日々録」カテゴリーアーカイブ

2月第3週

2/13
疲れが取れないが実家の重要ミッションがあるため、身体に鞭打ち家を出る。実家最寄り駅の駐輪場は3ヶ月ごとの更新で、自転車のハンドルに期限切れの輪っかがかけられていた。雨具がうまく着られず、雨に濡れながら事務所で更新手続きをしたら、おじちゃんがサドルを拭いてくれて「雨の中金まで取られてやんなっちゃうよな」と声をかけてくれる。涙。。
両親がお世話になってる税理士さんへの書類の送付。今日の便にギリギリ間に合った。
冷蔵庫に宅配夕ご飯のご飯パックが2つ残っていたので、明日の昼用にチャーハンを作り置き。日々のものを買い物。雨なので一人で行く。

2/14
父の目眩が頻出しているようなので、定期受診日ではないが、念のため受診。脳神経外科の薬を当面やめてみることに。
前回は処方に漏れがあり、今回はまた2ヶ月分処方されるなど。主治医は疲れてしまったのだろうか、、
処方箋薬局には、一包化した薬から1つ抜く作業をお願いする。面倒なことをいつも快く引き受けてくださり配達もしてくれる薬局は、訪問看護センターから紹介してもらって依頼お世話になっている。とても助けられているし心強い。
二日続けての実家なので、病院後は引き上げて、自分ミッションで区役所、頭痛の病院などまわり、ドイトで買い物。
帰り道にケーキ屋さんがあったので、宮地さんにチョコレート系洋菓子をいくつか購入して、Bーぐるで帰宅。ヘトヘト。

2/15
店頭と倉庫在庫入れ替えに手間取り、臨時休業。
わたしは洗濯掃除、しのばずのやり取りなどしてから店へ。胡桃黒糖羊羹仕込み。
宮地さんは閉店後に大市出品の準備。

2/16
大市の集荷。
午後、来月写真展をしてくださる新田樹さんがフライヤーをお持ちくださる。慎重に紙を選んだつもりが若干裏映りしてしまいました、、と残念そうだったけれど、素人的には気にならない程度。
展示する写真の案を提示していただき、イメージが湧いてくる。キャプションのことなども相談する。

2/17
宮地さんは、河上さん、石井さんと、一箱古本市大家さんにお声がけくださったスペースを下見に。広さ的に難しかったとのこと。
わたしは午前中焙煎。
閉店後に往来座の瀬戸さんと武藤良子さんが見えて、不忍ブックストリームのBスポコーナーの仕込み。
宮地さんの仕事ぶりが炸裂してて久しぶりに腹がよじれるくらい笑った。4人で古本屋談議もできてよき時間。たのしかった。
終えてからコーヒー豆選別、パック。宮地さんは大市出品最後の準備。
このところの寝不足のせいか、自分以外の3人が飲んでいたビールのアルコールに酔ったのか、帰り道は夢と二重世界を見ていたような、実際はしてない会話やシーンが思い出されるなど不思議な感覚を体験する。

2/18
宮地さんは大市出品で開店前に市場へ。
新田さんに展示する写真の追加案をメールすると言いながら遅れていまい、メールを戴いてしまった。申し訳ない。。カレイスキーのおばあさんたちが写っている写真をいくつかピックアップして提案する。
よい展示になりそうでたのしみ。

2月第2週

2/6
これを書いているのは2/9。だんだん日記が追いつかなくなっている。
この日は、2週間くらい前にごはんを温めようとしたら突然異臭を漂わせながら永遠の眠りにつかれたオーブンレンジを買いにヨドバシさんへ。レンジを使わない生活に憧れ、これがいい機会かとも思ったが、この2週間で自分たちの生活が想像以上に温めに依存しているか思い知ることに。いまは便利脱出に時間をかけられないので、引き続き依存をよしとする。
ヨドバシでは、中国系の店員さんが、「調理、焼くのどちらがメイン?」「上位機種だと〜〜」「そこまで機能いらなければ、こちらが一番」と的確に導いてくださった。といっても安い買い物ではないので、宮地さんとメッセージでやりとりし決断。使う機会を逸し続けてきた商品券で買えたらなぁと思い持参したが、百貨店系はダメで、使えるのはクレジットカード系のものだけとのことで1万円分だけ商品券を使う。
空気清浄機売り場にも寄る。自分たちでも手に届くものなのか調査。空気を浄化するためのものと、浄化+オゾンや次亜塩素酸の殺菌?効果のある空気を吐き出すものの2種類あるとのことで、店での有効性を考えると後者か。低濃度だとしても次亜塩素酸??と思うが、オゾンは大丈夫なのか。調べないと。価格は10万円代、20万はしなさそうだが、年一度のフィルター考案が必要。国はマスク外せというなら、全額助成すべきと思う。
ヨドバシ後は店で別注オヤのSTORESへの登録をコツコツと。ノンホールピアスの写真を残し完了。やっと。

2/7
大竹昭子さんのカタリココ文庫『絵にしかできない』を読み俄然興味が湧いた、諏訪敦個展『眼窩裏の火事』を観に宮地さんと府中市美術館へ。
美術館建物内の「府中乃森珈琲店」では、諏訪敦『眼窩裏の火事』に合わせて「内から燃える火事」を表現した「紅鍋」ランチプレートが限定メニューになっており、滑り込みで1人分ありつけた。もう一つはキッシュプレート。テラス席もあり、暖かい日だったので、ご機嫌な休日気分。久しぶりの外食。
本命の展示、観たかったのは棄民シリーズ。死を悟った父が残した手記から、旧満州の日本人難民収容所で母親と弟を亡くす壮絶な体験を知ることとなり手がけた作品。諏訪自身も中国へ渡り膨大な時間をかけて実地調査を重ねたうえで描かれたそうだ。
死にゆく祖母の姿が一枚の絵に幾層にも重ねて描かれている。
カタリココ文庫でそのくだりを読み、見たいと思ったのだった。実際、展示も工夫されていて、書き重ねられた絵もモニターに映し出されていたけれど、カタリココ文庫を読まなければ、あの場だけでは自分にはあまり理解できなかった気もする。
静物画の一群は、諏訪地自身が抱える閃輝暗点という血流異常からくる眼の症状に起因した視界で揺らぐ光のようなものが描かれており、実際には見えないものだけれど、描かれたことでよりリアルになるような不思議な感覚を得た。
展覧会自体は大きくなかったけど、やはり疲労。府中駅の喫茶店で休憩。
ふたりとも復活したので、三軒茶屋に出て「続セタガヤママ」展へはしご。平野公子さんが週一で自宅を開放した文庫「子どもザウルス」から、あめの会、セタガヤママ、あめの会通信、あめつうしんと、それぞれに実践が重ねられ続いてきた〝生活の実験〟。(考えることも大事だけど)気がついたら動いていた、というライブ感が伝わってきて楽しい展示だった。柳生弦一郎「ゲンイチロウのぬりえ」コーナーもあり、宮地さんと没頭してしまう。
三軒茶屋で夕御飯を食べようとしてお店を探したけれど、平日なのにどこも満員的に繁盛してて退散。途中永田町のエキナカでお蕎麦を食べて帰る。

2/8
テイクアウトカップを買いに合羽橋。シモジマの売り場が縮小してしまったのは、前回も行って知っているが選択肢が減るのは、時世的にも一層寂しく感じる。
合羽橋は、刃物屋さん(包丁)がまた増えたような。海外からの観光客に人気なのだ。
テレビの撮影でクルーがたくさん。通行規制などしていて、すみません、と言ってるクルーがちょっと邪魔だったりする。テレビ業界の我が物顔な雰囲気、変わらないなぁと思う。
合羽橋のあとは店に戻り、羊羹2種とも仕込み。

2/9
25周年ニコニコ大感謝祭後半スタート。
今週は、「ニコニコ現金払いで25%オフになります」ときちんと口に出すのが目標。
まかないは、豚バラとセロリ長芋ニラのあんかけごはん。
池之端への移転を手伝ってくれた友人たちが、3人たまたま同じタイミングで来てくれた。二人だけではほんと続けられなかったと思う。
明日は雪予報なので、宮地さんは明日の出張買取を延期してもらう。
ニコニコで買い物してくれた友人が、新潟の燕市(旧分水町)にいちじく餡を寒天で固めたいちじく羊羹があると教えてくれた。検索したら、透明な羊羹がたくさん出てきた。いちじくが特産なのだなぁ。贅沢だ。今度取り寄せてみよう。
外の500均レコードから『ベスト・オブ・ブレッド』をお買い上げのお客さまが、お会計後に突如、ジャケットのメンバーの一人ドラマーのマイク・ボッツ指差し「ぼくの友人なのです」と。以前アメリカでレストランをしていた時に常連さんだったのだそう。弥生美術館に行く途中、たまたま通りかかり目があったのだそう。プレーヤー持ってないけど大切にします、と。そんな再会もあるのだなぁ。

2/10
予報通り朝から雪でふたりともバス出勤。
わたしはやや遅刻し、店に着いたら喫茶のお客さまがお待ちで慌てて準備。その後もお客さまが続き雪の日の開店直後まさかの忙しさだった。
雪は早めに雨に転じたものの、開店直後が一番賑わっていた不思議な一日だった。
不忍ブックストリートMAP今年版の広告案が、昨晩やっと降臨したので、頭のなかの形が崩れないうちに作りはじめる。Photoshopは、毎度適当に操作してるのでいつまで経っても思い通りの作業ができず、ただ黒く塗りつぶしたいだけで、時間を食ってしまったけどなんとかなりそう。
昨晩捏ねて寝かせたピザ生地を下焼き。

2/11
父から掃除機の替えパックのことで電話。マキタの掃除機なので、スーパーなどでは入手しづらいので、行った時に時々チェックしていたが、タイミング合わず。ヘルパーさんが生協で買えますと仰ってくださったので、今回はお願いすることに。

ニコニコ大感謝祭は残り二日。
寺嶋さんが早い時間にケーキサンドを納品くださった。昨晩はピザで、羊羹を仕込めなかったのでケーキサンドを切らさずに済みとても助かった。

岸野雄一さんのご実家の喫茶店メニューのホットドッグがタイムラインに流れてきて、思わず拡大して凝視してしまう。おいしそう。
そうしたらなんと数時間後に、友人夫妻が「おみやげ〜」と差し入れてくれてとてもびっくり。甘めのふかふかパンにジューシーなソーセージ。ひと手間かけられたキャベツも相まってうまうま。
夕方は近所の友人一家が来てくれて、会うたびに身長が伸びている生まれる前から知っているお子が、京浜東北線快速の田端から上野駅までの車内アナウンスを披露してくれる。英語のアナウンスも再現し、共通の友人と思わず声を上げてしまう。
入れ替わり友人、知人たちたくさん来てくださる。

2/12
ニコニコ大感謝祭最終日。
今日は、この本ずっと探してたんです!とうれしそうに声をかけてくださるお客さまが多かった。
どのくらいの方が来てくださるのか想像もつかなかったが、たくさんのお客さまにお運びいただいた。
しみじみありがたかった。たのしかったなぁ。

1月第5週〜2月第1週

1/30
宮地さんはご近所の出張買取り、私は実家行き。
火曜日に大竹伸朗展に行きたいがために、両親の病院を月曜日にすればいいと思いついたのだが担当医の曜日がすっかり抜け落ちていた。結局明日も実家に行くことに。今日は今日で、ケアマネさんとの予定を入れてしまい変更でず、ちぐはぐなことに。
寒波に備え先週は5日間、夕食を宅配にしたが、安心できるようなので、明日は別の業者さんのお試しを、2/1から末まで最初の業者に再依頼。
なんとなくお弁当で済ますのは気の毒な気がしていたが、週一の通いで1週間分の作り置きが出来るわけでもなく、またもしできたとしても、それを母が1日分ずつ食卓に出すような作業が難しくなっているので、ふたりの栄養面を考えても宅配の方がいいのだろう。自分が何かしら作り置きするのは、自己満足のためだったのかもと吹っ切れた。昨年の母の退院後に訊いたときは二人ともまだ宅配のお弁当?そんなの要らないという雰囲気だったので、そういう時期になったのだろう。
シルバーカーもしかりで、区の助成があるから1割くらいの負担で買えると父に伝えたら、前は年寄りが使うものみたいなこと言ってたのに、俄然乗り気で前のめりだったので、ケアマネさんに伝え、ショップに行って試用したい旨伝える。来週ともちゃんに同行してもらうことに。
今日は宅配がないので夕食は、乗り換え駅の構内販売で買ったニラとエビの水餃子、冷蔵庫整理の焼き豆腐のみぞれ煮、冷蔵保存されていた冷凍チャーハンなどを。

1/31
午前中、両親病院に同行。
父のめまいは薬を出しても対処療法にしかならないので様子見に。母の担当医は午後しかいないので、今日は父の担当医に診ていただく。受診の際の血圧が異常に低かったが、本人はふらつきなどないとのことでこちらも大丈夫でしょうと。寒いところから急に暖かいところにくると血圧が下がるのだそうだ。

2時過ぎに実家を引き上げ、宮地さんと待ち合わせ大竹伸朗展へ。宮地さんは銀行のATMに6万円とカードを置きっぱなしで店に行ってしまったそう。銀行からカード落し物の連絡を受け、お金も忘れたことに気づき確認してもらって無事発見。そういうところに疲れが出てしまうのだなと思った。どこかで休めるといいのだけど。
大竹伸朗展は最高だった。4階の「音」の間では、大竹伸朗さんによるダブ平&ニューシャネルの演奏をやっていた。最高!
終わってから、宮地さんとパレスサイドビルのタカサゴで宮地さんはカツスパゲティ、わたしはスパゲティ インデアン。宮地さんはそのあと古書会館へ。

2/1
ニコニコ大感謝祭スタート。めがけて来てくださる方あり。たまたま買ったら割引されてラッキーと喜んでくださる方あり。早い時間帯のお客様が、この先の25年もこの場所で続けてくださいとお声がけくださったそう。何歳になるかな?笑 ありがたい。一日、一日、がんばります。
仕事中に、父から外出から帰って来たらめまいがひどく明日のデイケアを休みたいと電話あり。事業所からの前日の確認電話に母が「行きますと」答えてしまったと責めるので店にいるのについつい口調がきつくなってしまう。ずっと一緒にいたら仕方ないとも思うけれど、毎度聞かされる者としたら母が気の毒になるし症状の進行を助長してしまうのではと心配になる。

2/2
寒い。大感謝祭2日目。お客様がいないような時間帯もあったけれど、いつもより売れていた。
今夜の仕込みはドライフルーツの羊羹。来週は妹が実家に行ってくれる。父のためのシルバーカーのお店にも同行してくれることになったのでLINEで打ち合わせ。
昨晩から浸水していたひよこ豆と金時豆を下煮して、今週のまかない食に鶏もも肉のトマト煮を作る。
政治がひどい。

2/3
節分
宮地さんが今年も車屋さんの恵方巻きを買ってきてくれたので、お昼に1本ずつ。
前警察庁長官が日本生命の顧問に就任したことへの怒りで一日が潰れてしまった。。
防衛費増額の財源を確保するための特別措置法案も閣議決定された。怒りが追いつかない。
たのしい気分を生み出したくてニコニコ大感謝祭をしているのに、政治にぶち壊される。

2/4
このところ寝不足が続いているので残業せずに帰る。
岸田秘書官が醜悪な差別発言で炎上。

2/5
岸田秘書官は更迭。当然だ。民主主義が生きている国なら、政権ごと一発退場だと思う。
暖か。街も店も人が出ている。
ほうろう前身の宮橋時代を知ってくださっているお客様が、じつは宮橋スタート時にスタッフとして社長から声をかけられていたとのです、と仰る。25年どころではない、28年目?(もう数えられない)に明かされ、びっくり、びっくり。
高橋美香さんに教えていただいた、オリーブごはん(おむすび)は、以前ラバンデリアで美香さんのイベントをしたときに佐藤由美子さんが作られたのがはじまりだと、Twitterでかわもさんが教えてくださる。巡り巡って由美子さんのレシピに出会えるなんて。大切にしよう。

1月第4週

1/23
宮地さんと、気になっていた保険料の見直しへ。現状維持で問題なしとのことでひと安心。

1/24
実家行き。日中は陽射しもありさほど寒さを感じなかったので、母と買い物に出たが、スーパーマーケットで会計中に突風が吹き込んできて、外に出たら自転車がすべてなぎ倒されていた。突風が吹き荒れ不穏な空が広がり、いよいよこの世の終わりが来たかのよう。凍えそうになりながら母と帰宅。ほんとうに寒波だ。SNSでは、京都の猛吹雪の様子が投稿されていた。全国的降雪なので降らないだけ助かる。
宮地さんは午後から出張買取り。お客様のお宅で結束中に指先を切ってしまいなかなか血が止まらなかったそう。市場出品の準備もして深夜帰宅。

1/25
先週くらいからしもやけがひどく源一さんに。10年ぶりだった。塗り薬はべとつかないものにしてもらう。飲み薬は、ビタミンEと四物湯。
宮地さんの市場はボーだったそうでしょんぼりしていた。身体はった仕事だったので、、ちょっと気の毒。

1/26
宮地さんは、午前中買い取りに。
まかないに肉豆腐を作る。豚こま、人参、蓮根(先週の買い置き)、舞茸、えのき茸、ゆで筍。
『韓国演劇運動史』訳者の津川泉さんが韓国からのお客様を連れてご来店くださる。お目当てにしてくださっていた『中くらいの友だち』を在庫しておらず申し訳ないことをしてしまった。Twitterをご覧くださっていて、ニコニコ大感謝祭の25%引きは、すごいね、と言ってくださる。

1/27
午前中焙煎。ブラジル カフェ・ヴィーニョ・ロゼと、コロンビア ロサ・アンデスの2種。
今週は冷え込みが厳しくお客様がとても少ない。セール前の買い控えと思うことにする。。
先週取材の際にたまたまご来店くださったご近所さんが、話題になった香月泰男の連載のスクラップを見せてくださった。アトリエにはたくさんの自作人形が吊り下がっているという記事。素朴なお人形、若林奮の自分の子供に作った玩具を思い出した。
(いつもわからなくなる若林奮の「奮」の読みは「いさむ」。)
千駄木の頃、制服を着て通ってくれていた学生さんが、移転してから初めてご来店くださる。千駄木最後の頃にお父様と挨拶に来てくださったのではなかったかな。千駄木で買った植草甚一のスクラップブックが、いまの自分の核になっていると言ってくださり、泣きそうになった。美大に進学なさり、ますます本を買っていますと破顔。バラエティーブックを作る話などを伺う。うれしいなぁ♪

1/28
千駄木のころからのご夫婦がご来店くださった。昨年は病気にもなったんだよ、と仰っていたけど、言われなければいつもと変わらずお元気そう。小坂忠さんの最後のライブに行かれた話、閉店したシャルマンさんが代々受け継がれていることを教えてもらう。
秋田万歳の斎藤ぽんさん(にゃんとこさん)が門付しに来てくださる!初めての門付体験だ。喫茶で珈琲を待ちだった若いお二人連れにもお声がけして、一緒に御江戸万歳で今年一年の繁栄を予祝していただく。不忍池や辯財天も詞章に盛り込んでくださりうれしい。最高だ!この先もなにかお願いできるといいな。
先週から外に聳えていた『新潮世界文学』揃いが売れた。若い方の手に渡り宮地さんがうれしそう。自転車2台で出直してくださり荷台に積んでリュックにも詰めて持ち帰ってくださったそう。
お預かりしているフリーペーパー「うみかじ」発行人のうみさんが辺野古から。River Coffee & Galleryさん、タナカホンヤさんと巡って来てくださる。
ジャングルブックスの田波夫妻が来てくださる。奏平くんの、改め奏平さんの就職先が決まり、すでにアルバイトで通っていることを昨晩DMで教えていただいていた。毎日たのしく通っているそう。狭き門を突破してそういうところに入れてほんとによかった。うれしい。
ブラジルとコロンビアの選別、梱包。
自民党・大家敏志議員(福岡県選挙区)が参院本会議の代表質問で、産休・育休をとりやすくするため、この期間中のリスキリング支援を提案。これを受けた岸田首相が学び直しを後押しすると発言しTwitterのタイムラインは終日大炎上していた。育児を経験なさってきた方たちからしたら育児未経験者の意見だと映るし、未経験の自分からすると、赤ちゃんが生まれたあとの周りの友人たちの様子を思い出せばたとえ未経験でもそんな発想絶対に出てこないと思った。
人を人として見ない、またそれに意見する(止める)者もいない、ずばり自民党の本質を披露してくれたやりとりだったと思う。

1/29
静かめな日曜日。昨日が盛りだくさんだったので余計にそう感じるのかも。
パキラの元気がない。以前、なかなか葉が出てこないので、自宅に持ち帰りベランダに置いたら元気に葉を伸ばしてくれたので、再び店に持ってきたのだが。東大ジャングルからのエネルギーに萎縮してしまうのか。。
やはり以前置いていたハッカは、ミント系だから生命力あるはずなのに一度葉を落としたら元気なく、茎に触れたら容易に抜けてしまい、土を掘り返したら何か虫の幼虫が棲んでいたことがあった。何れにしても自然の力が圧倒的な立地だ。
夜近くなって、宮地さん同級生のFさんご来店。勤めているとそろそろ定年という年齢。この先のことなどの展望を聞く。いよいよ焙煎機を購入したとのことで、とても羨ましい。笑
ご近所さんがご来店。片岡さんの新刊はないのですか?と問われ、片岡さんの本はさすがに新刊書店でたくさん販売されるし、往来堂書店さんにも置かれると思うので、とお返事。
閉店後に、珈琲手引き、ニコニコ大感謝祭の掲示用のチラシなどをミニストップで印刷。

お客さんの引きが強い。笑

1月19日
ご近所の同業仲間がご来店。道祖神の本をお求めくださり、山高登旧蔵であることを宮地さんが説明すると、なんとその日に別件で山高さんの版画のお仕事に触れる機会があったとスマホから写真を見せてくださった。お互いびっくり仰天。

夜は、クルドのおかあさんのオヤのネックレスをご覧になりたいとお電話くださったお客さまがご来店。
なんと、現代美術館のディオール展で隣で観覧してた人がオヤのネックレスを着けていて、知らない人なのに声をかけてしまいそうなくらい惹きつけられてしまったと。途中から展示よりもそのことで頭がいっぱいになるほどでした、と仰っていてうれしくなる。驚くのは、そのネックレスの方がお友達の知り合いで、展覧会の後にご対面できたのだそう。それでうちの店でご購入くださったことがわかり、さっそくご来店くださったそう。その方の引きもすごいし、おかあさんのオヤの力だなぁと。

岸田首相は、早ければ4月下旬から新型コロナを5類引き下げ、感染者、濃厚接触者の外出自粛、マスク着用についても見直すと。もう収集つかないから戦争で全部壊してしまえ的な? 焼け野原になったほうが儲かる人たちいるからな。
新型コロナウイルス等感染症対策推進室と、官邸宛に意見を送付。政府の狂気に時間を奪われる。

1月20日
昔のご近所さんだったご夫妻から取材を受ける。始まった途端に、共通の知り合いというか、うちよりも古いお付き合いであろうご近所さんが千駄木からご来店され、入口で偶然の再会に同窓会状態。たのしい。
夕方は名古屋から重要なお取引先でもあるお客さま。建築資料館の原広司展をご覧になってきたそう。お土産に赤福いただく。福福〜
高橋美香さんのお客さまもあり思いがけずにぎやかな一日となった。

1/21
お客様で歌手の広瀬美句さんが今日はクルドのおかあさんのオヤを求めてご来店さる。ソプラノ歌手の岡村正子さんが着けていらっしゃるのを見て来てくださったそう。まだ店頭に出せていない別注のネックレスもご覧いただいた。あとでツイッターを拝見したら、お手持ちのドレスにあう首飾りをずっと探していらっしゃってぴったりのデザインが見つかったとのこと。ほんとうにぴったりなお色目でびっくり。うれしい。

初めて、こども商品券ご利用くださるお客様が!こども商品券のサイトで本の買えるお店を探してご来店くださったとのこと。お役に立ててうれしい。子どもたちにとって本と出会う機会が少しでも増えますように。

1/22
午前中宮地さんは根津へ出張買取。消防設備点検。
春節。片岡義男さんより『漢聲』が届く。
2021年にTwitterで、小池百合子の右腕と思われる元特別秘書、野田数氏が都の水道事業の関連法人を立ち上げていることに絡め水道局のバンがコロナ感染防止の広報に使われていたことを訝しんだ時にコメントくださった方が気にしてくださっていてご来店くださる。うやむやにしてはいけないこと、と。
新田樹さんが写真展の打ち合わせにご来店。日程が決まる。たのしみ。
今日もこども商品券のお客さまが!今日はご自身で選んでくださった。
閉店後、不忍ブックストリートzoom会議。
そのあとニコニコ大感謝祭Twieer告知をアップ。ドキドキする。

桃山さん納骨と鈴木清写真展

昨年闘病の末、10月18日に旅立たれた水族館劇場の桃山さんのご遺骨が、年明けて15日は一昨年から公演の場となっている羽村の宗禅寺さんへ、16日にはかつての公演の場である駒込大観音光源寺さんへ分骨された。
光源寺さんでのお別れ会(というかお帰りなさい会という心持ち)に参列した。十年ひと昔なら、光源寺での最後の公演は2010年とのことなので、もうひと昔以上だ。当時の役者さんたちは、分裂して劇団を去って行かれた方が多いので、光源寺での舞台に立たれたことのある役者さんはずいぶん少なくなったのだなぁ。久しぶりに高山先生にお目にかかる。飛行機に乗って吊り上げられ芝居をする高山先生の姿はいまでも鮮烈だ。あとでご挨拶をと思ったが先生に近づくことができず叶わず。流浪堂の二見さんとも久しぶりにゆっくり話ができた。

河原者を標榜してきた桃山さんが、河原の石になるのではなく、お芝居をした土地に戻ってきてくれたのはとてもうれしい。

お別れ会の翌日は、六本木・フジフィルム スクエアの鈴木清写真展「天幕の街 MIND GAMES」へ。
桃山さんが敬愛していた写真家で、水族館劇場2014年公演「Ninfa 嘆きの天使」のポスターに写真が使われたぶらんこ乗りのプリントも展示されていた。
いろいろありささくれた心のまま出かけたが、サーカスのクラウンの写真を見た途端に、不思議なくらいにすぅっと凪いだ。
写真を見ていくうちに、桃山さんがここにいるなぁと感じ胸がいっぱいに。
炭鉱の町に生まれたという鈴木清は幼い頃に父親に連れられ一度だけ観た天幕サーカスの情景がずっと心の底にあると書かれていて、自分も同じで、その記憶が水族館劇場への憧憬に繋がっている。
写真集『流れの歌』『天幕の街』もご家族のご厚意で手にとって見せていただくことができた。

本年もよろしくお願い申し上げます。

物忘れが著しいので、ふと祖父の日めくりを思い出して備忘録をつけてみようかと思い立ちました。
新年の思いつきなので、明日にはそのことも忘れてしまうかもしれないですが、とりあえず今週の分を書いてみました。

1/13
まもなく発売される片岡義男さんの『僕は珈琲』を編集者の篠原恒木さんがお持ちくださった。ドキドキしてなかなか開けない。。

夕方、高橋美香さんの新刊『ママとマハ』の入荷が思っていたよりも早く、美香さんが急遽お客様贈呈用のポストカードとプリントをお持ちくださる。追加納品された『パレスチナの ちいさな いとなみ』と合わせてサインも入れていただく。

なんと谷中ぎんざにあったボン・フォトスタジオの鴇田さん、真鍋さんご夫妻が『散歩の達人』の編集長久保さんと一緒にお立ち寄りくださった。何年ぶりか!お二人とも全然変わらない。おもての英多郎寿司さんのお店は、最初の頃はここ(いまのほうろうの場所)にあったんだよ教えていただく。千駄木のクラスティーが閉店しまったことなどをお伝えする。

1/14
今週末、来週末と東大は入試試験。キャンパスが閉鎖され自転車で通れない。
深夜に高橋幸宏さんの訃報。

1/15
Twitterのタイムラインは幸宏さんへの哀悼であふれている。昔の映像などを見入ってしまう。店のBGMは、店頭の「浮気なぼくら」「増殖」、最後に宮地さんが発掘した「イエロー・マジック・オーケストラ」のミュージック・テープも。

昼のまかない、美香さんに教えていただいたオリーブの炊き込みごはんをパレスチナオリーブさんのオリーブ塩漬けで作ってみる。1.5合にふた粒。おいしい。

千駄木の頃からとてもお世話になっているご近所のTさんがパンを差し入れてくださった。偶然が重なるお話など。

近所のお店のご主人が昨年末に亡くなったとお客様に教えていただく。ついこの間買い物した時にいらしたのに。亡くなられた日もお店に立ち、お風呂に入られて亡くなったと。哀しいけれど、そんなふうに終えられたらいいねと宮地さんと話す。