宮地が風邪でダウンし波乱の幕開け(大げさ)となった年明け二日間、あぁ、これは新幹線で帰省した罰なのか、と危うくどんより沼に落っこちそうになりましたが、大勢ののお客さまにご来店いただき、中にはお見舞いのお言葉までかけてくださる方もあり、お客さまはありがたいなぁ、いいお客さまに恵まれているなぁ、と、しみじみありがたさを感じるスタートとなりました。
明日からは通常営業になります。
棚の充実に向け、まずは目の前のこの山をなくすことから!ふぅっ。
本年もよろしくお願いいたします。
今年はみなさまにとってどんな一年でしたか。
今年と来年、その境目で何かが劇変することはないけれど、毎日毎日を大切に生きてゆけたらいいなぁと思います。
今年はこれまで病気知らずだった父の手術などを経験し(快復しました)、よけいにそんなことを思うのかもしれません。
それにしても、世の中はなかなか思うようにならないことだらけですね。原発事故以降、まだまだ生活が戻らない方々もたくさんいらっしゃるのに、まだ原発に寄りすがろうとする政府の方針はまったく理解できません。
来年も引き続き、目の前の些細な選択ひとつひとつに慎重でありたいと思います。
30日20時をもちまして、年内の営業は終了いたします。
新年は、5日12時より営業いたします。
本年もたくさんの方にお世話になりました。誠にありがとうございました。
来年もみなさまのお越しを心よりお待ちしております。
よいお年をお迎えください。
(ミカコ)
「活版印刷で刷る糸綴じノート」ワークショップ 終了しました。
いざ本番を迎えてみると準備が足りないところも多々ありドタバタしてしまいましたが、参加者のみなさまの協力のおかげでなんとか終了することができました。
初めての二日間にわたるワーショップは、10名のうち8名が両日参加してくださったこともあり、和気あいあいとした雰囲気での作業となりました。参加してくださったみなさまありがとうございました。
そして今回は手帳欲しさに私も参加しました。限られた時間内で、出来上がりのイメージをかため、頭の中や紙の上で設計図を組み立てる、という作業を初対面同士ひとつの机でするというのは、なんとも刺激的でたのしい時間でした。
表紙、本文紙、版選び、鑞引き加工、ホルダースタンプ、製本の糸選び。出来上がりは手のひらサイズの小さなノートですが、ささやかな選択が無限大の可能性を秘め目の前で展開してゆく様に、感嘆しっぱなしでした。
一日目のつるぎ堂さんによる印刷の日は写真を撮る余裕がなかったのですが、二日目の空想製本屋さんの日の写真をランダムにアルバムにしました。ブレてしまったり、角度がいまひとつだったりで、よさがあまり写せませんでしたが、みなさん素敵なノートが出来ました。一年後、どんなふうに使われたか見てみたいです。
この夏、間もなく劇場公開されるアルゼンチン映画『ル・コルビュジエの家』の試写会に行ってきました。
タイトルのとおり、ル・コルビュジエが設計した住宅がこの映画の舞台です。
クルチェット邸とよばれるその住宅は、アメリカ大陸では唯一のコルビュジエ設計による私邸だそうで、歯科医クルチェット氏のクリニック兼住宅として1949年建てられました。
現在は資料館として実在するこの住宅を舞台に、大胆なブラックコメディーが繰り広げられます。
先日の「ナンダロウアヤシゲと佐藤純子の2回めのみせばん」を記念して作られた古本かるたが、追加で納品されました。
みせばんとほおずき千成り市の二日間のようすと後日分ちょこっとを、togetterにまとめました。
追加されたかるたでことば遊び。
へ、び そ、う、る め、す ふ、て、ね お、に、し、め 1枚 200円です。
(写真では落款のないものがありますが、撮影後押捺いただきました。)
明日はいよいよ片岡義男さんをお迎えするカタリココ。
当日販売する片岡さんと大竹さんの新刊書籍を、以下アップしておきます。
もちろん古本もありますが、それは見てのお楽しみということで。
『言葉を生きる』には、大竹さんと秋葉直哉さんの、それぞれに素晴らしい書評があります。
かつてのお二人と同様、なんとなく片岡さんを避けている方にこそ、読んでいただきたいです。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/ohtake/archives/2012/06/post_82.html
http://www.webdoku.jp/cafe/akiba/20120621103048.html
また、担当編集者である八巻美恵さんの文章も必読。
一冊一冊の本が、どのように生まれ、かたちになっていくかの、貴重な記録でもあります。
http://suigyu.exblog.jp/18152434/ http://suigyu.exblog.jp/17987328/
http://suigyu.exblog.jp/17751003/ http://suigyu.exblog.jp/16117337/
http://suigyu.exblog.jp/15025463/
そして「片岡さんといえば赤い背表紙の角川文庫だよなあ」というみなさんには、
『この夢の出来ばえ』を編集された川崎大助さんによる、「レッド・スパインを追う旅」を。
http://www.dotbook.jp/magazine-k/2012/05/24/seeking_red_spines_in_bookoff/
『日和下駄とスニーカー』は、明日14日が発売日。大竹さんと荷風、とても楽しみです。
なにやら儚い感じではございますが…。
島情報タブロイド紙『季刊 リトケイ』(離島経済新聞社)にキヨスク的な定位置をつくりました。
日本は島国でありますが、本土5島(北海道・本州・四国・沖縄本島)を含めて6,852もの島があり(日本の海上保安庁では「周囲0.1km以上」を島の数を数える基準にしているそうです。)、そしてそのうち有人島は約430もあるのだそうです。
2010年10月に『離島経済新聞』として、離島情報をひとまとめに伝える媒体としてがインターネットでスタートし、
「インターネットインフラが十分でない島がある」
「ウェブをあまり見ない層がいる」
「ウェブだけでは残したい情報が残しにくい」
などの点から、紙媒体として『季刊 リトケイ』をつくるに至ったそうです。
現在、02号「働く島人たち」が最新号です。