別離鳥
手に取らなかった物の為に
選ばなかった人の為に
お前はどう生きる
そんな鳴き声の鳥がいて
その鳥はつがいを作らず
卵も産まない
なのに最近
徐々に個体数が
増えてきているそうだ
その問いに答える鳥は
まだ確認されていない
—
豊原エス
京都在住の詩人。
詩集制作のほか、展覧会・朗読ライブ・詩のワークショップ等を行う。
京都自由学校での詩の講座は2012年で8年目。
詩集としての作品には「セルフへルプ」「漂流詩」「あとからわかること」「暗闇と僕。」がある。
絵描きの足田メロウとの共著に「うた」「ホイッスル」「歌いながら生きていく」「空を見上げる」「旅することば」「嘘をつけばよかった」、写真家の石川文子との共著に「水の鳥」がある。
スライドと朗読と音楽のユニット「水窓(すいそう)」では石川文子と活動を共にしている。
▶今年いちばんの本
古本屋さんで買ったサトウサンペイ「ドタンバのマナー」
▶この秋読みたい本
今さらかもですが河合隼雄さんの本をたくさん読みたいです。
「明恵 夢を生きる」等々。
Double Takeshi Production Presents Poetry Reading Series vol.06
Thousandth Kitchen Revue
10月8日(月・祝)17:30 open / 18:00 start ¥1,000-
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