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大島幹雄×桃山邑「サーカスと藝能」 9月18日(金)19時半〜
2015/09/18▶︎7:30 PM - 9:30 PM
¥1500
今年6月に新刊『〈サーカス学〉誕生━曲芸・クラウン・動物芸の文化誌』を上梓した大島幹雄氏。本書では、サーカスを窓にすることによって見えてくる歴史・美術・映画・文学などが交わりあう新しい文化空間を〈サーカス学〉として切り拓いています。
一方、25年以上にわたってテント芝居にこだわりつづけ、藝能の民として自らの思想を築いてきた水族館劇場座付き作家・演出の桃山邑氏。桃山氏率いる水族館劇場は、巨大テント公演開催場所を失った昨年以来、今年6月に静岡で「水族館劇場 兇状旅 駿河篇 黒船前後」を上演し、新たな狼煙をあげて、再始動しました。10月には三軒茶屋の鎮守の森へ再来の予定もあります。
サーカスを軸に長年活動してきた大島氏と、自ら河原者として生きてきた桃山氏による、初対談! 二人の世界がどう交差するのか、お見逃しなく! !
企画:羽鳥書店
出演 大島幹雄 桃山邑
日時 2015年09月18日(金)19:30〜(開場19:00)
会場 古書ほうろう 文京区千駄木3-25-5 https://horo.bz/access/
入場料 1,500円
ご予約 古書ほうろうまで
Tel: 03-3824-3388 / E-mail: horo●yanesen.net (●→@)
・ご予約の際の件名は「9/18 大島・桃山」で。
(お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください。)
・プロフィール下のフォームからもお申込みいただけます。
大島幹雄(おおしま みきお)
1953年宮城県石巻市生まれ。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。在学中はメイエルホリドを研究。ソ連・東欧などのアーティストを招聘する会社を経て、アフタークラウディカンパニー(ACC)に勤務。イベントや公演をプロモートし、日本各地のテーマパークに海外のサーカス団を招く仕事をしている。またデラシネ通信社を立ち上げ、ウェブサイト「デラシネ通信」http://deracine.fool.jp/index.htmを主宰するほか、雑誌『アートタイムズ』を刊行している。主要著書に、『海を渡ったサーカス芸人——コスモポリタン沢田豊の生涯』(平凡社、1993年)、『虚業成れり「呼び屋」神彰の生涯』(岩波書店、2004年)、『サーカスは私の「大学」だった』(こぶし書房、2013年)、『明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか』(祥伝社、2013年)他。訳書に、レザーノフ『日本滞在日記1804-1805』(岩波書店、2000年)。
【新刊】『〈サーカス学〉誕生——曲芸・クラウン・動物芸の文化誌』(せりか書房)
ジュネが愛してやまなかった綱渡り、中原中也の詩「サーカス」の舞台裏のエピソードなど、サーカスを切り
口に、歴史・美術・映画・文学を横断しながら〈サーカス学〉という新たな文化空間を切り拓く。
(巻末対談 桑野隆+大島幹雄)
桃山邑(ももやま ゆう)
1958年生まれ。現代河原者にして水族館劇場座付作者。若い頃より建築職人として寄せ場を渡り歩く。1980年、曲馬舘最後の旅興行から芝居の獣道へ。驪團(りだん)を経て1987年に水族館劇場として、あたらしく一座創設。へっぽこ役者三人で大八車を引いて筑豊炭鉱街へむかう。東京に戻って劇場機構を拡大しながら、寺社境内を漂流してゆく。水族館劇場をいちど限りのメラヴィリアとして見物衆に堪能してもらうために危険な仕掛けをつぎつぎに考案、役者の反発を買いながら現在にいたる。不思議な縁でむすばれた、さまざまな世直しの一味とも連携をつづける。その試行がどこにたどりつくのか誰も知らない。編著に『水族館劇場のほうへ』(羽鳥書店、2013年)。
桃山邑編『水族館劇場のほうへ』(羽鳥書店 2013年)
此の世の外へこぼれてゆけ ! !
巨大な特設テント劇場で催される吃驚カーニヴァル
来たよで戸が鳴る 出てみりゃ風だよ
現代河原者の徒党による21世紀の明宿集!
水族館劇場 http://www.suizokukangekijou.com/
1987年に桃山邑らによって結成された野外劇集団。中世河原者の系譜にみずからを位置づけて全国に神出鬼没。
役者や裏方も鳶、踊り子、放浪芸人など、あらゆる階層から集結する。自分たちで 高さ13メートルにおよぶ巨
大な仮設劇場(ごや)を建設。劇団の代名詞とも言える25トンにも及ぶ本水を使った演出、大掛かりな舞台装置、
馬や白梟など動物も使って、既存の劇場では見ることのできない祝祭パノラマを現出。天幕は張るが、一度とし
て同じ形の劇場をつくらない。いっぽうで寄せ場といわれる、現代社会の最下層労働者が蝟集する街にも進駐。
〈さすらい姉妹〉として冬の路上で投げ銭芝居を上演。現代演劇の本流から大きく逸脱した傾奇者(かぶきもの)
の精神が、四半世紀を経て注目をあつめている。2009年、企画展示「やぶれ船で流浪する水夫たち━水族館劇場
20年の航跡」が早稲田大学坪内博士記念演劇博物館で、2012年には「場をつくる━大水族館劇場展」が九州大学
総合研究博物館で開催された。
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