月別アーカイブ: 2012年10月

ハト商店の新入荷!

〈ハト商店〉は、絵描きのはとちゃんが作る、ポストカードや缶バッジ、絵本などのグッズを販売している小さな商店です。

はとちゃんの公式サイトはこちらです。⇒ ハトゴヤ

いつから置きはじめたのかだんだん記憶があやふやになってきていますが、古書ほうろうで雑貨を扱い始めた初期からの歴史ある老舗といっても過言ではないでしょう。

はとちゃんの描く、ちょっと不思議な世界や動物たちが主人公のオリジナルグッズはずっと人気商品で、しかも以外にも?虜になるのは女性ばかりでなく男性のお客さまも多いのです。

そんな〈ハト商店〉に、新作が入荷いたしましたのでご紹介します。

 

 2013年カレンダー
¥1,200(税込)
幅 18.2 cm × 長さ 51.6 cm

2ヶ月表記の縦に長い壁かけ式のカレンダーです。
1、2月の絵は、おこたで迎えるお正月。はとワールドの仲間たちがたくさん遊んでいますね。
家にこのカレンダーがかけてあったら1日の疲れもふんわりと和らいで、一年がたのしい気持ちで過ごせそうです。(←画像はクリックで拡大します。下の画像も同じくクリックで拡大します。)

 

絵本 でっち小僧のカッパくん
えとぶん はと
¥500(税込)
14 cm × 18 cm

鳩文庫の本が久々に入荷しました!でっち小僧のカッパくんが、つるのばんとうさんに商売で忘れてはならないとても大切なことを教わるおはなしです。いつまでもじ〜んと余韻が残ります。

 

 

鳩文庫の本は、ほかにも置いていますのでぜひ手にとってご覧ください!定価はすべて500円です。

・ハラペコウサギ

・こびっちゃん

・遊覧船ぽっぽぅ号

・どんぶらくん (350円)

・うさじろうとおいしいおいしいカレーの実

・森のおたんじょうび会

・わこちゃんのお手紙屋さん

 

   

ぽっぽふろしき 星の夜の旅
¥2,100(税込)
70 cm × 70 cm 綿100%

“たびのおともにいっしょにつれていってください。便利で丈夫なふろしきです。衣類を包むとちょっとした枕にも。”
ハト商店から風呂敷の登場です!これはうれしいですね。
ふだんから鞄に入れておいて場所をとらない大きさですし、なんといっても絵が素敵。四方向からそれぞれに夢の広がる世界が、遊び心全開で描かれています!目を凝らすと、ほら、でっち小僧のカッパくんもいる!帯の裏側に登場するキャラクターが紹介されていますよ。
このふろしきをきっかけに旅先での会話が弾むこと請け合いです。

 

はとちゃんは、日本のあちこちで展覧会やワークショップを開催しています。

ぜひ「ハトゴト」をチェックして、あなたのまちの近くにやってきたらぜひお出掛けください!

 

季刊 江戸っ子

池田彌三郎 編纂監修で創刊した『季刊 江戸っ子』5号(昭和50)〜最終62号(平成元)のうち47冊が入荷しました。

しばらくはバラではなくて、セット販売します。

全61冊(12・13は合併号)のうち、1〜4、6〜13、15〜17号の14冊が欠けています。

下は、文・小野英一、写真・木村恵一による連載「伝統の文物」より、煙管、新粉細工、根付、傘、鬘の切り紙細工、つまみ簪、人形焼、つりしのぶの頁の一部です。
たのしいですねぇ。
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FLYING (1995) Kveta Pacovska

チェコの絵本作家 クヴィエタ・パツォウスカーの大型仕掛け絵本です。


活版印刷で刷る糸綴じノート 2012.11.23(金・祝)& 24(土)

 印刷×製本ワークショップ

 2012年11月23日(金・祝)& 24日(土)

 講師は、活版印刷つるぎ堂さんと空想製本屋さんです。

            詳細はこちらをご覧ください。⇒
  • ただ今、2日間通しのご参加の方、優先受付け中です。(10月末まで)

〈TKレビュー〉にむけて 第四夜 児玉あゆみ

 
初めて空をしった日   児玉あゆみ

 
いろいろ見すぎたのわたし
いえなかった言葉に
名前をつけて
そっとかえしてあげる
型にはまることが美であるなら
わたしはとっくに美しいの
それでも
型が見つからなかったから
もう
泣けなくなったの

救われたいと願った夜は
とても
きれいな夜でした
切り取った悲しみはそばで
靴を脱いで
あとは飛び降りるだけ
下のほうで声がきこえて
わたしは泣いた
靴をそっとしまって
もうわたし泣かないのと
たくさん傷ついたふりをする

つないだ手はあたたかいの

つないだ手はあたたかいの

 


 
児玉あゆみ
 
詩人。その場の空気を完全に支配してしまう程の驚異的なポエトリー
リーディングは、詩の枠を超えた新しいエンターテイメント。
その類稀な世界観は多くの人の心を掴んでやまない。
・文部科学省監修・詩のボクシング2005年関東本選優勝&全国大会ベスト8
・SSWS(シンジュク・スポークン・ワーズ・スラム)準優勝
・Prize Price the words in高田馬場Ben`sCafe優勝
詩集『nineteen』。
  
http://ameblo.jp/kodama-ayumi/

 
▶この秋&今年いちばんの本!
『根をもつこと、翼をもつこと』田口ランディ
『クレンズの魔法』田口ランディ
『ミュータント・メッセージ』マルロ・モーガン

 

 

Double Takeshi Production Presents Poetry Reading Series vol.06

Thousandth Kitchen Revue
 
10月8日(月・祝)17:30 open / 18:00 start ¥1,000-
 

 

 
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〈TKレビュー〉にむけて 第三夜 カワグチタケシ

 
星月夜     カワグチタケシ

 
草原をバトルフィールドに見立て
匍匐前進が一時間以上続いている
周囲から仲間たちの気配も薄まり
冷たい月と数えきれない星々の下

体重の半分近い装備を背負い
身長ほどの銃身を両腕で抱え
少女兵士はひとり
草を分けて進む

虫の声が大きくなり
葉のしずくが汚れた頬を濡らす
そして涙と夜露の境目が
わからなくなる頃

いずれの側でも捕虜たちは帰される
少数の行方不明者を除いて

 


 
カワグチタケシ
 
詩人。1965年千葉県生まれ。仔熊座。A型。
1980年代前半より詩作を始め、都内各地でリーディングを行う。
1998年より詩人佐藤わことプリシラ・レーベルを主宰。
2007年より詩人小森岳史とダブル・タケシ・プロダクションを主宰。
好きなくだものは梨、好きな花は金木犀、だから秋が好き。
好きな詩人は宮澤賢治、西脇順三郎、田村隆一、岸田衿子。
詩集『都市計画/楽園』『ユニバーサル・ボードウォーク』など。
http://kawaguchitakeshi.blogspot.com
https://twitter.com/rxf13553

 
▶今年いちばんの本
『東京メトロのひみつ』(PHP研究所)
 
▶この秋読みたい本
『よつばと!』12巻 あずまきよひこ(アスキー・メディアワークス)

 

 

Double Takeshi Production Presents Poetry Reading Series vol.06

Thousandth Kitchen Revue
 
10月8日(月・祝)17:30 open / 18:00 start ¥1,000-
 

 

 
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〈TKレビュー〉にむけて 第二夜 豊原エス

 
別離鳥

 
 手に取らなかった物の為に
 選ばなかった人の為に
 お前はどう生きる
 
 そんな鳴き声の鳥がいて
 その鳥はつがいを作らず
 卵も産まない

 なのに最近
 徐々に個体数が
 増えてきているそうだ

 その問いに答える鳥は
 まだ確認されていない

 


 
豊原エス
 
京都在住の詩人。
詩集制作のほか、展覧会・朗読ライブ・詩のワークショップ等を行う。
京都自由学校での詩の講座は2012年で8年目。
詩集としての作品には「セルフへルプ」「漂流詩」「あとからわかること」「暗闇と僕。」がある。
絵描きの足田メロウとの共著に「うた」「ホイッスル」「歌いながら生きていく」「空を見上げる」「旅することば」「嘘をつけばよかった」、写真家の石川文子との共著に「水の鳥」がある。
スライドと朗読と音楽のユニット「水窓(すいそう)」では石川文子と活動を共にしている。
 
▶今年いちばんの本
古本屋さんで買ったサトウサンペイ「ドタンバのマナー」
 
▶この秋読みたい本
今さらかもですが河合隼雄さんの本をたくさん読みたいです。
「明恵 夢を生きる」等々。

 

 

Double Takeshi Production Presents Poetry Reading Series vol.06

Thousandth Kitchen Revue
 
10月8日(月・祝)17:30 open / 18:00 start ¥1,000-
 

 

 
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