タイトル | 著者 | 出版社 | 本体価格 | 状態、他 |
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SLの戦士たち 第110号装甲列車隊の生還 |
高橋長敏 | 栄光出版社 | 1,500 | 平成8年 初版 帯 |
日本の戦争画 その系譜と特質 |
田中日佐夫 | ぺりかん社 | 2,000 | 昭和60年 初版 |
変身力をよび起こす 西洋魔術の本 |
朝松健 | はまの出版 | 1,500 | 昭和60年 初版 |
ポオ全集 新装版 全3巻 |
東京創元新社 | 3,000 | 1970〜77年 重版 函 月報揃 装幀:真鍋博 |
|
定本 ラヴクラフト全集 第1巻 |
編・監訳 :矢野浩三郎 |
国書刊行会 | 3,000 | 昭和59年 初版 函 |
眼玉のハーレム | 合田佐和子 | PARCO出版 | 2,500 | 1988年 初版 帯 ビニールカバー オマケあり |
香港電影海報選録 1950's〜1990's |
盧子英 主編 | 三聯書店 | 3,500 | 1992年 初版 |
傷だらけの映画史 | 蓮實重彦 山田宏一 |
日本クラウン 三菱商事 |
2,000 | 1993年 |
投稿者「koshohoro」のアーカイブ
平野甲賀リトグラフ
2018年2月15日から4月1日まで、ウィンドウをつかい、平野甲賀さんのリトグラフのミニ展示を行いました。至近で見る甲賀さんの文字は今にも動き出しそうですし、リトグラフならではのインキののりに迫力を感じます。
リトグラフは、水牛楽団のポスターのほか、実際に書籍として刊行された装丁のデザインと、甲賀さんによる架空の装丁とあります。書籍になっているものも、リトグラフにするときに新たに手を加えられたものもあります。たとえば、『ウィリアム・モリス研究』はリトグラフでは、書籍になかったきれいな地模様がほどこされ、巻数の数字もデザインが変えられています。画像はすべてクリックで拡大します。
リトグラフは販売しております。通販も承りますので、〈お問合せフォーム〉よりお気軽にお訊ねください。
店頭からは下げましたが、お声がけいただければ実際にご覧いただくことも可能です。ただし店員が一人しかいないときなど、タイミングによってはご対応できないこともございますので、事前にご確認のお電話をいただけますと助かります。
“その工房に据えられているリトグラフの自動機は1938年パリ製だった。自分とおなじ誕生年のとても理解しやすい亜鉛板のオフセット機だ。動かせばトンボなんぞはおおいにズレそうだ。子供のころよく目にした、ヤレ(使えない印刷物)のような刷り物。しかしどうやらぼくはこのほうが性に合ってる。こだわりのない、そして思惑どおりにはならないぞといった、なにか平然たるものを感じるのだ。架空装丁は、過去好きだった本を気ままに仕立てるつもりだったが、むずかしいもんだ、ついかしこまってしまう。それに展覧会を見た人が「これ、本屋に買いにいったけど、なかったぞ!」の苦言にはまいった。ご迷惑かけました。”(『平野甲賀の仕事 1964-2013 展』図録より)
〈ポスター〉
水牛楽団 カラワンコンサート
リトグラフ 1991年 36.5cm×25.7cm(以下すべてサイズ単位:cm)
25,000円+税
〈実際に書籍になっている装丁〉
『本郷』木下順二 講談社(1983年刊)
リトグラフ 1991年 19.0×16.0
40,000円+税
『袋小路の休日』小林信彦 中公文庫(1983年刊)
リトグラフ 1991年 16.7×13.2
売切
『文学的回想 犀の本』長谷川四郎 晶文社(1983年刊)
リトグラフ 1991年 17.8×11.5
35,000円+税
『ウィリアム・モリス研究』小野二郎著作集 晶文社(1986年刊)
リトグラフ 1992年 26.6×16.5
40,000円+税
『山猫の遺言』長谷川四郎 晶文社(1988年刊)
リトグラフ 1991年 20.6×23.5
40,000円+税
『完本 読書人の壼中』谷沢永一 潮出版社(1990年刊)
リトグラフ 1991年 20.0×17.5
25,000円+税
『ロシア・アヴァンギャルド』第4巻 構成主義の展開 国書刊行会(1991年刊)
リトグラフ 1991年 21.5×17.0
売切
『ぼくは浅草の不良少年 実録サトウ・ハチロー伝』玉川しんめい 作品社(1991年)
リトグラフ 1991年 20.0×15.5
30,000円+税
『鎌田慧の記録』第1巻 日本列島を往く 岩波書店(1991年刊)
リトグラフ 1991年 20.0×16.9
30,000円+税
『胃袋を買いに。』椎名誠 文藝春秋(1991年)
リトグラフ 1991年 19.9×18.1
30,000円+税
『東京読本』枝川公一 西北社(1990年刊)
リトグラフ 1991年 20.0×18.0
30,000円+税
『瓶の中の旅愁 小説の特異点をめぐるマカロニ法師の巡礼記』小林恭二 福武書店(1992年刊)
リトグラフ 1992年 20.3×17.8
25,000円+税
『俳優論』草野大悟 晶文社(1992年刊)
リトグラフ 1992年 19.7×16.5
35,000円+税
『私語り 樋口一葉』西川祐子 リブロポート(1992年)
リトグラフ 1992年 20.4×19.0
25,000円+税
〈架空装丁〉
『三人の兵隊』
リトグラフ 1994年 22.8×17.3
30,000円+税
『兵士シュベイクの冒険』上巻・下巻
リトグラフ 1994年 各21.2×17.5
上巻 売切/下巻 30,000円+税
『歴史の暮方』
リトグラフ 1994年 21.0×18.1
25,000円+税
『不連続殺人事件』
リトグラフ 1994年 18.5×14.1
25,000円+税
サイズ、製作年のデータは、主に『平野甲賀の仕事 1964-2013 展』図録(2013年/武蔵野美術大学)、『idea アイデア』345号(2011年3月/誠文堂新光社)を参考にしました。リトグラフ制作年は、リトグラフにサインされている年を書いています。
本日の品出し 2018年04月03日(火)
タイトル | 著者 | 出版社 | 本体価格 | 状態、他 |
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呉清源 21世紀の碁 全10巻 | 呉清源 | 誠文堂新光社 | 10,000 | 1997~2000年 初版 函 1~3巻使用感あり |
わがからんどりえ | 小中英之 | 角川書店 | 2,000 | 1979年 初版 カバーイタミ |
ワースト 全4巻 | 小室孝太郎 | 朝日ソノラマ サンコミックス |
4,000 | 昭和51~52年 初版 小口汚れ少 |
檞之葉 | 与謝野寛 | 博文館 | 2,000 | 明治43年 初版 裸本 ヤケイタミ |
あゝ、荒野 | 寺山修司 森山大道 |
PARCO出版 | 3,000 | 2005年第1刷 カバーイタミ少 |
からっぽ | 東川治美 | ふらんす堂 | 1,200 | 2004年 初版 帯 書容設計:羽良多平吉 |
ドイツ・ニューシネマを読む | 瀬川裕司 松山文子 奥村賢 編 |
フィルムアート社 | 1,500 | 1992年 初版 カバーイタミ背ヤケ |
本日の品出し 2018年04月02日(月)
タイトル | 著者 | 出版社 | 本体価格 | 状態、他 |
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石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きく広がっていくのだろうか? |
資生堂 企画文化部 | 4,000 | 2011年 図録 別紙テクスト付き |
|
室内 8月号臨時増刊 建具全書 |
工作社 | 4,000 | 昭和46年 背に記名 僅かな書き込み 汚れ少 |
|
Double Bill |
Martin Wellermann |
KEHRER | 5,000 | 2010年 初版 |
Shinro Ohtake Recent Works 1988-1990 |
大竹伸朗 | Galerie Tokoro | 3,000 | 1990年 B |
*本体価格に別途消費税をお預かりいたします。
本日の品出し 2018年03月31日(土)
本日の品出し 2018年03月20日(火)
ここ最近のほうろう〜心地よい音楽♪
2月22日のCHIZライブから2週間。ほくほくした気持ちが続いてます。一昨日は、エマーソン北村さんのセッションにCHIZの鬼頭哲さんが加わってのライブにも、店を早仕舞いして出掛けたりして。
CHIZのライブは久々に出演者の多いライブとあって、前日から少しずつ会場をつくりはじめましたが、一昨年初めて声をかけていただいたときにタイミングが合わずお断りしてしまった経緯などもあり、いよいよこの日が来たぞ〜と歓びをかみしめつつ黙々と作業する時間はそれはそれで格別なものがありました。終えて翌日も余韻というよりまだライブの中にいるみたい。店を元に戻すもの惜しいような感じで、棚を戻す前に十数年ぶりにワックスを引っ張り出してきて床を磨いてみたり。そんな気持ちにさせてくれるライブでした。
ようやく叶ったCHIZのライブは、なんとエマーソン北村さんがゲスト参加してくださってスペシャルヴァージョンとなったのですが、宮地からそう決まったと聞いたときには、それぞれの音楽が自分の中ではまったく違う世界という認識だったので、どんなことになるのかまったく想像できずにいました。
果たして当日、CHIZの音調整のタイミングで現れたエマーソンさんのリュックから現れたのは小さなキーボード1台。
適当な机がなく、背の高いスツールと背の低いスツールをお渡しすると、背の高い方にキーボードを置き、低い方に腰掛けて、CHIZと一緒にバランスの調整をして、さぁ、いよいよリハーサルかと思いきや、エマーソンさんと鬼頭さんが言葉でちょこちょこっと(と、私には見えました。)やりとりし、あとは曲順を決めただけで本番を迎えたのでした!
CHIZのHPにもありますが、CHIZのコンセプトは「照喜名俊典プロデュースによる鬼頭 哲楽曲集」ということで、鬼頭哲さん(バリトンサックス)のつくった曲を、ユーフォニアムの照喜名 俊典さんをリーダーに、チューバ・西本 翔一さん、ギター・斉藤 拓人さん、ドラム・近藤 久峰さん、クラリネットとヴォーカル・小田 美沙紀さんが演奏するのですが、ふつうバンドだとそれぞれパート譜を見ながらの演奏となるそうなのですが、CHIZは、メロディ譜を地図に見立て、全員が同じ地図を見る。どこに行っても最後はここに帰って来ればいいというのがたったひとつの決まりごと。そんな彼らの奏でる音はひとつひとつが優しく、いろいろを考えて考えて考えて受け入れて消化して、結晶のようにひとつひとつの音が生まれてくる感じがしました。押しつけがましくなく、傍にいるだけでだんだんと気持ちが上に向いて、よし、もうちょっと歩いてみようかと思えてくるような。
そこにエマーソンさんのキーボードが、もうそこしかない!という感じで入ってくるのです。口頭でやりとりしただけで、小さな鍵盤からどうしてこんな世界が広がってしまうのか。もうすげ〜としか言いようがありません。
ジプトーンの天井が底ぬけに広く高い空になりました。最っ高!!
一昨日のエマセッションは、ぶっ放すっていう感じで、エマーソンさんの七変化にかぶりつきで、はうっとなったまま全身で音を浴びてきました。
そんな流れで、明後日、3月10日(土)は、好評で3回目となる「エマーソン北村を聴きながら 本を探したり、立ち読みしたり」を迎えます。CHIZとのライブで弾いてくれた小さな鍵盤がまた活躍しそうです♪ そしてほうろうのシュベスターピアノもきっと。
それから今回はちょっと腰掛けられるようにスツールをこれまでより多めに店内に配置しておくつもりです。店は通常営業中、ご予約不要、入場無料、出入り自由、エマーソンさんへの敬意のカンパ大歓迎です。
エマーソンさんが生演奏してる古本屋なんて、自分の店ということを忘れて立ち読みしたい。もうほんとうにご機嫌なので、ひとりでも多くの方に聴いて欲しいです!
ぜひぜひふらりと最高に贅沢な立ち読みをしに来てください! 夜の演奏のあとにエマーソンさんのミニトークも予定しています。
時間など詳細はこちらから→ https://horo.bz/event/emersonkitamura20180310/
ウインドウの平野甲賀さんのリトグラフも入れ替えました。なかなか間近で観る機会はないと思いますので、紙に踊る甲賀グロテスクを息を殺してご覧ください。
(宮地美華子)