日々録」カテゴリーアーカイブ

3月第4週

3/20
2週間ぶりの実家。介護認定1年目の更新につき、区役所担当の方が調査に見えた。どうか現状維持になるよう祈るのみ。父も母も元気そう。旅行の話をしてみる。

3/21
ひるねこBOOKSさんでカイズケンさんの展示とMAP校正。
神保町で「ことばのポトラック」。4年ぶりの開催でようやく、歓藍社の野内彦太郎さん、林剛平さん、佐藤研吾さん。
林さんも佐藤さんも「解像度」という単語をよく使われた。そして農作物がどのようにして放射能を取り込むかのサイエンスの部分の話、成長過程での根の張り方で、地表では影響を受けやすいが、根が張り地中深くなると影響が少なくなる、稲だと地上部の下の方が放射線量が高めで、穂先の方は影響が少ないなど、体験から得た数値、傾向からの考察はとても具体的で、知りたかった部分をやっと話してくれる人が現れたと思ったら涙が出そうになった。
野内さんがご高齢であることから、わたしはTwitterで古老と紹介してしまったが、なんのなんの背筋はピンと伸びて姿勢よく、声にもお話にも張りがあり、とても開けたフレッシュな感性の方であった。オーストラリア帰りのおじさんの影響か、中学生の頃からクラシックに傾倒し、以来ずっと体の中を血液のように音楽が流れているのだなぁ。こだわるのは「美」、すべて音楽からつながっている。

そのあとは水天宮・日本橋公会堂で宮地さんと待ち合わせ「大東京 映像と音楽と朗読の一九三一年型モダン昭和」を鑑賞。
1932年生まれの若い彦太郎さんが78回転のシューベルト「未完成」をすり減るまで愛聴していた話から、1931年型イベントにと流れるなんて、思いもしない展開だった。受け取るものが大きい一日。

3/22
なんだかこのところずっとざわざわしているなぁ。なにかなぁ。
久しぶりにお濠のスワンちゃんに会えた。夜は胡桃黒糖羊羹仕込み。

3月第3週

3/13
宮地さんは原稿書き。明日のレール設置工事のためわたしは店で養生作業。展示会中の工事なんてありえないことだけれど、ほうろうのお客さまに新田さんの写真を観ていただくにあたり、必要なことだと宮地もわたしも設営の日にその場で決め、店の内装をお願いしている山村咲子さんに無理を言って手配していただいた。この先の可能性も広がるし。作品は一旦すべて外しマスカーを貼る。昔自宅の塗装の時だったか、マスカーに苦労したが、今回はスムーズに貼れたのがうれしい。

3/14
工事当日。寺井工務店さんから2名来てくださる。作業はスムーズに完了。よかった。宮地さんは原稿書きのため、復元に徹する。外すより時間がかかる。明後日には展示替えを行うので、一日だけの展示となる喫茶スペースの写真はこっそり自分好みのバランスで貼ってみた。

3/15
弥生美術館の田村セツコ展と、湯島・nicoさんの万国鳩覧会2023をはしご。弥生美術館では、夢二カフェ港や2階の席でお庭を眺めながらコーヒーをいただく。ひさしぶりに頭の中をほぐす。こういう時間が必要だなぁ。

3/16
9時半から新田さんの展示替え。額入りの大判が2枚増えた。わたしは新田さんがいらっしゃる間に間に合わず、店奥の写真集に載っていない写真を含む6枚ついて聞きたかったことはメールでお訊ねした。

3/17
午前中焙煎。5キロ釜が混んでいる。エチオピアイルガチェフェナチュラルと、ブラジルキャラメラードを深煎りに。
ハンドピックで深夜まで。

3/18
石垣島陸自駐屯地にミサイルなどの弾薬が強行搬入されたと報道。
警備をする若い自衛官の将来を思う。国の犠牲にならないでほしい。手にする銃を置いてほしい。
ひさしぶりに終日本降り。

3月第2週途中から

3/9
おかしいね。いつの間にか日が経ってる!早々に続かなくなってしまった。笑
方針転換してつぶやき日記にしてみよう。
主観と客観、表現と伝達そんなことを考え続ける1週間。答えは出ないけれど光は射すはず。

3/10
通勤路は木蓮が満開。春が一気に押し寄せてきた感。大竹昭子さんがご来店くださる。ピクチャーレール設置工事日程が3/14に決まり、養生シートを発注した。Pippoさんの新美南吉本が入荷。ゆっくりじっくり味わいたい本。

3/11
東日本大震災から干支がひとめぐり。原発は運転期間延長する方向で大詰め。福島第一原発の近くで、おそらく異様な静けさのなかで助けを待ち続けた方たち。助けに行けなかった家族、友人たちの張り裂ける思いの行き場はどこにもないのか。
黒川創『世界を文学でどう描けるか』読了。いま考えている、表現と伝達にも通底すると感じた。月曜日の黒川さんと池澤夏樹さんのトークイベントで、訴えるのではなくただ事実だけを積み重ねて伝える、というようなことを池澤さんが仰っていたのを思い出すなど。

2月第3週

2/13
疲れが取れないが実家の重要ミッションがあるため、身体に鞭打ち家を出る。実家最寄り駅の駐輪場は3ヶ月ごとの更新で、自転車のハンドルに期限切れの輪っかがかけられていた。雨具がうまく着られず、雨に濡れながら事務所で更新手続きをしたら、おじちゃんがサドルを拭いてくれて「雨の中金まで取られてやんなっちゃうよな」と声をかけてくれる。涙。。
両親がお世話になってる税理士さんへの書類の送付。今日の便にギリギリ間に合った。
冷蔵庫に宅配夕ご飯のご飯パックが2つ残っていたので、明日の昼用にチャーハンを作り置き。日々のものを買い物。雨なので一人で行く。

2/14
父の目眩が頻出しているようなので、定期受診日ではないが、念のため受診。脳神経外科の薬を当面やめてみることに。
前回は処方に漏れがあり、今回はまた2ヶ月分処方されるなど。主治医は疲れてしまったのだろうか、、
処方箋薬局には、一包化した薬から1つ抜く作業をお願いする。面倒なことをいつも快く引き受けてくださり配達もしてくれる薬局は、訪問看護センターから紹介してもらって依頼お世話になっている。とても助けられているし心強い。
二日続けての実家なので、病院後は引き上げて、自分ミッションで区役所、頭痛の病院などまわり、ドイトで買い物。
帰り道にケーキ屋さんがあったので、宮地さんにチョコレート系洋菓子をいくつか購入して、Bーぐるで帰宅。ヘトヘト。

2/15
店頭と倉庫在庫入れ替えに手間取り、臨時休業。
わたしは洗濯掃除、しのばずのやり取りなどしてから店へ。胡桃黒糖羊羹仕込み。
宮地さんは閉店後に大市出品の準備。

2/16
大市の集荷。
午後、来月写真展をしてくださる新田樹さんがフライヤーをお持ちくださる。慎重に紙を選んだつもりが若干裏映りしてしまいました、、と残念そうだったけれど、素人的には気にならない程度。
展示する写真の案を提示していただき、イメージが湧いてくる。キャプションのことなども相談する。

2/17
宮地さんは、河上さん、石井さんと、一箱古本市大家さんにお声がけくださったスペースを下見に。広さ的に難しかったとのこと。
わたしは午前中焙煎。
閉店後に往来座の瀬戸さんと武藤良子さんが見えて、不忍ブックストリームのBスポコーナーの仕込み。
宮地さんの仕事ぶりが炸裂してて久しぶりに腹がよじれるくらい笑った。4人で古本屋談議もできてよき時間。たのしかった。
終えてからコーヒー豆選別、パック。宮地さんは大市出品最後の準備。
このところの寝不足のせいか、自分以外の3人が飲んでいたビールのアルコールに酔ったのか、帰り道は夢と二重世界を見ていたような、実際はしてない会話やシーンが思い出されるなど不思議な感覚を体験する。

2/18
宮地さんは大市出品で開店前に市場へ。
新田さんに展示する写真の追加案をメールすると言いながら遅れていまい、メールを戴いてしまった。申し訳ない。。カレイスキーのおばあさんたちが写っている写真をいくつかピックアップして提案する。
よい展示になりそうでたのしみ。

2月第2週

2/6
これを書いているのは2/9。だんだん日記が追いつかなくなっている。
この日は、2週間くらい前にごはんを温めようとしたら突然異臭を漂わせながら永遠の眠りにつかれたオーブンレンジを買いにヨドバシさんへ。レンジを使わない生活に憧れ、これがいい機会かとも思ったが、この2週間で自分たちの生活が想像以上に温めに依存しているか思い知ることに。いまは便利脱出に時間をかけられないので、引き続き依存をよしとする。
ヨドバシでは、中国系の店員さんが、「調理、焼くのどちらがメイン?」「上位機種だと〜〜」「そこまで機能いらなければ、こちらが一番」と的確に導いてくださった。といっても安い買い物ではないので、宮地さんとメッセージでやりとりし決断。使う機会を逸し続けてきた商品券で買えたらなぁと思い持参したが、百貨店系はダメで、使えるのはクレジットカード系のものだけとのことで1万円分だけ商品券を使う。
空気清浄機売り場にも寄る。自分たちでも手に届くものなのか調査。空気を浄化するためのものと、浄化+オゾンや次亜塩素酸の殺菌?効果のある空気を吐き出すものの2種類あるとのことで、店での有効性を考えると後者か。低濃度だとしても次亜塩素酸??と思うが、オゾンは大丈夫なのか。調べないと。価格は10万円代、20万はしなさそうだが、年一度のフィルター考案が必要。国はマスク外せというなら、全額助成すべきと思う。
ヨドバシ後は店で別注オヤのSTORESへの登録をコツコツと。ノンホールピアスの写真を残し完了。やっと。

2/7
大竹昭子さんのカタリココ文庫『絵にしかできない』を読み俄然興味が湧いた、諏訪敦個展『眼窩裏の火事』を観に宮地さんと府中市美術館へ。
美術館建物内の「府中乃森珈琲店」では、諏訪敦『眼窩裏の火事』に合わせて「内から燃える火事」を表現した「紅鍋」ランチプレートが限定メニューになっており、滑り込みで1人分ありつけた。もう一つはキッシュプレート。テラス席もあり、暖かい日だったので、ご機嫌な休日気分。久しぶりの外食。
本命の展示、観たかったのは棄民シリーズ。死を悟った父が残した手記から、旧満州の日本人難民収容所で母親と弟を亡くす壮絶な体験を知ることとなり手がけた作品。諏訪自身も中国へ渡り膨大な時間をかけて実地調査を重ねたうえで描かれたそうだ。
死にゆく祖母の姿が一枚の絵に幾層にも重ねて描かれている。
カタリココ文庫でそのくだりを読み、見たいと思ったのだった。実際、展示も工夫されていて、書き重ねられた絵もモニターに映し出されていたけれど、カタリココ文庫を読まなければ、あの場だけでは自分にはあまり理解できなかった気もする。
静物画の一群は、諏訪地自身が抱える閃輝暗点という血流異常からくる眼の症状に起因した視界で揺らぐ光のようなものが描かれており、実際には見えないものだけれど、描かれたことでよりリアルになるような不思議な感覚を得た。
展覧会自体は大きくなかったけど、やはり疲労。府中駅の喫茶店で休憩。
ふたりとも復活したので、三軒茶屋に出て「続セタガヤママ」展へはしご。平野公子さんが週一で自宅を開放した文庫「子どもザウルス」から、あめの会、セタガヤママ、あめの会通信、あめつうしんと、それぞれに実践が重ねられ続いてきた〝生活の実験〟。(考えることも大事だけど)気がついたら動いていた、というライブ感が伝わってきて楽しい展示だった。柳生弦一郎「ゲンイチロウのぬりえ」コーナーもあり、宮地さんと没頭してしまう。
三軒茶屋で夕御飯を食べようとしてお店を探したけれど、平日なのにどこも満員的に繁盛してて退散。途中永田町のエキナカでお蕎麦を食べて帰る。

2/8
テイクアウトカップを買いに合羽橋。シモジマの売り場が縮小してしまったのは、前回も行って知っているが選択肢が減るのは、時世的にも一層寂しく感じる。
合羽橋は、刃物屋さん(包丁)がまた増えたような。海外からの観光客に人気なのだ。
テレビの撮影でクルーがたくさん。通行規制などしていて、すみません、と言ってるクルーがちょっと邪魔だったりする。テレビ業界の我が物顔な雰囲気、変わらないなぁと思う。
合羽橋のあとは店に戻り、羊羹2種とも仕込み。

2/9
25周年ニコニコ大感謝祭後半スタート。
今週は、「ニコニコ現金払いで25%オフになります」ときちんと口に出すのが目標。
まかないは、豚バラとセロリ長芋ニラのあんかけごはん。
池之端への移転を手伝ってくれた友人たちが、3人たまたま同じタイミングで来てくれた。二人だけではほんと続けられなかったと思う。
明日は雪予報なので、宮地さんは明日の出張買取を延期してもらう。
ニコニコで買い物してくれた友人が、新潟の燕市(旧分水町)にいちじく餡を寒天で固めたいちじく羊羹があると教えてくれた。検索したら、透明な羊羹がたくさん出てきた。いちじくが特産なのだなぁ。贅沢だ。今度取り寄せてみよう。
外の500均レコードから『ベスト・オブ・ブレッド』をお買い上げのお客さまが、お会計後に突如、ジャケットのメンバーの一人ドラマーのマイク・ボッツ指差し「ぼくの友人なのです」と。以前アメリカでレストランをしていた時に常連さんだったのだそう。弥生美術館に行く途中、たまたま通りかかり目があったのだそう。プレーヤー持ってないけど大切にします、と。そんな再会もあるのだなぁ。

2/10
予報通り朝から雪でふたりともバス出勤。
わたしはやや遅刻し、店に着いたら喫茶のお客さまがお待ちで慌てて準備。その後もお客さまが続き雪の日の開店直後まさかの忙しさだった。
雪は早めに雨に転じたものの、開店直後が一番賑わっていた不思議な一日だった。
不忍ブックストリートMAP今年版の広告案が、昨晩やっと降臨したので、頭のなかの形が崩れないうちに作りはじめる。Photoshopは、毎度適当に操作してるのでいつまで経っても思い通りの作業ができず、ただ黒く塗りつぶしたいだけで、時間を食ってしまったけどなんとかなりそう。
昨晩捏ねて寝かせたピザ生地を下焼き。

2/11
父から掃除機の替えパックのことで電話。マキタの掃除機なので、スーパーなどでは入手しづらいので、行った時に時々チェックしていたが、タイミング合わず。ヘルパーさんが生協で買えますと仰ってくださったので、今回はお願いすることに。

ニコニコ大感謝祭は残り二日。
寺嶋さんが早い時間にケーキサンドを納品くださった。昨晩はピザで、羊羹を仕込めなかったのでケーキサンドを切らさずに済みとても助かった。

岸野雄一さんのご実家の喫茶店メニューのホットドッグがタイムラインに流れてきて、思わず拡大して凝視してしまう。おいしそう。
そうしたらなんと数時間後に、友人夫妻が「おみやげ〜」と差し入れてくれてとてもびっくり。甘めのふかふかパンにジューシーなソーセージ。ひと手間かけられたキャベツも相まってうまうま。
夕方は近所の友人一家が来てくれて、会うたびに身長が伸びている生まれる前から知っているお子が、京浜東北線快速の田端から上野駅までの車内アナウンスを披露してくれる。英語のアナウンスも再現し、共通の友人と思わず声を上げてしまう。
入れ替わり友人、知人たちたくさん来てくださる。

2/12
ニコニコ大感謝祭最終日。
今日は、この本ずっと探してたんです!とうれしそうに声をかけてくださるお客さまが多かった。
どのくらいの方が来てくださるのか想像もつかなかったが、たくさんのお客さまにお運びいただいた。
しみじみありがたかった。たのしかったなぁ。

1月第5週〜2月第1週

1/30
宮地さんはご近所の出張買取り、私は実家行き。
火曜日に大竹伸朗展に行きたいがために、両親の病院を月曜日にすればいいと思いついたのだが担当医の曜日がすっかり抜け落ちていた。結局明日も実家に行くことに。今日は今日で、ケアマネさんとの予定を入れてしまい変更でず、ちぐはぐなことに。
寒波に備え先週は5日間、夕食を宅配にしたが、安心できるようなので、明日は別の業者さんのお試しを、2/1から末まで最初の業者に再依頼。
なんとなくお弁当で済ますのは気の毒な気がしていたが、週一の通いで1週間分の作り置きが出来るわけでもなく、またもしできたとしても、それを母が1日分ずつ食卓に出すような作業が難しくなっているので、ふたりの栄養面を考えても宅配の方がいいのだろう。自分が何かしら作り置きするのは、自己満足のためだったのかもと吹っ切れた。昨年の母の退院後に訊いたときは二人ともまだ宅配のお弁当?そんなの要らないという雰囲気だったので、そういう時期になったのだろう。
シルバーカーもしかりで、区の助成があるから1割くらいの負担で買えると父に伝えたら、前は年寄りが使うものみたいなこと言ってたのに、俄然乗り気で前のめりだったので、ケアマネさんに伝え、ショップに行って試用したい旨伝える。来週ともちゃんに同行してもらうことに。
今日は宅配がないので夕食は、乗り換え駅の構内販売で買ったニラとエビの水餃子、冷蔵庫整理の焼き豆腐のみぞれ煮、冷蔵保存されていた冷凍チャーハンなどを。

1/31
午前中、両親病院に同行。
父のめまいは薬を出しても対処療法にしかならないので様子見に。母の担当医は午後しかいないので、今日は父の担当医に診ていただく。受診の際の血圧が異常に低かったが、本人はふらつきなどないとのことでこちらも大丈夫でしょうと。寒いところから急に暖かいところにくると血圧が下がるのだそうだ。

2時過ぎに実家を引き上げ、宮地さんと待ち合わせ大竹伸朗展へ。宮地さんは銀行のATMに6万円とカードを置きっぱなしで店に行ってしまったそう。銀行からカード落し物の連絡を受け、お金も忘れたことに気づき確認してもらって無事発見。そういうところに疲れが出てしまうのだなと思った。どこかで休めるといいのだけど。
大竹伸朗展は最高だった。4階の「音」の間では、大竹伸朗さんによるダブ平&ニューシャネルの演奏をやっていた。最高!
終わってから、宮地さんとパレスサイドビルのタカサゴで宮地さんはカツスパゲティ、わたしはスパゲティ インデアン。宮地さんはそのあと古書会館へ。

2/1
ニコニコ大感謝祭スタート。めがけて来てくださる方あり。たまたま買ったら割引されてラッキーと喜んでくださる方あり。早い時間帯のお客様が、この先の25年もこの場所で続けてくださいとお声がけくださったそう。何歳になるかな?笑 ありがたい。一日、一日、がんばります。
仕事中に、父から外出から帰って来たらめまいがひどく明日のデイケアを休みたいと電話あり。事業所からの前日の確認電話に母が「行きますと」答えてしまったと責めるので店にいるのについつい口調がきつくなってしまう。ずっと一緒にいたら仕方ないとも思うけれど、毎度聞かされる者としたら母が気の毒になるし症状の進行を助長してしまうのではと心配になる。

2/2
寒い。大感謝祭2日目。お客様がいないような時間帯もあったけれど、いつもより売れていた。
今夜の仕込みはドライフルーツの羊羹。来週は妹が実家に行ってくれる。父のためのシルバーカーのお店にも同行してくれることになったのでLINEで打ち合わせ。
昨晩から浸水していたひよこ豆と金時豆を下煮して、今週のまかない食に鶏もも肉のトマト煮を作る。
政治がひどい。

2/3
節分
宮地さんが今年も車屋さんの恵方巻きを買ってきてくれたので、お昼に1本ずつ。
前警察庁長官が日本生命の顧問に就任したことへの怒りで一日が潰れてしまった。。
防衛費増額の財源を確保するための特別措置法案も閣議決定された。怒りが追いつかない。
たのしい気分を生み出したくてニコニコ大感謝祭をしているのに、政治にぶち壊される。

2/4
このところ寝不足が続いているので残業せずに帰る。
岸田秘書官が醜悪な差別発言で炎上。

2/5
岸田秘書官は更迭。当然だ。民主主義が生きている国なら、政権ごと一発退場だと思う。
暖か。街も店も人が出ている。
ほうろう前身の宮橋時代を知ってくださっているお客様が、じつは宮橋スタート時にスタッフとして社長から声をかけられていたとのです、と仰る。25年どころではない、28年目?(もう数えられない)に明かされ、びっくり、びっくり。
高橋美香さんに教えていただいた、オリーブごはん(おむすび)は、以前ラバンデリアで美香さんのイベントをしたときに佐藤由美子さんが作られたのがはじまりだと、Twitterでかわもさんが教えてくださる。巡り巡って由美子さんのレシピに出会えるなんて。大切にしよう。

1月第4週

1/23
宮地さんと、気になっていた保険料の見直しへ。現状維持で問題なしとのことでひと安心。

1/24
実家行き。日中は陽射しもありさほど寒さを感じなかったので、母と買い物に出たが、スーパーマーケットで会計中に突風が吹き込んできて、外に出たら自転車がすべてなぎ倒されていた。突風が吹き荒れ不穏な空が広がり、いよいよこの世の終わりが来たかのよう。凍えそうになりながら母と帰宅。ほんとうに寒波だ。SNSでは、京都の猛吹雪の様子が投稿されていた。全国的降雪なので降らないだけ助かる。
宮地さんは午後から出張買取り。お客様のお宅で結束中に指先を切ってしまいなかなか血が止まらなかったそう。市場出品の準備もして深夜帰宅。

1/25
先週くらいからしもやけがひどく源一さんに。10年ぶりだった。塗り薬はべとつかないものにしてもらう。飲み薬は、ビタミンEと四物湯。
宮地さんの市場はボーだったそうでしょんぼりしていた。身体はった仕事だったので、、ちょっと気の毒。

1/26
宮地さんは、午前中買い取りに。
まかないに肉豆腐を作る。豚こま、人参、蓮根(先週の買い置き)、舞茸、えのき茸、ゆで筍。
『韓国演劇運動史』訳者の津川泉さんが韓国からのお客様を連れてご来店くださる。お目当てにしてくださっていた『中くらいの友だち』を在庫しておらず申し訳ないことをしてしまった。Twitterをご覧くださっていて、ニコニコ大感謝祭の25%引きは、すごいね、と言ってくださる。

1/27
午前中焙煎。ブラジル カフェ・ヴィーニョ・ロゼと、コロンビア ロサ・アンデスの2種。
今週は冷え込みが厳しくお客様がとても少ない。セール前の買い控えと思うことにする。。
先週取材の際にたまたまご来店くださったご近所さんが、話題になった香月泰男の連載のスクラップを見せてくださった。アトリエにはたくさんの自作人形が吊り下がっているという記事。素朴なお人形、若林奮の自分の子供に作った玩具を思い出した。
(いつもわからなくなる若林奮の「奮」の読みは「いさむ」。)
千駄木の頃、制服を着て通ってくれていた学生さんが、移転してから初めてご来店くださる。千駄木最後の頃にお父様と挨拶に来てくださったのではなかったかな。千駄木で買った植草甚一のスクラップブックが、いまの自分の核になっていると言ってくださり、泣きそうになった。美大に進学なさり、ますます本を買っていますと破顔。バラエティーブックを作る話などを伺う。うれしいなぁ♪

1/28
千駄木のころからのご夫婦がご来店くださった。昨年は病気にもなったんだよ、と仰っていたけど、言われなければいつもと変わらずお元気そう。小坂忠さんの最後のライブに行かれた話、閉店したシャルマンさんが代々受け継がれていることを教えてもらう。
秋田万歳の斎藤ぽんさん(にゃんとこさん)が門付しに来てくださる!初めての門付体験だ。喫茶で珈琲を待ちだった若いお二人連れにもお声がけして、一緒に御江戸万歳で今年一年の繁栄を予祝していただく。不忍池や辯財天も詞章に盛り込んでくださりうれしい。最高だ!この先もなにかお願いできるといいな。
先週から外に聳えていた『新潮世界文学』揃いが売れた。若い方の手に渡り宮地さんがうれしそう。自転車2台で出直してくださり荷台に積んでリュックにも詰めて持ち帰ってくださったそう。
お預かりしているフリーペーパー「うみかじ」発行人のうみさんが辺野古から。River Coffee & Galleryさん、タナカホンヤさんと巡って来てくださる。
ジャングルブックスの田波夫妻が来てくださる。奏平くんの、改め奏平さんの就職先が決まり、すでにアルバイトで通っていることを昨晩DMで教えていただいていた。毎日たのしく通っているそう。狭き門を突破してそういうところに入れてほんとによかった。うれしい。
ブラジルとコロンビアの選別、梱包。
自民党・大家敏志議員(福岡県選挙区)が参院本会議の代表質問で、産休・育休をとりやすくするため、この期間中のリスキリング支援を提案。これを受けた岸田首相が学び直しを後押しすると発言しTwitterのタイムラインは終日大炎上していた。育児を経験なさってきた方たちからしたら育児未経験者の意見だと映るし、未経験の自分からすると、赤ちゃんが生まれたあとの周りの友人たちの様子を思い出せばたとえ未経験でもそんな発想絶対に出てこないと思った。
人を人として見ない、またそれに意見する(止める)者もいない、ずばり自民党の本質を披露してくれたやりとりだったと思う。

1/29
静かめな日曜日。昨日が盛りだくさんだったので余計にそう感じるのかも。
パキラの元気がない。以前、なかなか葉が出てこないので、自宅に持ち帰りベランダに置いたら元気に葉を伸ばしてくれたので、再び店に持ってきたのだが。東大ジャングルからのエネルギーに萎縮してしまうのか。。
やはり以前置いていたハッカは、ミント系だから生命力あるはずなのに一度葉を落としたら元気なく、茎に触れたら容易に抜けてしまい、土を掘り返したら何か虫の幼虫が棲んでいたことがあった。何れにしても自然の力が圧倒的な立地だ。
夜近くなって、宮地さん同級生のFさんご来店。勤めているとそろそろ定年という年齢。この先のことなどの展望を聞く。いよいよ焙煎機を購入したとのことで、とても羨ましい。笑
ご近所さんがご来店。片岡さんの新刊はないのですか?と問われ、片岡さんの本はさすがに新刊書店でたくさん販売されるし、往来堂書店さんにも置かれると思うので、とお返事。
閉店後に、珈琲手引き、ニコニコ大感謝祭の掲示用のチラシなどをミニストップで印刷。