでおいでと、大人のお伽噺へ手招きします。ひとたび潜ったら二度とこの世に戻れないんじゃないかとそんな不安は一瞬のこと、好奇の期待がどんどん膨らんで、ふらふらと招かれてしまうのです。桃山邑の紡ぐ言葉の世界、舞台に裏方に変幻自在の役者たち。さ、さ、新宿の真ん中につかの間現れる舞台「黒翁のまぼろし」、驚天動地の野外スペクタクルへ。いざ、「この丗のような夢・全」へ!
 当店でも、前売り券も販売中です。日にち指定ですので、お早めにお求めください!
 水族館劇場 ニュース:前売券ステーション チケット搬入完了!

 最後は、地元を遠く離れ、山形県は鶴岡へ!

 こちらは、明日、4月1日(土)〜26日(水)、画家・三井永一の仕事「想像と創造(イマジネーションとクリエーション」展が、鶴岡の致道博物館にて開催されます。
 一件の買取が、鶴岡とのご縁をもたらしてくれました。
 はじまりは、大震災の直後の西海孝×関口直人さんのライブでした。そこにお客さまとして来てくださっていた、Kさんが、のちにご親戚の本を引き取ってもらえないか、と声をかけてくださったのが、三井永一さんの蔵書だったのです。
 すでにずいぶんと物が運び出された後ではありましたが、画家の「アトリエ」という、ものが生まれる空間に初めてお邪魔したときの興奮は今でもはっきりと憶えています。大衆小説全盛期に「職業として」挿絵のお仕事をこなされてきた、そのスピード感や高揚感、そして蓄積が、仕事机の周りの道具の配置、そのペン立てのペン1本から、書棚に差し込まれた〝人力〟百科事典から、くらくらするくらいに伝わってきたのでした。三井さん直々にスクラッチボードという便利なツールを教えていただくという思いがけない出来事もありました。
 われわれに託されたのは、一般書の他に、膨大な数のスクラップブック。タイトル別、話順、掲載誌も切り取り、どなたかに差し上げたものは、空いたページに誰それへ、とメモする几帳面さで、原画など手がけられたお仕事が、整理されて残されていました。今のように検索の時代ではないので、人物、建物など、それぞれお仕事に必要な項目ごとに、いくつもの切り抜きがあらゆる角度からの仕事に応えられるようにスクラップされていました。
 そうして買い取らせていただき、自分たちでもそれらを記録し直したりしましたが、果たして売るとなるとどうしたものか、できることなら散逸させたくない、陳列の仕方をどうしたらよいのか、考えるうちに数年が経ってしまい、ひとつの時代を駆け抜けた挿絵家の資料を死蔵しておくには忍びなく、ある日、そうだ、鶴岡へお返しするのがよいのではないか、とようやく思い至ったのでした。
 三井さんが故郷の鶴岡を想うお気持ちは、お目にかかったときにも、買い取らせていただいた本からも強く伝わってきていたのに、もっと早く気づけばよかった!
 さっそくKさんにご連絡し、三井さんと親交の深かったとお聞きしていた致道博物館への寄贈をご相談し、館の酒井さん、本間さん、菅原さんが引き取りに来てくださったのが、ちょうど昨年の3月でした。


 そして1年経った先日、4月に「想像と創造(イマジネーションとクリエーション」開催のお知らせをお送りいただきました。三井さんのアトリエに入らせていただいた者として、こんなにぴったりなタイトルは無いと我がことのように胸を張ってしまいます!仕事机のイラストをチラシに配してくださったセンスにもナイスで、何よりたった1年で、こんなふうに多くの方々に見ていただける機会をつくるまで準備してくださったことに頭がさがります。
 われわれが目にした資料は、挿絵画家・三井永一の面が多かったのですが、この展示では油彩、版画と、様々なお顔を見ることができそうです。お宅で何点か油彩も見せていただいたときにも、ずいぶんと締め切りに追われてお仕事をしてこられたはずなのに、それでもほんとうに描くことがお好きなんだなぁと、その情熱に打たれました。
 三井さんからは買い取りのあとも、何度か、何々の花を描きたいのだけど、よさそうな本はないか、とお電話をいただきました。一度は、ご希望に近いものをお渡しできたのですが、そのあとはご希望にお応えできず、そのうちにご連絡もなくなりお亡くなりになったと聞いて、お役に立てなかったなぁという思いがありました。
 三井さんのお宅から千駄木経由でずいぶんと遠回りしてしまいましたが、致道博物館のみなさまのご尽力によりこのような展示が開かれることとなり、三井さんも喜んでいらっしゃるのではないかしら、と感じています。
 もしもお近くの方でこのブログを読まれた方がいらっしゃいましたら、どうぞお出かけください。そしてお近くでない方も、生涯、描き続けた三井永一という方のお仕事、プライベートの作品を見にお出かけください。われわれもお休みをいただいて、晴れて三井さんのお仕事たちとの再会を果たしたいと思っています。(宮地美華子)

本日の品出し 2017年03月24日(金)

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タイトル 著者 出版社 税抜き価格 状態、他
おひめさまえほん 全5冊
1 シンデレラ
2 しらゆきひめ
3 おやゆびひめ
4 にんぎょひめ
5 ねむりひめ
絵 高橋真琴
文 香山美子
  立原えりか
  武鹿悦子
  間所ひさこ
  宮田滋子
小学館 7,000 昭和57年 函なし
1,2巻 2刷/3〜5巻 初版
2巻 表紙に軽い折り目
3巻 表紙にすれ、角傷み
4巻 表紙に軽い折り目
全巻 地にクレヨンの擦れ

本日の品出し 2017年03月23日(木)

タイトル 著者 出版社 税抜き価格 状態、他
中沢啓治選集 全5巻
「チンチン電車の詩」
「あの街 この街」
「仕事の詩」
「オキナワ」「平和の鐘」
「はだしのゲン」
文民社 5,000 昭和50〜52年 初版
函イタミあり
ビニールカバー
第1巻のみ署名入

本日の品出し 2017年03月18日(土)

タイトル 著者 出版社 税抜き価格 状態、他
西洋シネマ大系 ぼくの採点表
1〜4巻+別巻+総索引
双葉十三郎 トパーズプレス 10,000
税込
1988〜97年 帯
ビニールカバー
日本映画批判 1931-1956  〃  〃 1,500 1992年 初版 帯
新編
われわれはなぜ映画館にいるのか
小林信彦 キネマ旬報社 1,700 2013年 初版 帯
映画脚本家 笠原和夫
昭和の劇
太田出版 4,500 2003年 第2刷
帯イタミ少
特別付録あり
諸国物語 全2巻 森鴎外 訳 ちくま文庫 2,000 1991年 初版
蒸気船 田中航 毎日新聞社 1,500 昭和52年 初版
帯イタミ
野蛮人との生活 シャーリイ・ジャクスン
深町真理子 訳
ハヤカワ文庫 1,000 昭和49年 初版
カバー:畑農照雄
ヴォーリズの住宅
「伝道」されたアメリカンスタイル

山形政昭 住まいの図書出版局 3,000 1988年 初版
東京藝術大学オリジナルカタログ
Students at TUA:
Effort and Document
May-November, 2016

編集 内山耀一朗
   齋藤洋子

東京藝術大学 1,500 2016年
巡回展Robert Frank:
Books and FIlms, 1947-2016

の企画・準備の過程をまとめたカタログです。
現代五感
1960-2004 OUR DAY

富山治夫

講談社 2,500 2004年初版 署名落款
カバー傷小
Sam Haskins
Photo Graphics

Sam Haskin



RotoVision SA 7,000 1980年 英仏独語
署名
Dessins Erotiques de BERTRAND 2

BERTRAND

Le Terrain Vague 3,000 1971年 仏語
Sapho

写真 Frederick Smith

Tchou Vertigo 4,000 1975年 仏語
表紙傷み

本日の品出し 2017年03月17日(金)

タイトル 著者 出版社 税抜き価格 状態、他
伝説のモータウン・ベース
ジェームス・ジェマーソン
ドクター・リックス
坂本信 訳
リットーミュージック 6,000 1996年 初版
付属CD2枚あり
表紙イラスト
:荒川正太
くらやみの天使 Uマイア 翠楊社 3,000 昭和53年 初版
カバーイタミ少
1頁のみシミ少
トキワ荘物語 赤塚不二夫
石森章太郎
鈴木伸一
つのだじろう
手塚治虫
寺田ヒロオ
永田竹丸
藤子不二雄
水野英子
森安なおや
よこたとくお
長谷邦夫
 〃 2,000 昭和53年 初版
ほるぷ版
手塚治虫選集 全20巻
ほるぷ出版 5,000 昭和57年 初版
解説書付き
小口ヤケ