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koshohoro について

東京都台東区池之端の古書ほうろうです。毎日試行錯誤してます。

本日の品出し 2018年02月20日(火)

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
ボイマンス美術館所蔵
ブリューゲル
「バベルの塔」展

朝日新聞社 2,000 2017年 図録
ポスター付
ほうろうの画家
ニコ・ピロスマニ

はらだ たけひで 冨山房インターナショナル 1,300 2011年 初版帯
裏表紙に1センチ弱のシミ
*本体価格に別途消費税をお預かりいたします。

平野甲賀リトグラフのミニ展示

ウインドウを入れ替えました。

ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の「平野甲賀と晶文社展」にはみなさまもうお出かけになりましたか?
遅ればせながら水曜の定休日にやっと観に行ってきました。

表情豊かな文字たち、甲賀さんの手によりずんずん発展した文字たちが、紙の上でなんともたのしそうにしていました。
見たことのある本もシリーズの仲間と並んで、あれっ?と思うような別の顔を見せてくれたり、とても新鮮。
どうしたらこんなことを思いついてしまうんだろう!

熱に浮かされ店に戻り、展示の仕方を考え続けてじつは長いこと宿題にしてしまっていた甲賀さんのリトグラフたちを広げ、やっぱり額装はやめようと。平野公子さんからお預かりした時に、「額装せず、そのまま飾ったほうが断然いいの。」と仰っていたのがずっと頭にあり、確かに2013年の武蔵美での展示も額に入っておらず(一部入ってたかな?)、額装に慣らされている身としては、そのおおらかな展示に、大胆だぁ!と畏れおののき、しかし大切な作品をお預かりしてる者としてはビビります。まさかうちの店で生展示はないでしょ、と、フレームに入れて並べたこともあったのですが、生気を塞いでいるような気持ちになって、また仕舞ったり。

で、やはり水曜日に観たgggも裸で勝負的な展示、地下に並べられた甲賀さんの装丁した本たちも閲覧自由、いかにも甲賀さん、公子さんがそこにいらっしゃるかのような体温が感じられていいなあ、と。(警備員さんも手にこそしてなかったけど、たのしげにチラ見してて) やはりこれだ!と、店に戻ってウインドウにそのまま並べてみたら、すばらしい!となった次第です。

3月末くらいまで途中入れ替えながら、毎回8点ずつ、ウインドウに展示します。多くの方にご覧いただけますようお待ちしております!

gggでの「平野甲賀と晶文社展」は、3月17日(土)まで。あわせて代々木上原の古書ロスパペロテスさんでは平野甲賀 文庫装丁フェア「ポケットに平野甲賀展」も開催なさってます。

展示したリトグラフの1点ごとの写真は、こちらのページにまとめてアップしました。(それぞれクリックで拡大されます。)⇒ 平野甲賀リトグラフ

>> 3月8日入れ替えました。次が最後の入れ替えです。2週間後ぐらいを予定しています。

>> 3月23日最後の入れ替えを行いました。4月1日(日)まで展示予定です。ぜひ間近でご覧ください!

本日の品出し 2018年02月16日(金)

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
沖縄に活きる 大石芳野 用美社 1,500 1986年 初版
毛筆署名入り
王朝継ぎ紙 近藤富枝 編著 毎日新聞社 3,000 昭和60年 初版
かな料紙の作り方 村上翠亭
福田行雄 共著
二玄社 2,000 1994年 初版
*本体価格に別途消費税をお預かりいたします。

本日の品出し 2018年02月12日(月祝)

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
鳥居清長 江戸のヴィーナス誕生

千葉市美術館 15,000 2007年 図録 帯付き
別冊作品目録、半券付き
よみがえる浮世絵
うるわしき大正新版画展





東京都江戸東京博物館 5,000 平成21年 図録
美しきアジアの玉手箱
シアトル美術館所蔵
日本・東洋美術名品展

読売新聞社 1,000 2009年 図録
智内兄助画集

智内兄助 求龍堂 3,000 1998年 重版
クチュール・ニット
 7 優美な大人のニット
 8 美しい魅惑のニット
 9 優しいピュアニット
 10 美しい大人のニット
 11 エレガンスなニット
志田ひとみ

日本ヴォーグ社 各 1,000 2002年〜06年
*本体価格に別途消費税をお預かりいたします。

宮里千里 録音『久高島 イザイホー』と宮里綾羽 著『本日の栄町市場と、旅する小書店』

 年末に大竹昭子さんから、ほうろうに合うと思うのよ〜と、音源集CD『琉球弧の祭祀 久高島 イザイホー』を戴きました。

 イザイホーとは、沖縄の久高島で、12年に一度行われる神職の任命式で、神事の多い久高島でも最大規模の祭祀ですが、経験者の高齢化や生活の変化に伴い、録音されたこの音源の1978年のイザイホーが、今となっては最後の開催となってしまっています。
 「エーファイ、エーファイ」という女たちの祈りのことばが、一直線に魂に飛び込んできて、知らず知らずのうちに凝り固まっていた身体が細胞レベルで一気に解放され、鳥肌が立ちました。

 さっそく大竹さんにお礼のメールをお送りしたところから話がとんとん拍子にすすみ、イザイホーの録音をした宮里千里さんと大竹昭子さんのお話会を、6月14日に古書ほうろうで開くことになりました。→宮里千里と大竹昭子のアッチャーアッチャーじゃらんじゃらん

 そんな流れから、1月に入ってからは、耳から『イザイホー』、目からは宮里千里さんのお店〈宮里小書店〉副店長・宮里綾羽さんが書かれ、ボーダーインクかr出たばかりの『本日の栄町市場と、旅する小書店』をお弁当のおともに読んで、夜は千里さんの『アコークロー』(ボーダーインク)、こちらは版元品切れのためネットで探して、那覇のちはや書房さんから送っていただいて読んでいます。

 そして『本日の栄町市場と、旅する小書店』は、名残惜しくも本日読了しました。
 読みながら同じく古書店を営む自らの日々を振り返るわけですが、この20年、買い物の仕方をはじめとする、生活スタイル、店の業務内容、いろいろが様変わりしました。ちょっと便利が行き過ぎたかなーと思います。遠くの人とは(錯覚も含め)近くなったけど、近くの人とは遠くなる、というか、意識してないと目の前にお客さんがいるのに、ネットの注文の返信や、何かを発信するのに夢中になっていたり、ねじれた日常が当たり前になりました。
 この本には、古書店の経営やノウハウではなくて、常連さんや、お客さんと綾羽さんとのやりとり、超至近距離のお向かいさんとの日常、市場のほかのお店の店主さんたち、それぞれ生きざま、人生がとても温かな視線で描かれています。ひとつひとつのエピソードが愛おしくて愛おしくて、あぁ、気をつけないとこういう大切なひとつひとつを失ってしまうなぁと。一年の初めに、とても大事なヒントが詰まっている本に出会えたなぁと思いました。
 そして本の構成も素晴らしく、後半の、父・宮里千里さんの『アコークロー』への反撃(笑)からはじまる、アコークローではまだ小学生だった綾羽さんが、ひとまわりして、親への感謝や、きっと心の中の一番大事なものを語ってゆく流れは、いま書きながら思い出して泣いてしまう。
 一編、一編は短くてとても読みやすい分量でいて、なんかもっとたくさんの文章を読んだような読後感は、綾羽さんの文章の素晴らしさだと思います。

 CD『琉球弧の祭祀 久高島 イザイホー』(2,000円+税)とともに、宮里綾羽著『本日の栄町市場と、旅する小書店』(1,600円+税)、そしてボーダーインクの新城和博さんが書かれた『ぼくの〈那覇まち〉放浪記』(1,600円+税)お取り扱いしています!

本日の品出し 2018年01月26日(金)

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
日本列島クロニクル
東松照明の50年

 
  東京都歴史文化財団
東京都写真美術館
3,000 1999年 図録
若林奮
VALLEYS

横須賀美術館 4,000 2008年 図録
農民を描き続ける沈黙の画家
常田健 展

NHKサービスセンター 1,500 2000年 図録
没後10年
坂本善三展
沈黙の叙情、この日本的な心のかたち

朝日新聞社 1,500 1997年 図録
アンドレ・マルローとフランス画壇12人の巨匠たち 出光美術館 1,500 1998年 図録
異文化へのまなざし
大英博物館と国立民族博物館のコレクションから

  NHKサービスセンター 1,500 1997年 図録
2005年日本国際博覧会開催記念展
世紀の祭典
万国博覧会の美術
パリ・ウィーン・シカゴ万博に見る東西の名品

NHK
NHKプロモーション
日本経済新聞社
2,000 2004年 図録
*本体価格に別途消費税をお預かりいたします。

本日の品出し 2018年01月20日(土)

小さな見直しをしました。
一覧に「税抜き価格]と表記していましたが、本日より「本体価格」に統一いたします。

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
commercial photo series 26
コマーシャル・フォト・シリーズ
ヨーロッパのファッションフォトグラファー・パリ編

玄光社 2,000 1974年 秋号 B
ヘルムート・ニュートン
ローレンス・サックマン
サラ・ムーン
ピーター・クナップ
フランシス・ジャコベッティほか

*本体価格に別途消費税をお預かりいたします。