初めて空をしった日 児玉あゆみ
いろいろ見すぎたのわたし
いえなかった言葉に
名前をつけて
そっとかえしてあげる
型にはまることが美であるなら
わたしはとっくに美しいの
それでも
型が見つからなかったから
もう
泣けなくなったの
救われたいと願った夜は
とても
きれいな夜でした
切り取った悲しみはそばで
靴を脱いで
あとは飛び降りるだけ
下のほうで声がきこえて
わたしは泣いた
靴をそっとしまって
もうわたし泣かないのと
たくさん傷ついたふりをする
つないだ手はあたたかいの
つないだ手はあたたかいの
—
児玉あゆみ
詩人。その場の空気を完全に支配してしまう程の驚異的なポエトリー
リーディングは、詩の枠を超えた新しいエンターテイメント。
その類稀な世界観は多くの人の心を掴んでやまない。
・文部科学省監修・詩のボクシング2005年関東本選優勝&全国大会ベスト8
・SSWS(シンジュク・スポークン・ワーズ・スラム)準優勝
・Prize Price the words in高田馬場Ben`sCafe優勝
詩集『nineteen』。
http://ameblo.jp/kodama-ayumi/
▶この秋&今年いちばんの本!
『根をもつこと、翼をもつこと』田口ランディ
『クレンズの魔法』田口ランディ
『ミュータント・メッセージ』マルロ・モーガン
Double Takeshi Production Presents Poetry Reading Series vol.06
Thousandth Kitchen Revue
10月8日(月・祝)17:30 open / 18:00 start ¥1,000-
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