本日の品出し」カテゴリーアーカイブ

ウインドウを替えました。今回は、ささめやゆきさんです。

ささやかに集めていた、ささめやゆきさんの本、装画、挿し絵を書かれている本を並べました。既にお買い上げ戴いた本もありますが、ひとまずパチリと記念撮影。
こうして並べてみると、微妙な色づかいのなかでもグリーンが印象的です。ささめやグリーンと名づけたい。
しかし、写真ではこのニュアンスをとらえるのがとても難しく、ぜひ実物を手にとってご覧いただきたいです。

 

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楽譜集『雨ふり水族館』
作詞:新沢としひこ/作曲:中川ひろたか/ピアノ:上田浩司/絵:ささめやゆき 旬報社 2002年初版帯
3,000円+税

上田浩司がピアノを演奏する同タイトルのインストゥルメンタルCDのこちらは楽譜集で、ピアノ用、歌用の譜面と、表紙だけでなく、全ページにささめやゆきの絵が入り、絵本のような一冊に仕上がっています。

この企画の最初からCDのジャケットは、ささめやゆきさんしかいないと、ぼくは思っていた。
少しアンニュイな、ヨーロッパ的な上田の曲想に、ささめやさんの絵はぴったりだと思った。
(この本をつくるために 中川ひろたか)

本日の品出し 2018年04月13日(金)

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
大西巨人文選 全4巻 みすず書房 5,000 1996年 初版
帯ヤケ汚れ
小口ヤケ汚れ
月報揃
絵引き 民具の事典
普及版

岩井宏實 監修
工藤員功 編
中林啓治 作画



河出書房新社 2,000 2017年 初版帯
幻想版画
ゴヤからルドンまでの奇怪コレクション

ヴァレリー・シュール=エルメル



グラフィック社 1,800 2017年 初版

*本体価格に別途消費税をお預かりいたします。

本日の品出し 2018年04月12日(木)

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
ブレーン別冊
アメリカンコマーシャル傑作大全集
天野祐吉
金子秀之 編
誠文堂新光社 1,000 昭和60年 初版
FLIX特別編集
映画とジャズ
和田誠 編著 ビクター音楽産業 1,000 1992年 初版
カバーシミ少
ロック・マガジン 27号 ロック・マガジン社 2,500 昭和54年刊
ソノシート付
ロック・マガジン 29号
MUSICA VIVA
 〃 2,500 昭和55年刊
ポストカード付
思想の科学 117号
特集:ヒッピーの哲学
思想の科学社 1,000 1971年6月号
ゲーリー・スナイダー
「なぜ「部族」か」所収
季刊 漫画主義 第3号 漫画主義発行所 2,000 1967年刊
表紙イタミ少
表紙:赤瀬川原平
日清戦争
秘蔵写真が明かす真実
檜山幸夫 講談社 3,200 1997年 初版
カバーイタミ少

本日の品出し 2018年04月10日(火)

木喰上人研究書 8冊セット
70,000円+税

木喰上人之研究 全5巻 柳宗悦 編輯 木喰五行研究會 発行 大正14年3月〜12月
木喰上人之研究 特別号 柳宗悦 編輯 木喰五行研究會 発行 大正14年4月
木喰五行上人略傳 柳宗悦 木喰五行研究會 発行 大正14年8月
木喰上人 和歌選集 柳宗悦 編註 木喰五行研究會 発行 大正15年1月

木喰上人之研究 第一号
(表紙この号のみ「木喰上人研究會発行」となっています。奥付は「木喰五行研究會」)

第二号

第三号

第四号

第五号

特別号

木喰五行上人略傳

木喰上人和歌選集


すべての巻にグラシン保護ありその上に、巻数の札が貼り付けてあります。

本日の品出し 2018年04月09日(月)

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
甦るアレクサンドリア
地中海文明の中心都市
ジャン=イヴ・アンプルール 河出書房新社 7,500 1993年 初版
帯破れ少

本日の品出し 2018年04月07日(土)

タイトル 著者 出版社 本体価格 状態、他
SLの戦士たち
第110号装甲列車隊の生還
高橋長敏 栄光出版社 1,500 平成8年 初版 帯
日本の戦争画
その系譜と特質
田中日佐夫 ぺりかん社 2,000 昭和60年 初版
変身力をよび起こす
西洋魔術の本
朝松健 はまの出版 1,500 昭和60年 初版
ポオ全集 新装版
全3巻
東京創元新社 3,000 1970〜77年 重版
函 月報揃
装幀:真鍋博
定本
ラヴクラフト全集 第1巻
編・監訳
:矢野浩三郎
国書刊行会 3,000 昭和59年 初版 函
眼玉のハーレム 合田佐和子 PARCO出版 2,500 1988年 初版 帯
ビニールカバー
オマケあり
香港電影海報選録
1950's〜1990's
盧子英 主編 三聯書店 3,500 1992年 初版
傷だらけの映画史 蓮實重彦
山田宏一
日本クラウン
三菱商事
2,000 1993年

平野甲賀リトグラフ

2018年2月15日から4月1日まで、ウィンドウをつかい、平野甲賀さんのリトグラフのミニ展示を行いました。至近で見る甲賀さんの文字は今にも動き出しそうですし、リトグラフならではのインキののりに迫力を感じます。
リトグラフは、水牛楽団のポスターのほか、実際に書籍として刊行された装丁のデザインと、甲賀さんによる架空の装丁とあります。書籍になっているものも、リトグラフにするときに新たに手を加えられたものもあります。たとえば、『ウィリアム・モリス研究』はリトグラフでは、書籍になかったきれいな地模様がほどこされ、巻数の数字もデザインが変えられています。画像はすべてクリックで拡大します。
リトグラフは販売しております。通販も承りますので、〈お問合せフォーム〉よりお気軽にお訊ねください。
店頭からは下げましたが、お声がけいただければ実際にご覧いただくことも可能です。ただし店員が一人しかいないときなど、タイミングによってはご対応できないこともございますので、事前にご確認のお電話をいただけますと助かります。

“その工房に据えられているリトグラフの自動機は1938年パリ製だった。自分とおなじ誕生年のとても理解しやすい亜鉛板のオフセット機だ。動かせばトンボなんぞはおおいにズレそうだ。子供のころよく目にした、ヤレ(使えない印刷物)のような刷り物。しかしどうやらぼくはこのほうが性に合ってる。こだわりのない、そして思惑どおりにはならないぞといった、なにか平然たるものを感じるのだ。架空装丁は、過去好きだった本を気ままに仕立てるつもりだったが、むずかしいもんだ、ついかしこまってしまう。それに展覧会を見た人が「これ、本屋に買いにいったけど、なかったぞ!」の苦言にはまいった。ご迷惑かけました。”(『平野甲賀の仕事 1964-2013 展』図録より)

〈ポスター〉

 

水牛楽団 カラワンコンサート
リトグラフ 1991年 36.5cm×25.7cm(以下すべてサイズ単位:cm)
25,000円+税
 

〈実際に書籍になっている装丁〉

 

『本郷』木下順二 講談社(1983年刊)
リトグラフ 1991年 19.0×16.0
40,000円+税
 
 

『袋小路の休日』小林信彦 中公文庫(1983年刊)
リトグラフ 1991年 16.7×13.2
売切
 
 

『文学的回想 犀の本』長谷川四郎 晶文社(1983年刊)
リトグラフ 1991年 17.8×11.5
35,000円+税
 
 

『ウィリアム・モリス研究』小野二郎著作集 晶文社(1986年刊)
リトグラフ 1992年 26.6×16.5
40,000円+税
 
 

『山猫の遺言』長谷川四郎 晶文社(1988年刊)
リトグラフ 1991年 20.6×23.5
40,000円+税
 
 

『完本 読書人の壼中』谷沢永一 潮出版社(1990年刊)
リトグラフ 1991年 20.0×17.5
25,000円+税
 
 

『ロシア・アヴァンギャルド』第4巻 構成主義の展開 国書刊行会(1991年刊)
リトグラフ 1991年 21.5×17.0
売切
 
 

『ぼくは浅草の不良少年 実録サトウ・ハチロー伝』玉川しんめい 作品社(1991年)
リトグラフ 1991年 20.0×15.5
30,000円+税
 
 

『鎌田慧の記録』第1巻 日本列島を往く 岩波書店(1991年刊)
リトグラフ 1991年 20.0×16.9
30,000円+税
 
 

『胃袋を買いに。』椎名誠 文藝春秋(1991年)
リトグラフ 1991年 19.9×18.1
30,000円+税
 
 

『東京読本』枝川公一 西北社(1990年刊)
リトグラフ 1991年 20.0×18.0
30,000円+税
 
 

『瓶の中の旅愁 小説の特異点をめぐるマカロニ法師の巡礼記』小林恭二 福武書店(1992年刊)
リトグラフ 1992年 20.3×17.8
25,000円+税
 
 

『俳優論』草野大悟 晶文社(1992年刊)
リトグラフ 1992年 19.7×16.5
35,000円+税
 
 

『私語り 樋口一葉』西川祐子 リブロポート(1992年)
リトグラフ 1992年 20.4×19.0
25,000円+税
 

〈架空装丁〉

 

『三人の兵隊』
リトグラフ 1994年 22.8×17.3
30,000円+税
 
 

 

『兵士シュベイクの冒険』上巻・下巻
リトグラフ 1994年 各21.2×17.5
上巻 売切/下巻 30,000円+税
 
 

『歴史の暮方』
リトグラフ 1994年 21.0×18.1
25,000円+税
 
 

『不連続殺人事件』
リトグラフ 1994年 18.5×14.1
25,000円+税
 
サイズ、製作年のデータは、主に『平野甲賀の仕事 1964-2013 展』図録(2013年/武蔵野美術大学)、『idea アイデア』345号(2011年3月/誠文堂新光社)を参考にしました。リトグラフ制作年は、リトグラフにサインされている年を書いています。